<この記事を読んでためになる人>
・なぜライターが募集に集まらないのかわからない人
・ライターの人材不足に困っている方
・ライターの応募人数を増やすための対策方法を知りたい人
・ライターの応募が集まるようにお仕事の紹介ページを改善したい方
①レギュレーションの内容が濃すぎる!
その募集にライターが集まらない理由の1つ目は、レギュレーションの内容が濃すぎることです。レギュレーションをしっかりと作ることは記事のクオリティを保つ上でとても重要になります。また、あらかじめルールを決めておくことでライターとのトラブルに繋がりにくいというメリットもあるでしょう。
しかし、内容が濃すぎると「めんどうそうな案件だな」、「レギュレーションに書かれている内容をすべて把握して記事なんて書けない」とライターに思われてしまいます。クライアントから、「レギュレーションの10ページにある項目2の内容に沿って記事が書かれていません。そのため、修正をお願いします。また、20ページの項目15にある、、、、」と言われそうだと想像してしまいます。ですので、内容の濃いレギュレーションはライターが集まりにくいというわけです。
②テストライティングの価格が安すぎる
本採用時に払う単価とテストライティングの単価が大幅にかけ離れているとライターの応募は集まりづらいでしょう。例えば、本採用になれば文字単価5円ですが、テストライティングの文字単価は0.5円という場合です。
本採用時の文字単価でライターを釣って、テストライティングの価格で安く記事を書かせられるのではないかと疑われてしまいます。本採用と書かれているのに実際のところ本採用はないという場合です。
また、採用するかしないかはライターを募集しているクライアントの独断で決めることができます。そのため、本採用を断られたライターがクライアントに対して「もともと本採用する意思はないのでは?」とメールを送ったとしても「あなたは社内で不採用と決まっただけにすぎません」と言われればどうしようもできないわけです。つまり、泣き寝入りですね。クライアントが圧倒的に有利ですので、そのような募集に応募する経験のあるライターはいないと考えていいでしょう。
③文字単価が安すぎる
当たり前ですが、募集はひとつだけではありません。複数の募集の中から受注する案件を決めるので、文字単価があまりにも安いと募集は応募が集まりづらくなります。文字単価1円から3円以上でないと経験のあるライターは応募をしてくれないでしょう。もし、0.8円以下とかで記事の発注を考えているのなら、ライターの募集は辞めて自分で記事を書いたほうが良いですよ。最低賃金も払えないなら自分で書くべきだと思います。
④案件の説明欄に暴力的な文言が含まれている
これも当たり前ですが、暴力的な言葉が含まれている募集に応募するライターはいません。よくありがちなのは、「コピペが発覚した場合、罰金10万円とさせていただきます」というような文言です。コピペをしたわけではないのに、ほかの文章と似た表現になってしまったというケースは珍しくありません。ライター経験が長い人のなら似た文章を書いてしまったという経験を持っている方がほとんどです。「コピペしたつもりはないのに、コピペと言われて罰金を払わせられるのではないか」と心配になります。基本的にライターという仕事は生活のためにやっているという人がほとんどです。やりたくない仕事をやっているのにリスクまで取らされる案件を引き受けるプロライターはいないでしょう。
⑤募集のタイトルがかなりキモい
ライターを募集する際、「ベテランライターを募集」といったタイトルを決めるかと思います。クラウドソーシングとかはほとんどそうですよね。このタイトルがキモいとライターも集まりづらいです。例えば、下記のようなタイトルはやばいでしょう。
・「ライターとして修業しませんか?文字単価0.1円〜」
・「月収15万円を夢じゃない!ライター募集」
・「検索順位1位を取れるライターを募集」
Etc.
1つ目のタイトルは“修業”という文字が使われているからです。ライターとして本格的に仕事をしている人は、できるだけ記事なんか書きたくありません。それに加えて「記事を書く修業をしませんか」と言われても答えはもちろんNo!さよなら!です。そんな募集に人が集まるわけない。
2つ目のタイトルは”月収15万円も夢じゃない”という言葉です。月収15万円って夢ですか?そんなに凄いことですか?アルバイトで稼げますよね。まだ正社員の月収15万ならわかります。ボーナスがありますからね。しかし、ライターは個人事業主です。安い月収を夢として扱わないでください!
3つ目のタイトルは”検索順位1位を取れるライター”という文章がキモいです。どれだけライター経験がある人も検索順位1位の記事を書き続けることは無理ですよね。もし、そんな人がいたら、自分で記事を書きますし、こんな募集に応募するわけがありません。
⑥継続しない案件は応募が集まりづらい
フリーランスや個人事業主として活動をしているライターは安定を求めている人も多いです。正社員になれば?と思う方もいますが、正社員になれるという人はライターという職業に就かないと思います。わがままではありますが、個人事業主として安定した案件にありつきたいのです。
継続しない案件は、短期間で案件が終わるため、その時が来たら再び仕事を探さなければなりません。手間がかかるので、できるだけ継続する案件に応募するライターが多いです。
⑦何回も募集を繰り返している
クラウドソーシングなどで、何回も依頼を繰り返している案件を見かけることがあります。何回も募集をすると余計にライターが集まりづらくなります。その理由はライターがこのように思ってしまうからです。
・「何回も募集するということはすぐにライターが辞める案件なのではないか」
つまり、めんどくさい案件なのでは?と思ってしまいます。そのため、複数回募集をするときは、時間を空けてから募集をするというような工夫が必要になります。
⑧クライアント評価がかなり低い
クラウドワークスやランサーズなど、クラウドソーシングでライターを募集している人も多いでしょう。クラウドソーシングでは、クライアントに評価をつけることができます。この評価が悪いと、ライターの警戒心が高くなってしまい応募が集まらない事態に陥ります。クライアントの自己紹介ページで評価が悪くなってしまった理由を書いておくなどの対策をしておくといいでしょう。
⑨作業量の文字単価のバランスが取れていない
作業量の割に単価が安いという募集はライターが集まりません。「文字単価1円で構成と執筆、コピペチェック、画像選定、WordPress入稿をお願いします!」というような応募です。文字単価だけを見れば良い募集に見えますが、やるべきことが多いので単価は高いけど結局割に合わないということになります。いくつもの案件に取り組んでいるライターなら、このような募集に応募することはありません。文字単価を上げるか作業工数を減らすようにしましょう。
ライターも馬鹿じゃない!
“できるだけ安く書かせたい!”その気持がわからないことはありません。しかし、その気持ちが働けば働くほど、ライターがその募集に集まることは少なくなるでしょう。同時に、いい人材が集まらないため、記事のクオリティも下がってしまう結果になります。