TradingViewは、クラウド上でそれぞれの金融商品のチャートを表示し、分析できるようにしたプラットフォームサービスです。FXの場合、ドル円(USDJPY)やユーロドル(EURUSD)などを追加してチャート分析ができます。単に、チャートを表示するだけでなく、インジケーターを追加することも可能です。
インジケーターはFXで利益を上げるために必要不可欠なツールです。また、TradingViewには数多くのインジケーターを無料で使うことができるため、トレード環境を整えたい人は、うまく活用されてみてはいかがでしょうか?
今回は、TradingViewの無料で使える最強インジケーターを22種類ご紹介します。
- TradingViewのインジケーターとは?
- TradingViewインジケーター最強人気ランキングTOP20
- TradingViewの無料最強インジケーターおすすめ22選
- MTF Moving Avarage Premium(12MA)
- 3ma
- 3maの使い方
- 3MA with Perfect Order Alert / 移動平均線パーフェクトオーダー
- MA Perfect Order Dashboard
- High Low Yesterday/Today/Last week/Last month
- Dow Theory Indicator for Free(DHI.F)
- Previous N Days/Weeks/Month High Low
- Bollinger Bands with Lagging Span(Chikou Span)
- MTF CCI with timeframe control function and signal/alert
- Central Bank Interest Rates
- ADX+DMI MTF byPeterO
- Relative Volatility Index (RVI)
- Average True Range (ATR)
- Technical Ratings on Chart
- Squeeze Momentum Indicator [LazyBear]
- MacD Custom Indicator – Multiple Time Frame (by ChrisMoody)
- CM_Williams_Vix_Fix (by ChrisMoody)
- WaveTrend Oscillator [WT] (by LazyBear)
- 平均足スムーズド シークレット
- 平均足色変わりアラート
- TradingView 平均足トリプルアラート
- TradingViewのインジケーター最強組み合わせ3選
- まとめ
TradingViewのインジケーターとは?
TradingViewのインジケーターとは、金融市場での価格動向や市場トレンドを分析するために設計されたツールをTradingView上で使用できるようにしたものです。インジケーターを使用しない場合、ロウソク足だけでその相場のトレンドを判断したり、今後の推移を予測したりしなければなりません。それは非常に困難であり、熟練したトレーダーでも難易度が高いです。
しかし、インジケーターを使用することで、誰でもわかるように視覚的に相場状況を表してくれるため、トレンドが可視化されます。また、将来の市場の動向を予測することもできるため、チャート分析において最強といえるのです。
もちろん、インジケーターはTradingViewのみで使われるものではありません。MT4などさまざまなプラットフォームで利用できますが、TradingViewにおいてもインジケーターが追加できる機能が搭載されており、さらに無料で公開されているため、トレーダーは好きなインジケーターを自由に使用することが可能です。
TradingViewのインジケーターを追加する手順!1から詳細に解説
はじめてTradingViewを使用する人は、どこからインジケーターを追加すればいいのかわからない方も多いと思います。そこで、具体的にTradingViewでインジケーターを追加する手順を解説します。ちなみに、まだTradingViewの会員登録をしていないという方は、下記のURLから会員登録を済ませておきましょう。
1.はじめに、ウォッチリストからチャートに表示したいシンボルを選択します。この記事では、ゴールド(XAUUSD)を選択しています。
2.チャートに表示したいシンボルを選択したら、『スーパーチャートで確認』というボタンをクリックします。
3.ブラウザがそのシンボルのチャート画面に遷移します。画面中央部の『インジケーター』をクリックしてください。
4.インジケーター、指標、ストラテジーというポップアップが表示されます。検索したいインジケーターがある場合は検索フォームから検索します。
5.また、TradingView標準のインジケーターは、メニューのテクニカルから追加することが可能です。
6.TradingViewでインジケーターを追加する手順の解説は以上です。
TradingViewインジケーター最強人気ランキングTOP20
TradingViewの最強かつ無料で使えるおすすめのインジケーターを紹介する前に、TradingViewではどのようなインジケーターが人気なのかについて知りたいという方も多いのではないでしょうか?
