普通のローソク足は、価格がほとんど動かない時間でも、時間がたてば1本増えていきます。それに対して、時間を使わず、価格が決まった幅だけ動いたときにだけブロックを積み上げるのが練行足・レンコー足表示インジケーターです。
この記事では、レンコー足の考え方と、ブロックがどうやってできるのかを、初めての方にもわかるように順番に解説します。あわせて、練行足・レンコー足表示インジケーターをMT4・MT5のチャートに表示する「練行足・レンコー足表示インジケーター」を紹介します。MT4とMT5の両方に対応しています。こちらのインジケーターは完全に無料で提供しております。
この記事のポイント
- 練行足・レンコー足表示インジケーターは、時間を使わず、価格が決まった幅だけ動いたときにだけブロックを1つ積み上げる表示方法です。日本では練行足とも呼ばれています。
- 向きを変えるにはブロック2つ分の値幅が必要なので、小さな上下では色が変わりにくくなります。
- 「練行足・レンコー足表示インジケーター」は、チャートの下のウィンドウに上昇(青)と下降(赤)のブロックを表示し、メインチャートの色が変わったローソク足に矢印を出します。
- 初期設定では確定したローソク足の終値で判定するので、一度できたブロックや矢印が、あとから消えたり動いたりしません。
- MT4とMT5の両方に対応しています。メールアドレスを登録すると、配布ページから無料でダウンロードできます。
| 名称 | 練行足・レンコー足表示インジケーター(ファイル名:MT4版 MAM_Renko.ex4/MT5版 MAM_Renko.ex5) |
|---|---|
| 対応プラットフォーム | MT4(MetaTrader 4)・MT5(MetaTrader 5)のWindows版 |
| 料金 | 完全無料 |
| 表示するもの | 下のウィンドウにレンコー足のブロック、次のブロックができる価格の点線、ブロックの大きさと状態の表示。メインチャートに向きが変わったローソク足の矢印、ブロックの範囲の箱(初期設定はオフ) |
| 通知 | ポップアップ・音・メール・プッシュ通知(ブロックの向きが変わった時、新しいブロックができるたび) |
| 開発者 | Toshi(MoreAndMore Info) |
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レンコー足とは?
普通のローソク足は、1時間足なら1時間ごとに、1本ずつ作られていきます。価格がほとんど動かない時間でも、時間がたてば、ローソク足は1本増えます。
レンコー足は、時間を使いません。価格が決まった幅だけ動いたときにだけ、ブロックを1つ積み上げていきます。日本では、練行足(れんこうあし)とも呼ばれています。

具体的な数字で見てみましょう
たとえば、ブロックの大きさを10銭とします。ドル円が158円00銭から上がって、158円10銭に届くと、上昇のブロックが1つできます。158円20銭に届くと、もう1つ積まれます。
価格が158円15銭あたりで止まっている間は、何時間たっても、ブロックは増えません。

向きが変わるとき
上昇のブロックが続いたあと、下降のブロックができるには、ブロック2つ分の値幅が必要です。さきほどの例で、最後のブロックの上の端が158円20銭なら、そこから20銭下の158円00銭まで下がると、158円10銭から158円00銭までの、下降のブロックが1つできます。
このように、向きを変えるのに多めの値幅が必要になっているので、小さな上下では、色が変わりにくくなります。

レンコー足の一般的な見方
そのためレンコー足は、細かい値動きを取り除いて、流れを見やすくする方法、と考えられています。一般的には、上昇のブロックが続けば上昇の流れ、下降のブロックが続けば下降の流れ、という見方をします。そして、ブロックの色が変わったところを、流れが変わった目安として見ます。

どの価格でブロックを作るか
このインジケーターの初期設定では、ローソク足の終値で判定します。しかも、確定したローソク足だけを使います。まだ動いているローソク足は使わないので、一度できたブロックや矢印が、あとから消えたり、動いたりしません。

MT4とMT5の両方に対応
練行足・レンコー足表示インジケーターは、MT4版とMT5版の両方を配布しています。表示する内容とパラメーターは、MT4版とMT5版で同じです。

