MT4の過去のチャートで手法を検証するとき、どこで買ってどこで決済したかを毎回記録して、成績を計算するのは手間がかかりますよね。
紙やExcelに記録していくと、エントリーの価格や決済の価格を読み取るだけでも時間がかかり、勝率や合計の損益を出すのにも計算が必要です。
そこで、MT4の過去のチャートで売買の練習ができ、成績を自動で計算するインジケーター「トレード練習太郎」を開発しました。こちらのインジケーターは完全に無料で提供しております。
この記事のポイント
- トレード練習太郎は、コマ送りの今の位置の価格で、買い・売り・決済の練習ができる無料インジケーターです。
- ローソク足を1本ずつコマ送りする「チャート検証くん」と一緒に使います。
- Bキーで買い、Sキーで売り、Cキーで全決済。損切り・利確ラインに価格が届くと自動で決済されます。
- 勝率・合計ピップス・プロフィットファクター・最大連敗・最大ドローダウンなどを自動で計算し、CSVにも保存できます。
- メールアドレスを登録すると、配布ページから無料でダウンロードできます。
| 名称 | トレード練習太郎(ファイル名:MAM_RewindTrade.ex4) |
|---|---|
| 対応プラットフォーム | MT4(MetaTrader 4)Windows版 |
| 料金 | 完全無料 |
| 一緒に使うインジケーター | チャート検証くん(MAM_RewindChart.ex4)※別のファイルで配布しています |
| 主な操作 | Bキーで買い/Sキーで売り/Cキーで全決済/Jキーでパネルの表示切替 |
| 開発者 | Toshi(MoreAndMore Info) |
トレード練習太郎とは?
トレード練習太郎とは、過去のチャートをコマ送りしながら、その時点の価格で売買の練習ができるインジケーターです。
このインジケーターは、ローソク足を1本ずつコマ送りできるインジケーター「チャート検証くん」と一緒に使います。チャート検証くんで縦線(今の位置)を進めながら、その位置の価格で買い・売り・決済ができます。
チャートにこのインジケーターを適用させると、チャートの右上に操作パネルが表示されます。

トレード練習太郎の主な機能
① キーやボタンで売買
Bキーで買い、Sキーで売り。パネルのボタンでも注文できます。
② 含み損益を表示
エントリーした位置に矢印と含み損益(ピップス)を表示します。
③ 損切り・利確ライン
ラインに価格が届くと自動で決済されます。
④ 成績を自動計算
勝率・合計ピップス・PF・最大連敗・最大ドローダウンなどを表示します。
⑤ CSVに保存
決済したトレードの一覧をCSVファイルに保存できます。
⑥ 記録の削除
削除モードで、消したいトレードを選んで削除できます。
BキーとSキーで買い・売りの注文
キーボードのBキーを押すと買い、Sキーを押すと売りの注文が入ります。パネルの「買い」ボタンと「売り」ボタンでも注文できます。
エントリーした位置には矢印が表示され、その横に含み損益がピップスで表示されます。ローソク足を進めると、含み損益も動いていきます。

パネルには、今の日時と価格、保有中のポジションの件数と含み損益(ピップスと金額)、保有中のポジションの一覧が表示されます。

ロット数は、パネルの「ロット」の入力欄で変更できます(初期設定は0.10)。
全決済と1つずつの決済
キーボードのCキーか「全決済」ボタンを押すと、保有中のポジションをまとめて決済します。
1つずつ決済するときは、パネルの一覧にあるポジションの「決済」ボタンを押します。一覧には5件まで表示され、それより多い場合は全決済でまとめて決済できます。
損切り・利確ラインで自動決済
損切りと利確の幅を、パラメーター設定でピップス単位で入れておくと、エントリーと同時に損切りラインと利確ラインが引かれます。

ラインはダブルクリックで選んで、ドラッグで動かせます。コマ送りで価格がラインに届くと、自動で決済されます。初期設定では損切り・利確の幅は0で、ラインは引かれません。
成績を自動で計算
パネルの下には、決済したトレードの成績が表示されます。

表示される成績は、次のとおりです。
- 取引回数・勝ち数・負け数・勝率
- 合計ピップス(口座の通貨での金額も表示)
- 平均利益・平均損失
- プロフィットファクター(PF)・最大連敗・最大ドローダウン(ピップス)
成績は、コマ送りの今の位置までに決済したトレードで計算します。そのため、コマ送りを戻すと、成績もその時点の内容に戻ります。
CSVボタンでトレードの一覧を保存
パネルの「CSV」ボタンを押すと、決済したトレードの一覧をCSVファイルに保存できます。保存した場所とファイル名は、パネルに表示されます。

CSVファイルには、番号・売買・ロット・エントリー日時と価格・決済日時と価格・損益(ピップスと金額)・決済理由(手動・損切り・利確)が記録されます。Excelで開いても文字化けしない形式で保存されます。
削除モードで記録を消す
記録を消したいときは、パネルの「削除モード」ボタンを押してから、消したいトレードの矢印か線をクリックします。