パッと人気のインジケーターがわかるように、いいね順にランキング形式でまとめさせていただきました。先ほど解説した手順でインジケーターを検索できる画面まで遷移し、下記で紹介したスクリプト名をコピーして検索すれば、そのまま入手できるようになっています。ざっくり人気のインジケーターが知りたいという方は参考にしてください。
順位 | インジケーター名 | いいねの数 |
1位 | Squeeze Momentum Indicator [LazyBear] | 86864 |
2位 | MacD Custom Indicator-Multiple Time Frame | 62559 |
3位 | CM_Williams_Vix_Fix Finds Market Bottoms | 51315 |
4位 | Indicator: WaveTrend Oscillator [WT] | 47265 |
5位 | SuperTrend | 41512 |
6位 | ADX and DI | 38839 |
7位 | Smart Money Concepts [LuxAlgo] | 36125 |
8位 | CM_Ultimate_MA_MTF_V2 | 33808 |
9位 | Bollinger + RSI, Double Strategy (by ChartArt) v1.1 | 32968 |
10位 | Ultimate Moving Average-Multi-TimeFrame-7 MA Types | 31546 |
11位 | TMA Overlay | 28240 |
12位 | Fibonacci Bollinger Bands | 27843 |
13位 | Swing high low support & resistance | 27680 |
14位 | Candlestick Patterns Identified (updated 3/11/15) | 25638 |
15位 | Madrid Moving Average Ribbon | 25153 |
16位 | CM Sling Shot System | 25114 |
17位 | LuxAlgo® – Signals & Overlays™ | 23464 |
18位 | CM_Price-Action-Bars-Price Patterns That Work! | 23210 |
19位 | CM_Pivot Points_M-W-D-4H-1H_Filtered | 22375 |
20位 | CM RSI-2 Strategy Lower Indicator | 21615 |
圧倒的に人気なのがSqueeze Momentum Indicator [LazyBear]です。いいねの数は86864となっており、多くのトレーダーが使用していることがわかります。しかし、上記のランキングはあくまでもコミュニティスクリプトのみです。TradingViewはコミュニティスクリプトのほかにも招待専用スクリプトや一部の人にしか公開されていないURLからお気に入り追加することができるインジケーターなどもあるので、このように種類はさまざまです。
TradingViewの無料最強インジケーターおすすめ22選
早速、TradingViewの無料で使えて最強の機能を持つインジケーターを22種類ご紹介します。名前や機能、どのようなトレードスタイルに向いているのかなどについてそれぞれのインジケーターで解説しますので、これからTradingViewのインジケーターを選ぶという方は参考にしてください。
MTF Moving Avarage Premium(12MA)
MTF Moving Avarage Premiumは、1つのインジケーターで12種類の移動平均線を表示させることができるインジケーターです。別名、12MAとも言われます。現在のチャートに20EMAや200EMAを表示させられるだけでなく、異なる時間軸の移動平均線も表示させることができます。例えば、下記の画像のように、4時間足チャートに日足や週足、月足の20EMAや200EMAを表示させることも可能です。
つまり、マルチタイムの移動平均線を確認することができるので、利便性を感じる人も多いのではないでしょうか?
