「FXでなかなかエントリーポイントが見つからない…」「1日に1回もトレードできない日がある」と感じたことはありませんか?
実はこの悩み、多くのトレーダーが直面しているものです。相場は常にチャンスがあるように見えて、実際に勝てるパターンが出現する場面は意外と限られています。
そのため、エントリーできる機会が少ないと感じるのは当然のことなのです。
ただし、だからといって「無理に回数を増やす」のは危険です。焦って質の低いトレードを繰り返してしまえば、勝率が下がり、資金も減ってしまいます。
この記事では、エントリーポイントが少ない理由とその正しい捉え方、そして勝率を落とさずにエントリー回数を自然に増やす具体的な方法を解説します。
無駄なエントリーを減らしながら、勝てるチャンスを確実にものにしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
まず、そもそもエントリーポイントが少ないのは当たり前

FXで「今日は全然エントリーできなかった」と感じた経験はありませんか?
しかし、それはあなたの実力不足ではなく、相場の本質としてエントリーチャンスが少ないのが普通だからです。
エントリーポイントが頻繁にあるという前提で考えると、無理にトレードを重ねて負けやすくなります。
ここでは、なぜエントリーポイントが少ないのかを3つの視点から解説します。
100pips以上相場が動くときが少ない
為替相場が大きく動く日というのは、実はかなり限定されています。
多くの日は、1日にせいぜい80pips程度の値動きしかありません。もちろん、雇用統計やFOMCなどの経済イベントがある日には100pips以上動くこともありますが、それは例外です。
このように、相場がそもそも動かない日が多い以上、チャンスが少なくなるのは当然だといえます。
重要経済指標は多くても週に3回程度
もうひとつの要因は、相場を大きく動かすイベントの頻度です。
ドル円やユーロドルなど主要通貨ペアを取引する場合でも、毎日必ず重要指標があるわけではありません。
現実には、注目度の高い経済指標は週に3回程度しかなく、それ以外はレンジ相場になりやすい傾向があります。
したがって、常にエントリーチャンスがあると考えること自体がリスクにもなり得るのです。
下位足でもチャートパターンの形成には時間がかかる
「5分足や1分足なら、もっと頻繁にチャンスがあるのでは?」と考える方もいますが、それも誤解です。
実際には、たとえ5分足であってもチャートパターンが綺麗に形成されるには時間がかかります。
例えばダブルボトムや三尊などの反転パターンは、一瞬では完成しません。
パターン形成には数十本のローソク足が必要な場合も多く、数時間、長いときには1日以上かかるケースもあるため、結果としてエントリーチャンスが限られるのです。
「エントリーポイントが少ない→エントリー回数を増やそう」という考え方は危険

FXトレードで「チャンスが少ない」と焦る気持ちは誰にでもあります。
しかし、エントリー回数を増やそうとする発想は、むしろ資金を減らすリスクを高める危険な考え方です。
エントリーの頻度を優先すると、本来の目的である勝てるトレードからかけ離れてしまう可能性があります。ここでは、なぜこの思考が危険なのかを具体的に解説します。
エントリーの質が下がる
「お金を稼ぐために回数を増やす」のではなく、「とにかくエントリーすること」が目的にすり替わると、トレードの精度が著しく低下します。
特に明確な根拠がない場面や、感覚的な判断でポジションを持ってしまうケースが増えると、勝率は一気に下がり、損失が続く状態に陥りやすくなります。
回数をこなすほど上達すると信じていても、「質」が伴わなければ資金は増えません。
ポジポジ病になる
回数を意識しすぎると、トレードの目的が「お金を増やすこと」から「ポジションを持つこと」に変化してしまいます。
このような状態はポジポジ病と呼ばれ、常にポジションを保有していないと不安になる精神状態に陥ります。
一見やる気に満ちた姿勢にも見えますが、実際には相場を冷静に見る力を失い、負けトレードを積み重ねる原因となります。
極端にエントリーポイントが少ないときの対処法

FXトレードにおいて、「なかなかエントリーポイントが見つからない」という悩みは、多くのトレーダーに共通する課題です。
しかし、中には1週間に1回あるかどうかというレベルで極端に少ないというケースもあります。それは明らかにチャンスを逃しており、収益化の面でも問題がある状態です。
このような場合、無理にエントリー回数を増やすのではなく、ルールや環境を見直すことで適切なチャンスを増やす工夫が必要です。
ここでは、エントリーポイントが極端に少ないときの対処法について4つの視点で解説します。
トレードルールの厳しさを少し緩める
トレードで勝ち続けるには、明確なルールを持つことが大切です。しかし、あまりにも条件を厳しくしすぎると、エントリーチャンスを自ら潰してしまうことがあります。
例えば、「5つの根拠が揃わないとエントリーしない」といったルールを設定している方は、「3つ以上揃えばOK」といった柔軟なルールに見直すこともひとつの手段です。トレードの質を落とさずに、現実的なエントリー回数を確保できるようになります。
通貨ペアを増やす
エントリーポイントが少ないと感じる方の多くは、監視している通貨ペアの数が少ないことが原因です。例えば「ドル円」しか見ていないという場合、当然ながらチャンスは少なくなります。
この対処法としては、ユーロドル・ポンドドル・オージードルなどの主要通貨ペアを追加したり、ゴールド(XAUUSD)などのCFD銘柄にも目を向けることがおすすめです。監視する通貨ペアが増えると自然とチャンス場面も増え、エントリー回数も増やすことができるでしょう。
サインツールをうまく活用する
裁量判断に頼りすぎると、エントリーポイントの見逃しが起こりがちです。そういったときには、サインツール(インジケーター)を補助的に使うことで、チャンスを見つけやすくなります。
例えば「MACDクロスサイン」「ボリンジャーバンドの反転サイン」「平均足スムーズドの色変わりアラート」など、エントリーの判断基準を明確にしてくれるツールを導入することで、効率よくエントリー候補を拾えるようになります。
ただし、サインが出たからすぐにエントリーするのではなく、環境認識や相場の流れとセットで活用することが重要です。
https://moreandmore.jp/fx/heikinashi-alert/
FXのトレード手法を増やす

1つのトレード手法しか持っていない場合、相場環境に合わないと何もできずに終わってしまいます。これがエントリーポイントの少なさにつながる原因の一つです。
例えば、トレンドフォロー系の手法しか使っていない方は、レンジ相場で使える逆張り手法も覚えておくと、対応できる局面が一気に増えます。スキャルピング・デイトレ・スイングといった時間軸の使い分けも含め、複数の手法を持つことで柔軟に立ち回れるようになります。
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まとめ
FXで「エントリーポイントが少ない」と感じるのは、多くのトレーダーに共通する悩みです。しかし、その状況を焦って回数で埋めようとすると、質の低下やポジポジ病につながり、かえって資金を減らす結果になります。
まずは「そもそもエントリーポイントが限られているのは当たり前」という前提を理解し、そのうえで自分のルールや環境を見直していくことが大切です。
具体的には、
- トレードルールを厳しくしすぎていないか
- 監視通貨ペアの数が少なすぎないか
- サインツールなどの補助ツールをうまく活用できているか
- 相場環境ごとに対応できる手法を複数持っているか
といった視点で改善していくことで、無理なくエントリー回数を増やし、勝てるトレードのチャンスを広げることができます。



