FXでトレードをしていると、「どの通貨が買われていて、どの通貨が売られているのか」を知りたい場面は多いです。
例えば、ドル円を見ていても、上昇している理由がドル買いなのか、円売りなのかによって相場の見方は変わります。ユーロドルやポンド円なども同じで、通貨ペアだけを見ていると、相場全体の流れをつかみにくいことがあります。
そこで便利なのが、MT4で使える通貨強弱インジケーター「CurrencyPower Lite」です。
このインジケーターは、USD、JPY、GBP、EUR、AUD、CHF、CADの7通貨の強弱をサブウィンドウにラインで表示し、現在どの通貨が強く、どの通貨が弱いのかを視覚的に確認できるようにしたMT4用インジケーターです。
さらに、チャート右下には通貨強弱のランキングも表示されるため、ラインを見るのが苦手な方でも、現在の通貨の強弱関係を直感的に把握しやすくなっています。
この記事では、MT4で使える通貨強弱インジケーター「CurrencyPower Lite」の特徴やメリット、パラメータの意味、使い方のポイントをわかりやすく解説します。
通貨強弱を可視化するCurrencyPowerとは?

CurrencyPowerとは、複数の通貨ペアの値動きをもとに、それぞれの通貨が相対的に強いのか、弱いのかを数値化して表示するインジケーターです。
通常、FXでは「ドル円」「ユーロドル」「ポンド円」のように、通貨ペア単位でチャートを見ます。しかし、実際にはドル、円、ユーロ、ポンドなど、それぞれの通貨が個別に買われたり売られたりしています。
例えば、USDが強く、JPYが弱い状態であれば、ドル円は上昇しやすい環境になります。反対に、USDが弱く、JPYが強い状態であれば、ドル円は下落しやすい環境と考えられます。
CurrencyPower Liteでは、こうした通貨ごとの強弱をMT4のサブウィンドウにラインで表示します。
対応している通貨は、USD、JPY、GBP、EUR、AUD、CHF、CADの7種類です。各通貨は色分けされて表示されるため、どの通貨が上昇傾向にあり、どの通貨が下落傾向にあるのかをひと目で確認できます。
また、現在表示しているチャートの通貨ペアに含まれる通貨は、通常より太いラインで表示されます。例えば、USDJPYのチャートに表示した場合、USDとJPYのラインが太く表示されるため、今見ている通貨ペアの強弱関係を確認しやすくなっています。
CurrencyPowerのメリット
通貨強弱を一目で確認できる「CurrencyPower」のメリットは下記の3つです。
強い通貨と弱い通貨を一目で確認できる
CurrencyPower Liteの大きなメリットは、現在買われている通貨と売られている通貨を視覚的に確認できることです。
FXでは、強い通貨を買い、弱い通貨を売る組み合わせを狙うことで、トレンドに乗りやすく勝率が高くなります。
例えば、EURが強く、JPYが弱い場合は、EURJPYの買い方向を検討しやすくなります。反対に、GBPが弱く、USDが強い場合は、GBPUSDの売り方向を検討する材料になります。
もちろん、通貨強弱だけでエントリーを決めるのは危険ですが、環境認識の補助として使うことで、相場の方向感を判断しやすくなります。
ランキング表示で初心者にもわかりやすい
通貨強弱インジケーターの中には、ラインが多すぎて見づらいものもあります。
CurrencyPower Liteでは、サブウィンドウのライン表示に加えて、チャート右下に「Currency Power」というランキング表示が出ます。
このランキングでは、現在強い通貨から順番に表示されるため、「今はどの通貨が強いのか」「どの通貨が弱いのか」をすぐに確認できます。
ラインの傾きや位置を見るのが苦手な方でも、ランキングを見れば大まかな強弱関係を把握できます。
軽量化を意識した設計
通貨強弱系のインジケーターは、複数の通貨ペアを計算するため、重くなりやすいというデメリットがあります。
特に、多くの通貨ペアや複数時間足を同時に計算するタイプのインジケーターは、MT4の動作が重くなることがあります。
CurrencyPower Liteでは、初期設定で主要通貨ペアのみを使って計算するようになっており、さらに新しい足が確定したタイミングを中心に計算する設定も用意されています。
そのため、できるだけMT4への負荷を抑えながら、通貨強弱を確認できる仕様になっています。
パラメータの説明
CurrencyPower Liteには、使いやすさや軽さを調整するためのパラメータが用意されています。
DispMeterは、チャート右下などに表示される通貨強弱ランキングの表示・非表示を切り替える項目です。trueにするとランキングが表示され、falseにすると非表示になります。