また、TradingViewの無料プランを使用している場合、最大で表示させられるインジケーターは3つです。そのため、移動平均線を3つ表示させるだけで無料枠を使い切ってしまう場合も多いです。しかし、MTF Moving Avarage Premium(12MA)を使用すれば、無料プランで移動平均線を12個表示することができ、さらにマルチタイムの移動平均線も表示させることができるので、その点が大きなメリットになります。もっと詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
MTF Moving Avarage Premium(12MA)に関しても無料で入手することができるインジケーターです。下記からMoreAndMore InfoのLINE公式アカウントに登録すると、挨拶メッセージで瞬時に獲得することができます。具体的な手順は下記の通りです。
1.下記のURLからMoreAndMore Infoの公式LINEに登録します。
2.挨拶メッセージのURLにアクセスします。
3.TradingViewのMTF Moving Average Premium(12MA)のページにアクセスできます。
4.そのページの少し下へスクロールして『お気に入りインジケーターに追加』をクリックします。
5.ご自身のTradingViewのチャート画面に戻り、インジケーターをクリックします。
6.お気に入りタブを選択すると、MTF Moving Average Premium(12MA)が表示されますので、それをクリックすればインジケーターの導入は完了です。
MTF Moving Average Premium(12MA)の使い方
MTF Moving Average Premium(12MA)の使い方は、まず自分が表示させたいMAを表示させます。1から最大で12本まで表示させることができるため、表示させたいMAを設定から行います。詳しい使い方については、先ほどご紹介した下記のサイトを参照してください。
3ma
3maは、その名の通り移動平均線を1つのインジケーターで3本表示させることができるインジケーターです。
TradingViewはプランによって表示できるインジケーターの数が変化します。無料プランの場合は、最大で3つまでしかチャートにインジケーターを追加することができないため、標準の移動平均線をいくつも表示させるとすぐにインジケーターが3つ以上になってしまいます。
しかし、3maを使えば、ひとつのインジケーターで3つも移動平均線を表示させられるため、制限がかかりづらくなり、最強というわけです。
3maも無料でTradingViewから追加できます。
3maの使い方
3maの使い方は、3maを追加したあとに、設定アイコンをクリックします。
その後に、自分が使いたい期間を設定するだけです。
3MA with Perfect Order Alert / 移動平均線パーフェクトオーダー
3MA with Perfect Order Alertは、3本の移動平均線とパーフェクトオーダーを表示してくれるインジケーターです。1つのインジケーターで短期と中期、長期のインジケーターを表示させることができるため、TradingViewの無料プランの方でも制限にかかりづらいです。
ちなみに、パーフェクトオーダーは、短期・中期・長期の移動平均線が順番に並んでいる状態を意味します。例えば、上昇トレンドの場合、上から短期・中期・長期、下降トレンドの場合は上から長期・中期・短期の順番です。
3MA with Perfect Order Alertはパーフェクトオーダー発生時に矢印やアラートで知らせてくれるので、パーフェクトオーダーを重視するトレーダーにおすすめのインジケーターです。
下記の画像のように、TradingViewのインジケーター追加画面から『3MA with』と検索すると表示されます。無料で入手できるので、多くのトレーダーにおすすめです。
3MA with Perfect Order Alertの使い方
3MA with Perfect Order Alertの使い方は、はじめに普段のトレンドで使用する3つの移動平均線の期間を決めます。期間は、設定画面から変更することが可能です。ちなみに、短期はMA1: SHORT TERM MA、中期はMA2: MID TERM MA、長期はMA3: LONG TERM MAとなります。
その後は、パーフェクトオーダーのサインが表示されたり、アラートが鳴ったりしたら、エントリーを検討することになります。アラートは、インジケーターを選択した状態で右クリックし、下記の画像のアラートマークをクリックすれば、設定を行うことが可能です。
MA Perfect Order Dashboard
