FXは、通常の通貨ペアだけでなく、シルバー(XAGUSD)の取引も可能です。シルバーは皆さんが想像されるように貴金属を意味します。それを米ドルで売ったり、買ったりしてトレードすることができる銘柄です。
シルバー(XAGUSD)の取引を検討している人の中には、改めて概要や特徴を把握しておきたいという方も少なくないでしょう。また、シルバー(XAGUSD)の取扱いは海外FX口座が多く、安全なFX口座で取引したいと思われている方もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、シルバー(XAGUSD)の概要や特徴、シルバーを取り扱う安全な日本のFX口座を5つご紹介しますので、興味のある方は、ぜひ口座開設をご検討ください。
シルバー(XAGUSD)とは?
シルバー(XAGUSD)は、銀を米ドルで売り買いできるようにした銘柄です。チャートなどでは、XAGUSDや銀/米ドルと表記されます。これからの説明では、シルバー(XAGUSD)をシルバーで統一して説明させていただきます。
FXは通常、国と国の通貨を取引する投資です。しかし、実はシルバーやゴールドなど金や貴金属を通貨ペアのように取引することもできます。
シルバーでロングエントリーする場合、銀を買ってドルを売る、ショートするときは銀を売ってドルを買うことになります。
シルバーは、基本的に海外のFX口座が中心となって扱っていまいました。しかし、現在は日本のFX口座でも取り扱うところが増えてきているため、気軽にトレードすることができるようになっています。
シルバー(XAGUSD)の1pipsはいくら?
シルバーは1pips、0.01ドルです。例えば、1ロットでロングエントリーして1pips上昇した場合の含み益は50ドルになります。
シルバー(XAGUSD)をエントリーするために必要な証拠金
日本のFX口座の場合、CFD取引のレバレッジは20倍になります。また、最低ロット数は10単位(トロイオンス)です。そのため、レートによっても異なりますが、最低必要証拠金は約1,100円からとなります。
シルバー(XAGUSD)だから味わえる5つの特徴
シルバーは、通常の通貨ペアとは違う大きな特徴があります。特徴を大まかにわけて5つご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
ボラティリティが激しく、大きく稼ぐことができる
1つ目の特徴は、ボラティリティが非常に激しいという点です。
例えば、シルバーは一週間で500pips~800pips動くことも珍しくありません。また、一時間足チャートでも50pips以上のボラティリティがあります。ポンドに近いボラティリティと考えるとわかりやすいのではないでしょうか?
ボラティリティが激しいということは、その分大きく稼ぐことができることを意味します。そのため、一撃で高額の利益を獲得したい人におすすめです。
しかし、当然一歩間違えれば大きな損失になってしまうため、リスクを考えた上で取引するようにしましょう。
メキシコやペルー情勢に左右される
2つ目の特徴は、メキシコやペルーの情勢に影響を受けることです。
シルバーの産出国として有名なのがメキシコとペルーです。そのため、これらの国の情勢に左右される金融商品です。
例えば、メキシコは治安が良い国ではありません。そのため、経済にネガティブな事件が発生するとシルバーの価格に影響を与えます。
また、産出量にも影響を受ける銘柄です。例えば、メキシコやペルーでシルバーの産出量が減ってしまうと、シルバーの価格は大幅に上昇します。逆に、産出量が増えると価格は下がる傾向にあるのです。
そのため、シルバーにエントリーするときは、メキシコやペルーの情勢について頭の片隅に入れておくと柔軟な対応を取ることができます。
リスクオフとして買われる
シルバーはゴールドと同様にリスクオフのときに買われる通貨です。
例えば、コロナショックやウクライナ情勢など、市場のリスクが高まったときに、それを回避する目的でシルバーが買われる傾向にあります。シルバーは各国の通貨に影響を受けづらく、通貨の価値が下がってもシルバーも同時に下がることは少ないです。そのため、安全性が高くなります。
有事のシルバー買いという言葉がありませんが、リスクオフ時に人気の高い銘柄になります。
ゴールドの2番手的な存在
シルバーはゴールドの2番手というような扱いを受けている銘柄です。基本的に、あらゆる特徴を持ちますが、それはすべてゴールドに負けてしまいます。例えば、下記のようにゴールドが優勢となってしまうのです。
- ゴールドのほうがボラティリティは激しい
- 価格がゴールドのほうが高い
- ゴールドのほうが安全性は高い