MeterCornerは、ランキングを表示する位置を指定する項目です。右下、左上など、MT4のコーナー位置を指定できます。

X_OffsetとY_Offsetは、ランキング表示の位置を細かく調整するための項目です。チャート上の表示がローソク足や他のインジケーターと重なる場合は、この数値を変更して見やすい位置に移動できます。

ArrowThresholdは、矢印サインを表示する強弱差の基準です。この数値を小さくするとサインが出やすくなり、大きくするとサインが厳選されやすくなります。

UseAlertは、MT4上のアラートを使うかどうかの設定です。trueにすると条件を満たしたときにアラートが鳴ります。

UseMailは、メール通知を使うかどうかの設定です。利用する場合は、MT4側でメール設定を済ませておく必要があります。

UsePushは、スマホへのプッシュ通知を使うかどうかの設定です。外出中に通知を受け取りたい場合は、MT4の通知設定とあわせて利用します。

MaxBarsは、計算する過去バーの本数です。数値を大きくすると過去のライン表示は増えますが、MT4への負荷も増えやすくなります。軽く使いたい場合は、初期設定のまま使うのがおすすめです。

StrengthPeriodは、通貨強弱を計算する期間です。数値を小さくすると短期的な強弱に反応しやすくなり、数値を大きくすると比較的ゆったりした強弱を確認しやすくなります。

CalculateOnNewBarOnlyは、新しい足ができたときだけ計算する設定です。trueにすることで、MT4の負荷を抑えやすくなります。

主要通貨ペアのみで計算するかどうかの設定です。trueの場合は軽量化を優先し、falseにするとクロス通貨も含めて計算します。ただし、falseにすると動作が重くなる可能性があります。

LineWidthNormalは通常の通貨ラインの太さ、LineWidthChartPairは現在表示しているチャートの通貨ペアに含まれる通貨ラインの太さです。

ShowChartArrowsは、チャート上に矢印サインを表示するかどうかの設定です。矢印が不要な場合はfalseにします。

ArrowGapPointsは、矢印をローソク足からどの程度離して表示するかを調整する項目です。

TF1からTF5は、MTF表示で使用する時間足です。M5、M30、H1、H4、D1など、確認したい時間足を指定できます。

各通貨の色も、USD_Color、JPY_Color、GBP_Color、EUR_Color、AUD_Color、CHF_Color、CAD_Colorで変更できます。自分のチャート背景に合わせて、見やすい色に調整してください。

通貨強弱インジケーター「CurrencyPower」のダウンロードはこちら
通貨強弱インジケーター「CurrencyPower」は、下記よりダウンロードできます。
受信可能なメールアドレスをご入力後、無料インジケーター配布ページのパスワードをお送りいたしますので、パスワードをご入力いただき、インジケーターをダウンロードしてください。
ダウンロードが完了しましたら、MT4の「MQL4」フォルダ内にある「Indicators」フォルダへファイルを入れ、MT4を再起動またはナビゲーターを更新してください。
まとめ
今回は、MT4で通貨強弱が一目でわかる無料インジケーター「CurrencyPower Lite」について解説しました。
CurrencyPower Liteを使うことで、USD、JPY、GBP、EUR、AUD、CHF、CADの7通貨の強弱をラインとランキングで確認できます。
特に、現在表示している通貨ペアの2通貨が太いラインで表示されるため、ドル円ならUSDとJPY、ユーロドルならEURとUSDの強弱関係を確認しやすいのが特徴です。
また、強弱差が一定以上になったときの矢印サインやアラートにも対応しているため、トレードチャンスを見逃したくない方にも使いやすいインジケーターです。
ただし、通貨強弱はあくまでも相場分析の補助ツールです。通貨強弱だけでエントリーするのではなく、トレンド方向、水平線、移動平均線、ローソク足の形、上位足の流れなども合わせて確認することが大切です。
MT4で「どの通貨が強いのか」「どの通貨が弱いのか」を簡単に確認したい方は、ぜひCurrencyPower Liteを活用してみてください。