MA Perfect Order Dashboardは、EURUSD・USDJPY・GBPUSD、AUDUSDの4つの通貨ペアのパーフェクトオーダーをそれぞれの時間軸で教えてくれるダッシュボード型のインジケーターです。パーフェクトオーダーに関しては、3MA with Perfect Order Alertをご紹介したときにも説明したように、短期・中期・長期の移動平均線が上から順番に並んだときに上昇パーフェクトオーダー、長期・中期・短期の移動平均線が上から順番に並んだときが下降パーフェクトオーダーになります。
MA Perfect Order Dashboardは、ダッシュボード型のインジケーターで、一目で各通貨ペアのパーフェクトオーダー発生状況を簡単に確認することができます。特に、パーフェクトオーダーをひとつのトレード手法として取引を行うトレーダーにおすすめのインジケーターです。
MA Perfect Order Dashboardは、インジケーターの追加画面から無料で入手できます。
MA Perfect Order Dashboardの使い方
MA Perfect Order Dashboardは、ダッシュボードを見てパーフェクトオーダーの発生状況を確認します。標準設定では、上昇パーフェクトオーダーが発生している場合、ダッシュボードのセルが緑色に変化し、下降パーフェクトオーダーが発生しているときは赤色に変化します。
High Low Yesterday/Today/Last week/Last month
High Low Yesterday/Today/Last week/Last monthは、前日・先週・先月の高値、安値を表示してくれるインジケーターです。FXトレードにおいて、前日・先週・先月の高値、安値は意識されるポイントになります。通常、これらの高値・安値を確認するためには、日足・週足・月足を確認しなければなりません。また、トレードに夢中になっているとこれらのポイントを忘れてしまう可能性も高くなります。しかし、High Low Yesterday/Today/Last week/Last monthを入れることで、TradingViewのチャートに前日・先週・先月の高値、安値を表示してくれるため、意識しなければならないポイントをしっかりと確認することができます。
High Low Yesterday/Today/Last week/Last monthは、TradingViewのインジケーター追加の画面から検索して無料で追加できます。
High Low Yesterday/Today/Last week/Last monthの使い方
使い方は非常に簡単で、色分けされた線で日足・週足・月足の高値・安値を確認します。
標準の設定では、前日の高値が緑、安値が赤というようにそれぞれで色分けがされています。
そのため、それぞれの安値・高値を表示された色で確認するという使い方が一般的です。
Dow Theory Indicator for Free(DHI.F)
Dow Theory Indicator for Free(DHI.F)は、その名の通りダウ理論に基づいたトレンドを識別されるためのインジケーターです。簡単に言えば、高値・安値の価格ラベルを表示し、直近の2個の高値・安値に水平線を表示するインジケーターになります。DHI.Fは自動で水平線を描画するため、そこにメリットを感じるトレーダーも多く、非常に人気です。
DHI.Fは、無料で利用できるTradingViewのインジケーターです。
Dow Theory Indicator for Free(DHI.F)の使い方
DHI.Fの使い方は非常にシンプルで、直近の高値と安値の価格と位置をラベル表示や水平線で確認するだけです。後述するインジケーターの中には、ここを抜けたらロングなど詳しい使い方を解説しているものもありますが、DHI.Fはチャートに表示するためだけのインジケーターになるため、細かな使い方はありません。
Previous N Days/Weeks/Month High Low
Previous N Days/Weeks/Month High Lowは、過去一定期間の高値・安値を表示するインジケーターです。過去5日間、3週間、2ヶ月というように、指定した特定の期間内の高値・安値を表示します。このインジケーターを使えば、1ヶ月や四半期など、節目で意識される高値・安値を表示することができるため、非常に便利です。
ほかのインジケーターと同様に、Previous N Days/Weeks/Month High Lowは完全無料で入手することができるインジケーターです。
Previous N Days/Weeks/Month High Lowの使い方
Previous N Days/Weeks/Month High Lowの主な使い方は、高値・安値を把握したい特定の期間を設定して、表示させます。期間は、設定画面から自由に変更することが可能です。
どのような期間を設定していいのかわからないという方は、世界中のトレーダーが意識する期間を設定するのがおすすめです。例えば、20日間、四半期、半期という期間は意識されやすいので、特にこだわりがないという方は、この3つの期間を設定してみてはいかがでしょうか?
