こんにちは、としです。本日は、2024年12月の中旬からエントリーしたゴールドアノマリーのトレードについて解説します。先に結論を言えば、今回の2025年のゴールドアノマリーは、過去最低のトレードでした。正直、難しかった印象です。
私は、いつも波形を優先してエントリーしているため、そこが仇となってしまいました。今回は、年末のゴールドアノマリーというイベントを信じる切ることができるかどうかが鍵だった気がします。それでは、早速、相場分析やエントリーポイント、利確位置について詳しく解説していきます。
このブログの内容は、YouTube動画でも詳しく解説しています。動画でわかりやすく今回のトレードを把握したいという方は、下記の動画をぜひご視聴ください。
ゴールドアノマリーについての簡単な解説
まず、ゴールドアノマリーが知らないという方に向けて簡単にゴールドアノマリーについて解説します。
ゴールドアノマリーとは、ゴールドが12月中旬に最安値をつけて、そこから1月上旬に向けて上昇するというものです。大体、毎年12月17日ごろに最安値をつけて、年末に上がるという流れなため、私はその流れに沿ってエントリーしています。
はじめてゴールドアノマリーという言葉を聞いたという方は、大体ゴールドは12月中旬に安くなるので、そこで買って12月下旬や1月上旬に売るものとイメージしてもらえればわかりやすいと思います。これが例年通りのゴールドの動きの流れですね。ゴールドアノマリーについての一般的な解説は、Googleで検索することでたくさん情報を得られますので、基本的な情報はそちらからチェックしてください。
エントリーするまでの流れ
まず、エントリーするまでの流れを詳しく解説します。
はじめに、下記のGOLD(ゴールド)の4時間足チャートを確認してください。
大体、赤の四角の枠部分が2024年12月17日ごろです。
ここではこの赤のトレンドラインで反発してるように見えており、ここでエントリーした方も少なくないと思いますが、私はここは静観していました。
その理由は、まずトレンドラインにタッチしたのが3点目であることと、短期足で下降2波を推移していると考えていたこと、FOMCを控えていたことの3点です。
私が開発した平均足スムーズドをお持ちの方は、このようなポイントで平均足スムーズドを使用するのがおすすめです。下記の画像のように、12月17日時点において平均足は陰線であり、中期・長期も陰線です。うまく活用すれば、早くエントリーしてしまうのを防ぐことができるので、無駄なエントリーが減ります。
私が開発した平均足スムーズドの詳細は下記です。
【MoreAndMore Info平均足スムーズド】
・https://www.gogojungle.co.jp/re/DTwuq0yOkKQZyfX
トレンドラインにタッチしたのが3点目であったこと
まず、トレンドラインにタッチしたのが3点目であることについてですが、私は経験からトレンドラインにタッチした3点目は抜ける可能性が高いといつも考えています。
3点目がトレンドラインでサポートされるにはしっかりとした根拠が必要であり、今回のゴールドのチャートではそれを見つけることができなかったため、上がりづらいのではないかと考えていました。
短期足で下降2波を推移していたため
次に、短期足で下降2波を推移していると考えていたことについてですが、ゴールドはエリオット波動1波~3波を繰り返し、4波や5波がないことが多いです。また、下落をする際は、下落の1波が来て、横横や少しのリバで推移する2波、その後に1波分の値幅が落ちる3波が来ることが多く、その後に大きく上昇します。
Toshiの手法PDFをお持ちの方は、3ページ目を参照してください。こちらに私のエリオット波動の分析方法について詳しく紹介していますので、合わせて確認するとエリオット波動の考え方や分析方法をマスターできると思います。Toshiの手法PDFの詳細は下記です。
【Toshiの手法PDFの詳細】
・https://moreandmore.jp/fx/toshi-fx-method
そして、下記の画像は、ゴールドの4時間足チャートとなりますが、赤の線の部分が1波となり、現在は2波で推移していると予想できます。
そのため、黒枠の部分でのエントリーは難しいのではないかと感じていました。
FOMCの前であったこと
最後の理由のFOMC前であったという点です。
自分はゴールドアノマリーに関しては結構自分にとって大きなお金をかけるため、このゴールドの4時間足の波形でFOMC前にエントリーするのは、非常にリスクがあると考えていました。
この時点は2024年12月17日でFOMCが19日の午前3時に控えていました。
1年前のゴールドアノマリーはFOMCで大きく上昇し、それがきっかけでゴールドアノマリーが開始されました。
そのため、FOMC前にエントリーしたほうが大きく利益が取れるのではないかと思われた方もいるかもしれませんが、今回は下降2波で推移していると考えていたため、FOMCを皮切りに下降3波が開始されるのではないかと自分は予想していました。つまり、自分はFOMCで下がる予想でした。