そのため、シルバーはゴールドの2番手的な存在といえます。「それならば、ゴールドでいいのでは?」と思われる方もいますが、価格が安かったり、ゴールドよりもボラティリティが抑えられているため初心者がエントリーしやすかったりするというメリットがあります。
ゴールド同様、シルバーを取り扱う日本のFX口座は少ない
最後の特徴は、シルバーを取り扱っている日本のFX口座が少ないことです。
日本のFX口座は、メジャーな通貨のみを扱う傾向にあります。例えば、ドル/円やEUR/USDなどです。そのため、現在保有しているFX口座では取引できない可能性があります。
しかし、現在はシルバーを扱うFX口座は増えてきているため、気軽に取引ができるようになっています。最後にシルバーを扱う安全なFX口座をご紹介しますので、詳しくは下記をご覧ください。
CFD対応のシルバー(XAGUSD)の取引ができるFX口座5選
シルバーを取引することができるFX口座を5社ご紹介します。特徴などについても同時に解説していますので、ぜひ参考にしてください。
DMM CFD
公式サイト:https://fx.dmm.com/cfd/
DMM CFDは、シルバーの取扱いがあります。全部で13銘柄に対応しており、日本225や米国S&P500なども提供されている口座です。金融庁に登録されているため、日本の環境で安全に取引することができます。DMM CFDの実際のシルバー取り扱い実績は下記の通りです。
DMM CFDは、スマホから簡単に申し込みすることができます。また、スピード本人確認を実施しているため、短期間で取引を開始することが可能です。
DMM CFDでシルバーを取引するメリット
- DMM CFD PLUSやDMM CFD STANDARDなど取引ツールが豊富
- アプリから取引することができる
- 出金手数料や口座維持手数料が無料
- クイック入金に対応
- 24時間安心の完全サポート
マネーパートナーズ
公式サイト:https://www.moneypartners.co.jp/cfd/
シルバーを取り扱う日本のFX口座としておすすめなのがマネーパートナーズです。
マネーパートナーズは、『マネパのまいにち金・銀』という金融商品を提供しており、これを利用すればシルバーの取引をすることができます。また、ほかの日本のFX会社は銀スポットとして銘柄を提供していますが、マネーパートナーズはSilver/USDとして提供しているため、海外FXのようにエントリーすることが可能です。
マネーパートナーズの『マネパのまいにち金・銀』を楽しむためには、FX口座の開設が必須になります。そのため、まずはFX口座を先に解説するようにしてください。
マネーパートナーズでシルバーにエントリーするメリット
- 口座開設手数料、取引手数料など各種手数料が無料
- 最短1時間で取引を開始することができる
- スターターガイドや動画マニュアルがあるので、初心者でも安心
- FXだけでなく、暗号資産の取引も可能
OANDA
公式サイト:https://www.oanda.jp/
OANDAは、シルバーを取り扱うFX口座です。シルバーなどの貴金属だけでなく、エネルギーや農産物なども扱っています。最大の特徴は、取引銘柄数が非常に多いことです。OANDAはFXの通貨ペアにおいても非常に取扱数が多く、海外FX並みになります。CFDも同様で数多くの銘柄から挑戦できるため、シルバーだけでなく、多くの銘柄に挑戦したいという方におすすめのFX口座です。
OANDAのシルバーのスプレッド等は下記の通りです。
OANDAでシルバーを取引するメリット
- MT4で取引することができる
- さまざまなツールを利用できる(例えば、価格別注文状況の把握も可能)
- シルバーのスプレッドが比較的狭い
FXTF
公式サイト:https://www.fxtrade.co.jp/
FXTFはドル/円のスプレッドが0.1銭と日本の中で最狭のFX口座です。FXだけでなく、CFDの取引も可能となっており、主にゴールドやシルバーを取り扱っています。
TXTFはスプレッドが非常に狭く、シルバーは0.015です。
そのため、スプレッド重視でシルバーを取引したいという方は、口座開設を検討するのもいいでしょう。
TXTFでシルバーを取引するメリット
- シルバーのスプレッドが非常に安い
- 24時間対応のカスタマーサポート
- 総合プラットフォームで快適な取引が可能
まとめ
今回は、シルバーの取引ができる安全なFX口座を5社ご紹介しました。現在は、海外FXを使用しなくてもシルバーの取引を行うことができますが、CFD口座との併用が必要になるため、1つの口座にまとめたいという方は、海外FXの利用がおすすめです。