Bollinger Bands with Lagging Span(Chikou Span)
Bollinger Bands with Lagging Spanは、ボリンジャーバンドと一目均衡表の遅行スパンを同時に表示することができるインジケーターです。一般的に、遅行スパンとボリンジャーバンドを組み合わせれば、相場が動き出すタイミングを捉えられるようになるため、スキャルピングでも大きな値幅を取りやすくなるなどのメリットがあります。1つのインジケーターで複数のボリンジャーバンドを表示させられるだけでなく、一目均衡表の遅行スパンも表示させ、さらに上昇示唆・下降示唆も教えてくれるため、非常に便利おすすめのインジケーターです。
Bollinger Bands with Lagging Spanに関しても無料で入手することができます。
Bollinger Bands with Lagging Span(Chikou Span)の使い方
下記の画像のように、グレーの線の部分がお馴染みのボリンジャーバンドの線です。
また、オレンジの線が一目均衡表の遅行スパンです。
三角のサインは上昇示唆・下降示唆を意味します。緑の三角は遅行スパンがプラス2σをクロスしたときに表示されます。一方、赤の三角は遅行スパンがマイナス2σをクロスしたときに出現します。
MTF CCI with timeframe control function and signal/alert
Multi-Function CCIは、マルチタイムフレームでCCIを表示してくれるおすすめのインジケーターです。CCI(Commodity Channel Index)は、オシレーター系のインジケーターで、買われ過ぎや売られ過ぎを判断するために使われます。FXで買われ過ぎ・売られ過ぎを判断する際、日本ではRSIなどが広く使われるため、CCIと聞いても馴染みがない方も多いかもしれません。しかし、CCIは海外で非常に人気のインジケーターで、世界中のトレーダーがチェックしているテクニカル指標であるといえます。
そして、Multi-Function CCIは、CCIをマルチタイムフレームで表示できるようにしたTradingViewおすすめのインジケーターであり、下記のように誰でも無料で入手することができます。
MTF CCI with timeframe control function and signal/alertの使い方
Multi-Function CCIでは、上位足のCCIが薄いラインで表示されています。
また、現在の足は濃いラインで表示されます。
ダイバージェンスが発生したとき、緑もしくは赤のラインが表示されます。
また、買われ過ぎ・売られ過ぎの一定の条件を満たした場合、エントリーサインを表示してくれるインジケーターです。
ちなみに、サインだけでなく、アラートも利用できるので、副業でFXを行っており、ずっとチャートを見ることができないという方にもおすすめのインジケーターです。
Multi-Function CCIの主な使い方は、相場の一旦の反発を狙うときのエントリータイミングを測る際に使います。一般的に、上位足が買われ過ぎ・売られ過ぎとなっており、現在の足も買われ過ぎ・売られ過ぎの水準にあるときに、一旦の反発を狙います。Multi-Function CCIは、茶色い四角の部分がバンドです。
通常のオシレーター系インジケーターと同様に、バンドの上限を上抜けたら売られ過ぎ、下限を抜けたら売られ過ぎです。
そして、上位足のCCIがバンドの上限を超えていて、現在の足のCCIのバンドも上限を超えている場合、ショートエントリーをして一旦の反発を狙います。逆に、上位足のCCIがバンドの下限を超えており、現在の足のCCIも下限を超えているときはロングエントリーをして一旦の上昇を狙います。買われ過ぎ、売られ過ぎになると相場は一旦の調整が入るという習性を持つため、それを利用して利益を取る手法になります。
Central Bank Interest Rates
Central Bank Interest Ratesは、中央銀行の政策金利を表示してくれるインジケーターです。近年、物価高を背景に中央銀行の利上げが相次いでいます。もっとも注目されるのがアメリカの中央銀行であるFRBが利上げを行うときです。利上げを行うとその通貨が買われる傾向にあり、FXにおいても非常に重要な指標です。もちろん、アメリカだけでなく、すべての国の政策金利発表は注目されており、大きな変動を期待することができます。
Central Bank Interest Ratesを使えば、それぞれの国の中央銀行の政策金利を過去にさかのぼって一覧表示することができるため、チャートと照らし合わせて確認することで、政策金利によってどのように相場が推移してきたのかを知ることができます。特に、ファンダメンタルズとテクニカルの両面で分析を行いたいという方におすすめのインジケーターです。
Central Bank Interest Ratesは、無料で入手することができるインジケーターになるため、誰でも簡単に追加できます。