このFOMCの予想は、Toshiの手法PDFの3ページから9ページに書かれている相場分析のやり方をベースに行っています。Toshiの手法PDFをお持ちの方は、そちらも合わせて参照してください。
【Toshiの手法PDFの詳細】
・https://moreandmore.jp/fx/toshi-fx-method
また、アメリカの金利の引き下げの姿勢が後ろ向きになっているニュースなども耳に入っていましたので、その点もこの時点でエントリーするのはリスクがあると感じていました。
逆に、FOMCで大きく上昇したらどうするのと思われた方もいると思いますが、そうなったら大きく上昇した後にエントリーすればいいので、それでいいのではないかと考えていました。
エントリータイミング
そして、結果的にゴールドは彼杵に大きく下落しました。
その後に、大陽線で確定しています。この確定を見て次の陰線の結構最安値付近でエントリーしました。
厳密にいえば、15分足に切り替えてエントリータイミングを測っていました。ゴールドは大陽線が出ると上がるイメージだったので、基本的にゴールドのエントリータイミングは大陽線が出たときです。『今までの下落を大きく否定する大陽線でエントリー』がゴールドでは機能します。
損切りや利確は下記の画像の通りです。
そして、ここからが非常に残念なトレードとなってしまうのですが、現在はすでにチャートが形成されているため、利確のポイントまで来ていますが、実際に利確したポイントは、下記の画像の通りです。
つまり、利確をずらしてしまったんですね。
利確をずらしてしまった理由は、下記の通りです。
- どうしてもゴールドの波形が上がりそうに見えなかったこと
- 現在の場所を大きな波で下降2波と捉えることもできたこと
- 賭けるお金が大きかったこと
それぞれの理由を詳しく解説します。
ゴールドの波形が上がりそうに見えなかった…
ゴールドアノマリーは上がりそうな波形をしないこともないんですけど、今回は特に下がりそうで、この波形が原因でポジションを持ち続けることができませんでした。結構、自分は波形を優先してエントリーするため、ゴールドアノマリーだけそのやり方を完全に無視してエントリーすることができなかったというわけです。
大きな波で下降の2波に見えてしまった…
2つ目の現在の場所を大きな波で下降2波と捉えることもできたことについてですが、下記の画像のように大きい波で1波となり、2波、3波と推移する可能性がありました。
ポジションを持つとどうしても悪い部分を探そうとしてしまう癖が出てしまい、今回のゴールドアノマリーは機能しないのではないかと思ってしまいました。
お金を大きく賭けすぎた…
3つ目のお金を大きく賭けすぎていたことについてですが、ゴールドアノマリーということもあり、張り切っていつもよりも多くのお金をつぎ込んでいました。そのため、ゴールドアノマリーが機能しないとこのお金がなくなってしまうという気持ちにかれられてしまい、いつも通り、ポジションを持ち続けることができなかったことも利確をずらしてしまった原因といえます。
結果的に100pips程度利確することができましたが、前回のゴールドアノマリーは300pips以上獲れたので、とても少ない利益となってしました。また、結果を見るとこのように利確のポイントまで来ているため、自分的にはかなりショックなトレードとなってしまいました。
今回のゴールドアノマリーは、上昇する波形には見えなかったため、ゴールドアノマリーを信じることができたかどうかがカギとなった気がします。自分は、波形を優先してしまい信じ切ることができなかったので、しょぼい利確となってしまいました。このトレードは十分に反省して来年のゴールドアノマリーは、ゴールドアノマリーという現象を最後まで信じ切りたいと思います。
今回は、ダメなトレードとなりましたが、収穫できたことは、自分の分析方法は間違っていなかったということです。しっかり最初に決めた利確ポイントまで価格は来ていますし、正しく分析できていることはご理解いただけたのではないかと思います。しかし、本当にポジションが長くなると利確や損切りをずらしてしまう癖があるため、今年度はそこは絶対に変えないようにトレードをしたいと思います。
私はFXにおいては今年は反省からはじまる年となりました。でもゴールドアノマリーだけ稼げるのではなく、FXは常に動きますし、チャンスも必ず来ます。ダメなトレードでもそのことについては反省して、次に活かすことができればそれが利益になると思いますので、ダメなトレードをしたときもしっかりと前を向いて挑戦していきたいと思います。
ドル円の相場分析
ドル円は、現在高値更新をするのかがポイントです。4時間足で高値更新をしたら、エントリーを考えます。
もし、ドル円が下がって安値で拾う場合は、水平線以外の根拠を必ず持つようにしてください。