<この記事を読んでためになる人>
・Webライターに記事の外注を検討している人
・Webライターを雇用するときの取り決めを知りたい方
・Webライターを探していて後々雇用したい人
・Webライターと円滑にWeb運営を行いたい方
✓単価を決める
チェックポイントその1は、単価を決めることです。業界では、文字単価で単価を決定します。例えば、文字単価3円といった感じです。この場合、1記事3,000文字なら、ライターにお支払いする金額は9,000円になります。ライターを雇用する際の費用相場を確認しておきたい方はこちらのページで確認してみてください。
そのほかにも雇用するときに決めておきたい単価は下記があります。
・消費税
・打ち合わせ料金
・取材費用(取材などがある場合)
・源泉徴収税
ひとつひとつ詳しくチェックしていきましょう。
消費税の有無
記事を発注する際にも消費税がかかります。文字単価の中に消費税が含まれるのかそれとも税抜き表示なのか伝えておかないと後でトラブルになる可能性があります。
打ち合わせ料金
基本的に打ち合わせ料金は文字単価に含まれるケースが多いです。しかし、気前のいいクライアントの中には時給でお支払いしてくれるケースもあります。
取材費用
イベント会場などに行って記事を書かせる場合、交通費などの取材費用がかかります。
源泉徴収税
特に個人事業主のWebライターさんの場合、源泉徴収税なしの契約が良いという方が多いです。源泉徴収税ありで契約するとWebライターさんの受け取れる報酬が少なくなります。税金なので払って当たり前と思われる方もいるでしょう。しかし、個人事業主のWebライターさんは、毎年確定申告をして税金を支払っています。確定申告時にこの案件は源泉徴収税ありだったな、この案件は源泉徴収税なしだったなと振り分けるのが面倒なので、源泉徴収なしのほうが好まれるというわけです。
また、確定申告をするとき、経費として引けるので、源泉徴収を支払うと損するというわけです。契約をするときは、確定申告を毎年しているか確認して、もし申告しているのであれば、源泉徴収税なしで雇用するといいでしょう。
✓納品日を具体的に決める
雇用する前に納品日を決めることです。もし、終日納品でないなら、朝9時までというように時間も指定しておくと細かく決めることができます。
また、Webライターさんに発注する記事数が多いなら、分納日を設けるのがおすすめです。分納日を設定することで、納品日にまとまって記事が納品されてしまうということがなくなります。納品日にまとめられるとチェックが大変になりますので、分納日を設けるほうが便利というわけです。
✓いつまでにチェックを終えるのか決める
雇用する際のチェックポイント3つ目は、チェック日を決めることです。意外とチェック日を決めていないというクライアントはたくさんいます。チェック日を決めることWebライターはいつまでにチェックが終わるのか前もって知ることができるため、修正依頼が来たときに万全の体制で挑むことができるのです。また、納品から1ヶ月後に修正依頼が来るというようなことも防げるので、募集にWebライターが集まりやすくなります。また、安心して執筆ができるため、Webライター離れの予防もすることができるでしょう。
✓ライターが作業しなければならない工程を相談しておく
記事作成と一言で行っても、企画〜納品の中でいくつかの工程があります。工程を簡単にわけたのが下記です。
・キーワードの選定
・構成の作成
・記事の執筆
・画像選定
・記事のチェック
・WordPressなどに入稿
・公開
工程の中でライターが担当する部分を事前に決めておきます。ライターが担当する工程として多いのが、記事の執筆と画像選定です。単価が高い場合、ライター1人がすべてに対応することもあります。
事前に決めておくことで、Webライターは作業すべきところがわかり、単価が見合っているのか判断しやすいです。
逆に決めていないとトラブルが起こりやすくなります。例えば、対応する工程を事前に相談していないので、Webライターは勝手に記事執筆だけすればいいと思っているとします。しかし、クライアントは構成、画像選定、記事執筆まで雇用したライターがやってくれると思っている場合、話が違うとなるわけです。対応をお願いしたい工程はかならず雇用前に相談して決めておかなければなりません。
✓雇用期間をあらかじめ決める
5つ目のチェックポイントは、Webライターとの雇用期間をあらかじめ決めることです。記事から集客を得るためには定期的に記事をアップして更新し続ける必要があります。そのため、半年や1年といった長期スパンで雇用を検討している方も多いでしょう。
雇用期間をあらかじめ決めておくことで、ライター側のメリットが大きくなります。例えば、下記のようなメリットが考えられます。
・いつまで仕事を依頼してくれるのか明確になっているので、その期間は執筆に集中できる
・期間が明確なので、案件が終了するまでに仕事を探しておける
・雇用期間が明確だと案件を対応するかどうかの判断材料にできる(例えば、雇用期間が長いと安定するのでそのような仕事は積極的に対応するなど)
「ライターにメリットがある=案件に応募してくれるライターも増える」ということになるので、実は外注するクライアントにもメリットがあるのですよ。
✓どのような記事が修正になりやすいのか事前に伝えておく
ライターは修正をできるだけ避けて効率的に仕事をこなしたいと思っています。一方、クライアントも修正を出さず速くチェックを終えて記事を公開したいと考えていることでしょう。ですので、雇用する前にどのような記事が修正となりやすいのか事前に伝えておくとお互い効率的に記事を生産してくことができます。例えば、「コピペの多い記事は修正になりやすい」、「難しい言葉がたくさん使われていると修正になりやすい」など伝えておくといいでしょう。
チェックポイントをクリアすることでライターとのトラブルを減らせる!
今回ご紹介したチェックポイントを守り、Webライターを雇用すれば、契約のトラブルを少なくすることができます。ですので、これからライターを雇用する人は参考にするといいでしょう。また、雇用する前にどのようなトラブルが起こりやすいのか知っておきたいという方はこちらの記事をチェックしてみてください。