Central Bank Interest Ratesの使い方
Central Bank Interest Ratesは、過去にさかのぼって政策金利の変化が起こるとどのようにチャートが推移するのかを分析することができます。また、現在の各国の中央銀行の政策金利を素早く確認したいときにもおすすめのインジケーターです。
Central Bank Interest Ratesは表示したい国の政策金利を取捨選択です。下記のように、チェックボックスを外すとその国の政策金利の推移は表示されなくなるため、自身がトレードする通貨のみを表示させることも可能です。
ADX+DMI MTF byPeterO
ADX+DMI MTF byPeterOは、上位足のタイムフレームのADXを使用し、トレンド方向を特定することができるインジケーターです。DMIはRSIを開発したことで知られるJ.W.ワイルダー氏によって開発された非常に有名なインジケーターになります。
+DIと-DI、ADXという3本のラインを使用し、相場の強弱を分析します。基本的にADX+DMI MTF byPeterOを本来のDMIと使い方は似ていますが、上位足のタイムフレームであるという点が大きな違いです。特徴は、上位足のトレンドの終わりを遅延なく示すことができるという点です。TradingViewから無料で入手することができます。
ADX+DMI MTF byPeterOの使い方
ADX+DMI MTF byPeterOは、+DIが-DIよりも高いときに、その相場は上昇トレンドであると判断します。
逆に、-DIが+DIよりも高いときは、下降トレンドであると判断します。
ADXはトレンドの強弱を表し、一般的に25を上回るとトレンドが強い、逆にそれよりも低い場合はトレンドが弱いと判断できます。
Relative Volatility Index (RVI)
Relative Volatility Indexは、市場のボラティリティを測定し、トレンド転換を見極めるために使われる最強インジケーターです。よくRVIと略されて表現されます。日本語では、相対的変動率指数をいわれ、相場における変動率を表すインジケーターです。
Relative Volatility IndexのTradingViewのテクニカルから無料で利用することができます。
Relative Volatility Indexの使い方
Relative Volatility Indexは、RVIの主線が50以上で、なおかつシグナル線を上回っている場合、その相場は上昇トレンドであると判断できます。
一方、主線が50以下でシグナル線を下回っている場合、その相場は下降トレンドであると判断されます。
このように、RVIを使えば、その相場のトレンド傾向を掴むことができます。
Average True Range (ATR)
Average True Range (ATR)は、その通貨ペアのボラティリティを測定するために使われるインジケーターです。一般的に、ATRの値が大きい場合、その市場のボラティリティは高く、逆に低い場合は価格の推移が安定しているといえます。
Average True Range (ATR)はTradingView標準のインジケーターです。そのため、テクニカルからチャートに無料で追加することができます。
Average True Range (ATR)の使い方
Average True Range (ATR)の使い方は、リスクリワードを判断する際やSL(損切り)やTP(利確)を決めるときに使われることが多いです。
また、レンジ相場ではATRの上限でショートエントリー、下限でロングエントリーをすると期待値が高くなることがあります。
Technical Ratings on Chart
Technical Ratings on Chartは、複数のインジケーターを使用して売り買いを判断し、総合評価から買いシグナルや売りシグナルを表示するインジケーターです。あらゆるインジケーターを集結させて売り買いを判断させて、その結果を出力してくれるので、いわば最強のサインツールともいえます。
Technical Ratings on ChartはTradingView内蔵のインジケーターになるため、無料でテクニカルからチャートに追加することが可能です。
Technical Ratings on Chartの使い方
Technical Ratings on Chartの使い方は非常にシンプルで、チャート上に上矢印のlongサインが表示されたらそこでエントリーし、直近安値のsl/tpに損切りを入れます。その後の、sl/tpで決済するという流れです。
ショートの場合も同じ手順です。
Squeeze Momentum Indicator [LazyBear]
Squeeze Momentum Indicator [LazyBear]は、LazyBear氏が開発した非常に人気の無料インジケーターです。価格変動の周期的な圧縮と解放を表示し、市場が活発になる予兆を計測し表示してくれます。標準のインジケーターにも搭載されているBollinger BandsとKeltner Channelのバンド幅を比較して算出しています。