削除モード中は「全削除」ボタンも表示されます。「全削除」ボタンを2回続けて押すと、すべてのトレードの記録を消します。
Jキーでパネルの表示・非表示
パネルの表示と非表示は、キーボードのJキーか、パネル左上の「トレード ON」ボタンで切り替えられます。
チャート検証くんと一緒に使う
トレード練習太郎は、チャート検証くんと一緒に使うインジケーターです。トレード練習太郎だけをチャートに入れても売買はできず、パネルに「チャート検証くんが入っていません」と表示されます。
チャート検証くんは、ローソク足を1本ずつコマ送りできるインジケーターです。縦線より右側のローソク足を隠し、矢印キーやボタン、自動再生でローソク足を進められます。
チャート検証くんは、別のファイル(RewindChart.zip)として、同じ無料インジケーター配布ページからダウンロードできます。トレード練習太郎(RewindTrade.zip)と合わせてダウンロードしてください。
トレード練習太郎の導入方法
トレード練習太郎は、次の手順でMT4に導入できます。
- 下記のダウンロード方法に沿って「RewindTrade.zip」と「RewindChart.zip」をダウンロードし、解凍します。
- MT4のメニューから「ファイル」→「データフォルダを開く」を選びます。
- 開いたフォルダの「MQL4」→「Indicators」に、「MAM_RewindTrade.ex4」と「MAM_RewindChart.ex4」を入れます。
- MT4を再起動するか、ナビゲーターの「インディケータ」を右クリックして「更新」を押します。
- ナビゲーターの「インディケータ」から、先に「MAM_RewindChart」、次に「MAM_RewindTrade」を同じチャートにドラッグし、それぞれ「OK」を押します。
チャートの右上にパネルが表示され、今の日時と価格が表示されれば導入完了です。
パラメーターの説明
トレード練習太郎のパラメーターは、すべて日本語で表示されます。主な項目は次のとおりです。

| 項目 | 初期設定 | 内容 |
|---|---|---|
| ロット数の初期値 | 0.10 | パネルの入力欄でも変更できます。 |
| スプレッド | 0.2(pips) | 買いのエントリーと売りの決済の価格に上乗せします。 |
| 損切りの初期幅 | 0(pips) | 0なら損切りラインを引きません。 |
| 利確の初期幅 | 0(pips) | 0なら利確ラインを引きません。 |
| 買い・売り・損切りライン・利確ラインの色 | DodgerBlue・Red・Orange・LimeGreen | チャート上の矢印や線の色です。 |
| 決済済みトレードの矢印と線を表示 | true | falseにすると、決済したトレードの矢印と線を表示しません。 |
| パネルの位置 | 右上 | 四隅から選べます。背景色や文字の色・サイズも変更できます。 |
| 買い・売り・全決済のキー | B・S・C | 英字1文字で変更できます。空欄にするとキーを使いません。 |
| 表示/非表示を切り替えるキー | J | 英字1文字で好きなキーに変更できます。 |
トレード練習太郎に関するよくある質問
Q. トレード練習太郎は本当に無料ですか?
はい、完全に無料です。メールアドレスをご登録いただくと、無料インジケーター配布ページからダウンロードできます。
Q. MT5やスマホ版のMT4でも使えますか?
現在はWindows版のMT4専用です。MT5、スマホ版・タブレット版のMT4では使えません。
Q. 実際の口座で注文が入ることはありますか?
ありません。トレード練習太郎の売買は練習用の記録で、実際の口座に注文を出すことはありません。
Q. 「チャート検証くんが入っていません」と表示されます。
トレード練習太郎は、チャート検証くんと一緒に使います。同じチャートにチャート検証くん(MAM_RewindChart)を入れてください。
Q. 「今の価格が取れません」と表示されます。
コマ送りの今の位置の価格は、1分足の履歴から取得しています。1分足のチャートを開いて、検証したい日時までの履歴を読み込んでからお試しください。
Q. MT4を再起動すると記録は消えますか?
消えません。トレードの記録は、データフォルダの「MQL4」→「Files」→「MAM_RewindTrade」に通貨ペアごとに保存され、MT4を再起動しても残ります。CSVファイルも同じフォルダに保存されます。
トレード練習太郎の無料ダウンロードはこちら
まとめ
今回は、MT4の過去のチャートで売買の練習ができる無料インジケーター「トレード練習太郎」を紹介しました。
トレード練習太郎をチャート検証くんと一緒に使えば、ローソク足をコマ送りしながら、その時点の価格で買い・売り・決済ができます。損切り・利確ラインでの自動決済や、勝率・合計ピップス・プロフィットファクターなどの成績の自動計算、CSVへの保存にも対応しています。
過去検証の記録や成績の計算の手間を減らしたい方は、ぜひトレード練習太郎を活用してみてください。
※本インジケーターは売買の判断を補助するツールです。投資は自己責任で行ってください。利益を保証するものではありません。