チャートの見方
下のウィンドウのブロック
レンコー足は、チャートの下の、別のウィンドウに表示されます。青い四角が上昇のブロック、赤い四角が下降のブロックです。

ブロックは、一番新しいものが右端に来るように、右から順番に並んでいます。表示するブロックの数は、初期設定で新しい方から300個です。縦の範囲は、今見えているブロックに合わせて、自動で調整されます。

横の位置に注意
下のウィンドウの横軸は、時間ではありません。ブロック1つを、ローソク足1本分の幅で、詰めて並べています。そのため、上のローソク足と、真下にあるブロックの時刻は一致しません。
左上の表示
ウィンドウの左上には、今の状態が文字で表示されます。
- ブロックの大きさ:初期設定では10pipsで、ドル円なら、かっこの中に0.100と出ます。pipsは、FXで値幅を数える単位で、ドル円では1pipsが1銭です。つまり、10pipsは10銭です。
- 最後のブロックの向きと連続数:同じ向きのブロックがいくつ続いているかが、「下降 1個連続」のように表示されます。
- 次のブロックができる価格:上と下の2つが表示されます。

次のブロックができる価格の点線
次のブロックができる2つの価格は、ウィンドウの中にも、灰色の点線で引かれています。上の点線に終値が届けば上昇のブロック、下の点線に届けば下降のブロックができます。今の向きと反対側の点線は、ブロック2つ分離れた位置にあります。

メインチャートの矢印
上のメインチャートでは、ブロックの色が変わったローソク足に、矢印が表示されます。下降から上昇に変わったときは、ローソク足の下に青の上向き矢印、上昇から下降に変わったときは、ローソク足の上に赤の下向き矢印です。矢印は、そのローソク足の終値で、向きが変わるブロックができたことを表します。

ブロックの範囲の箱(初期設定はオフ)
パラメーターでオンにすると、メインチャートのローソク足の後ろに、ブロックの範囲を箱で表示することもできます。上昇の箱は濃い青、下降の箱は濃い赤です。箱の中には、そのブロックができるまでにかかったローソク足の本数が、白い文字で表示されます。
通知の機能
通知は、ブロックの向きが、上昇か下降に変わったときに届きます。メッセージには、「レンコーが上昇に転換しました」のように表示されます。パラメーターでオンにすると、新しいブロックができるたびに、通知を受け取ることもできます。
通知の方法は、ポップアップ・音・メール・スマホへのプッシュ通知です。初期設定では、ポップアップと音がオンです。
練行足・レンコー足表示インジケーターの導入方法
MT4の場合
- 下記のダウンロード方法に沿って「Renko.zip」をダウンロードし、解凍します。
- MT4のメニューから「ファイル」→「データフォルダを開く」を選びます。
- 開いたフォルダの「MQL4」→「Indicators」に、「MAM_Renko.ex4」を入れます。
- MT4を再起動するか、ナビゲーターの「インディケータ」を右クリックして「更新」を押します。
- ナビゲーターの「インディケータ」から「MAM_Renko」をチャートにドラッグし、「OK」を押します。
MT5の場合
- 下記のダウンロード方法に沿って「Renko_MT5.zip」をダウンロードし、解凍します。
- MT5のメニューから「ファイル」→「データフォルダを開く」を選びます。
- 開いたフォルダの「MQL5」→「Indicators」に、「MAM_Renko.ex5」を入れます。
- MT5を再起動するか、ナビゲーターの中で右クリックして「更新」を押します。
- ナビゲーターから「MAM_Renko」をチャートにドラッグし、「OK」を押します。
パラメーターの説明
パラメーターは、すべて日本語で表示されます。