Squeeze Momentum Indicatorは公開スクリプトとなっており、TradingViewから無料でチャートに追加できるインジケーターです。
Squeeze Momentum Indicatorの使い方
Squeeze Momentum Indicatorは、矢印が黒からグレーに変化するときの解放のタイミングでエントリーを検討します。
また、インジケーターの色が赤から緑に変わるとき、緑から赤に変わるときに反対売買を検討します。ダイバージェンスがみられるときには、エントリーや決済のタイミングを検討するのがおすすめです。
MacD Custom Indicator – Multiple Time Frame (by ChrisMoody)
MacD Custom Indicator – Multiple Time Frameは、TradingViewの公開スクリプトで提供されている無料インジケーターです。マルチタイムフレームでMACDを表示させることができるため、複数の時間軸のMACDを把握した上で売買を行うことができます。
MacD Custom Indicator – Multiple Time Frameは短期、長期、シグナル期間の3つの期間を指定できます。
ほかのインジケーターと同様に無料で利用でき、公開スクリプトからチャートに適用できます。
MacD Custom Indicator – Multiple Time Frameの使い方
MacD Custom Indicator – Multiple Time Frameは、シグナルラインに買いシグナルや売りシグナルが表示されます。標準では緑が買いシグナル、赤が売りシグナルです。
このように、売買シグナルが表示されることで、初心者でも簡単に使いこなすことができます。
CM_Williams_Vix_Fix (by ChrisMoody)
CM_Williams_Vix_Fixは、ボラティリティ指数の代用として設計されたインジケーターです。買われ過ぎなのか、それとも売られ過ぎなのかを可視化することができるため、恐怖レベルや市場の底を見つけ出す際に活用されます。特に、FXにおいては市場の底を見つけるために使われることが多いです。
CM_Williams_Vix_Fixは、公開スクリプトとなっており、無料でチャートに追加することができます。
CM_Williams_Vix_Fixの使い方
CM_Williams_Vix_Fixは、緑色のラインが出現するとトレンド転換する可能性が高くなります。その部分で逆張りエントリーをすると機能しやすいです。
しかし、ボラティリティが少ないときでも緑色のラインは出現するため、その点には注意する必要があります。
WaveTrend Oscillator [WT] (by LazyBear)
WaveTrend Oscillator [WT]は、買われ過ぎ、売られ過ぎを表すインジケーターです。買われ過ぎの部分で売りサイン、売られ過ぎの部分で買いサインが表示される仕様となっています。WaveTrend Oscillator [WT]は米国でも人気があり、多くの人に利用されているTradingViewのインジケーターです。
WaveTrend Oscillator [WT]は無料の公開スクリプトとなっており、誰でもチャートに追加することができます。
WaveTrend Oscillator [WT]の使い方
WaveTrend Oscillator [WT]の使い方は非常にシンプルで、『Sell』が表示されたときに、ショートエントリー、『Buy』が表示されたときにロングエントリーするという使い方になります。
細かな分析が必要なく、初心者でも使いやすい最強のインジケーターです。
平均足スムーズド シークレット
平均足スムーズド シークレットは、MoreAndMore Infoが提供しているTradingViewの平均足スムーズドです。招待専用スクリプトになるため、使用するためには権限を付与してもらう必要があります。
平均足スムーズドは、標準の平均足をさらに滑らかにして、だましをなくした平均足のことです。アメリカでも非常に人気で最強のインジケーターとして知られており、スキャルピングからスイングまでトレードスタイルに関係なく使用できます。
平均足スムーズドシークレットの具体的な入手方法は、下記の記事から確認することが可能です。
権限付与完了後に、無料で招待専用スクリプトから追加することができます。
平均足スムーズド シークレットの使い方
平均足スムーズド シークレットは、主に売買タイミングで使います。平均足の色変わりでエントリーしたり、平均足と中期・長期が揃ったタイミングでエントリーしたりします。
平均足の詳しい手法や使い方に関しては、下記のページを参照してください。
https://moreandmore.jp/fx/fx-heikinashi-how-to-use/
平均足色変わりアラート
TradingView平均足色変わりアラートは、MoreAndMore Infoが提供するインジケーターです。平均足の色変わりが発生したタイミングでアラートを鳴らしてくれる最強のインジケーターとなっています。色変わりを自分の目で確認する必要がなく、一度アラート設定を行えば、アラートを解除するまで永遠に色変わりを教えてくれます。もちろん、スマホにも通知が来るので、お仕事中などでも色変わりを逃してしまうことがありません。
TradingView平均足色変わりアラートは、下記から入手することができます。
権限付与後に、招待専用スクリプトから追加することができます。
TradingView平均足色変わりアラートの使い方
TradingView平均足色変わりアラートは、色変わりを教えて欲しい通貨ペアを表示させた上で、平均足色変わりアラートインジケーターからアラートをセットするだけです。
アラートをセットすれば、永遠に平均足の色変わりを教えてくれます。詳しいアラートの設定方法に関しては、権限付与後に入手できるPDFを確認するようにしましょう。
TradingView 平均足トリプルアラート
TradingView 平均足トリプルアラートは、平均足と平均足の中期・長期の色が揃ったタイミングでアラートを鳴らしてくれるTradingView専用のインジケーターです。チャート上では、色変わりアラートと同様に、シグナルサインも出るようになっており、エントリーサインが非常にわかりやすくなります。
平均足と平均足の中期・長期が揃ったタイミングでエントリーすれば、上位足に逆らわないエントリーを行うことができます。また、アラート機能があることで、ずっとチャートを見ていない方でも平均足と平均足の中期・長期が揃ったタイミングだけチャートを開けばいいため、非常にトレードがしやすくなります。
平均足トリプルアラートは、下記から入手することが可能です。
権限付与後に、招待専用スクリプトから追加することが可能です。
TradingView 平均足トリプルアラートの使い方
TradingView 平均足トリプルアラートは、色変わりアラートと同様に、アラートをセットするだけです。
詳細は、権限付与後に入手することができるPDFファイルで確認するようにしましょう。
TradingViewのインジケーター最強組み合わせ3選
一般的に、インジケーターは複数組み合わせて使うのが一般的です。相性の良いインジケーターをうまく組み合わせることで、売買シグナルが表示されていてもエントリーを見送ることができるようになります。これにより、結果的に勝率が高くなるので非常におすすめです。
しかし、インジケーターの組み合わせはそれぞれのトレーダーによって異なります。そのため、最強の組み合わせを簡単に3つだけご紹介します。
スキャルならこれ!3ma+平均足スムーズド+ボリンジャーバンド
スキャルピングは1日に何回もエントリーして利益を出していくトレードスタイルです。そのため、インジケーターから期待値の高いエントリータイミングを作り出し、勝率が高いところを絞ってエントリーしていくことが求められます。
平均足スムーズドとボリンジャーバンド、3maを組み合わせることでエントリーできる機会を生み出し、エントリー回数を上げていくことが可能です。
最強インジケーターしか使わない!Squeeze Momentum Indicatorを使い倒す組み合わせ
TradingViewの最強インジケーターは、Squeeze Momentum Indicatorが有名ですが、これとRelative Volatility Index (RVI)を組み合わせることで最強のタッグとなる可能性が高いです。Relative Volatility Index (RVI)と組み合わせることで、市場の勢いとボラティリティを両方把握することができるため、エントリーと決済の精度が大幅に向上します。
オシレーターで精度の高い売買ができる最強の組み合わせ
オシレーター系のインジケーターで売買精度を上げたいなら、下記のインジケーターの組み合わせがおすすめです。
- MacD Custom Indicator – Multiple Time Frame
- RSI
その理由は、MacD Custom Indicator – Multiple Time Frameが強い買いシグナルのときに、RSIを見れば、買われ過ぎかどうかを判別することができます。もし、RSIが買われ過ぎの場合は、MacD Custom Indicator – Multiple Time Frameが強い買いシグナルを出していてもエントリーを見送ることができるからです。
特に、オシレーター系のインジケーターを使いこなしたいという方におすすめです。
まとめ
今回は、TradingViewの無料で使える最強のおすすめインジケーターをご紹介しました。TradingViewは無料で数多くのインジケーターが公開されており、それを使いこなすことでエントリーや決済の精度を大幅に上げることができます。ぜひ興味がある方は、今回ご紹介したインジケーターをうまく組み合わせて早速活用してみてはいかがでしょうか?