| 項目 | 初期設定 | 内容 |
|---|---|---|
| ブロックの大きさの単位 | pips | pips・ポイント・ATRの倍率から選べます。ポイントは価格の一番小さな単位のことで、ドル円なら0.1銭です。 |
| ブロックの大きさ | 10.0 | 単位がpipsまたはポイントのときの大きさです。 |
| ATRの期間・倍率 | 14・1.0 | 単位がATRのとき、14本の平均の値幅の1倍がブロックの大きさになります。ATRは、ローソク足1本の平均的な値幅のことです。ATRの値は、インジケーターを入れたときに計算して、その後は固定されます。 |
| 転換に必要なブロック数 | 2 | 3にすると、さらに向きが変わりにくくなります。 |
| 計算に使う価格 | 終値だけ | 始値・高値・安値・終値の4つを使うこともできます。そのときは、陽線なら安値から高値、陰線なら高値から安値の順に動いたと考えて計算します。 |
| 確定した足だけで計算する | true | falseにすると作りかけのローソク足も計算に入れます。今の値動きにすぐ反応しますが、ローソク足が確定するまでは、ブロックが変わることがあります。 |
| 計算を始める足(何本前から) | 5000 | 何本前のローソク足から計算を始めるかです。 |
| 描くブロックの数(新しい方から) | 300 | 下のウィンドウに並べるブロックの数です。 |
| 上昇・下降ブロックの色、次のブロックの線、左上の表示 | DodgerBlue・Tomato、表示する | 色・文字のサイズも変えられます。 |

| 項目 | 初期設定 | 内容 |
|---|---|---|
| 転換した足に矢印を表示する | true | 矢印の色(DodgerBlue・Tomato)と大きさ(2)も変えられます。 |
| ブロックの範囲を箱で表示する | false | trueにすると、ローソク足の後ろに箱を表示します。箱の色と、中のローソク足の本数の表示も設定できます。 |
| 上昇・下降に転換したら通知 | true | ブロックの向きが変わった時に通知します。 |
| 新しいブロックができるたびに通知 | false | trueにすると届きます。 |
| ポップアップ・音・メール・プッシュ通知 | true・true・false・false | メールとプッシュ通知は、MT4・MT5側の設定が必要です。 |
使うときの注意点
- レンコー足は、ブロックの大きさによって形が大きく変わります。小さくすると色がよく変わり、大きくすると色が変わりにくくなります。
- ブロックの大きさに対して値動きが小さい通貨ペアや時間足では、ブロックがほとんどできないことがあります。そのときは、左上に「まだブロックがありません」と表示されるので、大きさを小さくするか、計算する本数を増やしてください。
- 終値で判定するので、ヒゲだけ伸びた値動きは、ブロックに含まれません。
- 向きが変わるにはブロック2つ分の値動きが必要なので、矢印は、実際の高値や安値から遅れて出ることが多くなります。
- 色が変わったからといって、その方向に動き続けるとは限りません。
- チャートを開き直すと、計算を始めるローソク足がずれるため、古い部分のブロックが変わることがあります。
練行足・レンコー足表示インジケーターに関するよくある質問
Q. 本当に無料ですか?
はい、完全に無料です。メールアドレスをご登録いただくと、無料インジケーター配布ページからダウンロードできます。
Q. MT5でも使えますか?
はい。MT4版とMT5版の両方を配布しています。どちらもWindows版のMT4・MT5で使えます。スマホ版・タブレット版では使えません。
Q. 一度できたブロックや矢印が、あとから消えることはありますか?
初期設定では、確定したローソク足の終値だけで判定するので、あとから消えたり動いたりしません。ただし、チャートを開き直すと、計算を始めるローソク足がずれるため、古い部分のブロックが変わることがあります。
Q. 下のウィンドウのブロックと、上のローソク足の時刻が合いません。
下のウィンドウの横軸は時間ではありません。ブロック1つをローソク足1本分の幅で詰めて並べているので、真下にあるブロックとローソク足の時刻は一致しません。
Q. 「まだブロックがありません」と表示されます。
ブロックの大きさに対して値動きが小さいと、ブロックがほとんどできないことがあります。ブロックの大きさを小さくするか、計算を始める足の本数を増やしてください。
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まとめ
今回は、レンコー足の考え方と、練行足・レンコー足表示インジケーターをMT4・MT5に表示する無料の「練行足・レンコー足表示インジケーター」を紹介しました。
レンコー足は、時間を使わず、価格が決まった幅だけ動いたときにだけブロックを積み上げる表示方法です。「練行足・レンコー足表示インジケーター」を使えば、下のウィンドウにブロックが並び、次のブロックができる価格や、ブロックの色が変わったローソク足の矢印も確認できます。
レンコー足の見え方を、チャートで確かめながら学びたい方は、ぜひ活用してみてください。
※本インジケーターは売買の判断を補助するツールです。投資は自己責任で行ってください。利益を保証するものではありません。




