FX(外国為替証拠金取引)とは？概要や仕組み、メリットを知る

FXという言葉は、現在広く知られるようになりました。なぜなら、YouTubeやSNS、テレビCMでも耳にすることが増えたからです。また、コロナ感染症拡大によって投資がブームになったことも新しい記憶になります。

しかし、FXという言葉を聞いて具体的にどのような取引を意味するのかうまく答えられないという方もいるのではないでしょうか？

今回は、FXの概要や仕組み、メリットについて詳しく解説しますので、興味のある方はぜひ参考にしてください。

FX(外国為替証拠金取引)とは

FXとは、それぞれの国同士の通貨を交換して利益を得る投資のことです。外国為替証拠金取引とも呼ばれます。

為替相場はよく耳にする言葉ではないでしょうか？ニュースなどでも「現在の円相場は1ドル136円20銭です」とアナウンサーが伝えています。FXはこの為替相場の価格差を利用して稼ぐ投資のことです。

はじめてFXの説明を聞いて外貨預金でいいのではないか？と思われる方もいます。しかし、FXは外貨預金に比べて資金が必要なく、必要証拠金で1000通貨以上の取引が可能です。FXのほうが少額でも始められるため、多くの人が熱い視線を注ぐ投資であるといえるでしょう。

FXのエントリー方法は下記の２種類です。

ロングでエントリーした場合、価格が上昇すればするほど含み益が増えます。例えば、通貨ペアがドル円の場合、相場が138円のときにロングエントリーして140円のときに決済すれば、2円の含み益になります。もしこの時、10,000通貨(1lot)でエントリーしたのなら、利益は2万円です。

ショートは、ロングとは逆で価格が下がれば下がるほど、儲かるエントリー方法です。例えば、ドル円の通貨ペアを選択し、138円でショートエントリー、136円で決済した場合、2円の為替差益が生まれるため、10,000通貨(1lot)でエントリーしたのなら、同様に利益は2万円です。

為替レートが期待通りに動いたら為替差益という利益が生まれます。また、この価格差を狙った取引を差金決済といい、これがFX取引の仕組みとなります。

FXをはじめるメリットは大まかにわけて4つあります。メリットを知ることで投資の中でなぜ人気があるのかがわかるので、ぜひ参考にしてください。

1つ目のメリットは、少額から取引ができるという点です。

価格差を利用した投資で有名なのが株取引です。しかし、株取引は20万円以上の資金を持っていても買えない株はたくさんあります。株は銘柄によっても異なりますが、100株以上から購入できるため、大きな資金が必要になります。

一方、FXは数万円あれば10,000通貨で取引可能です。少ない金額で生活できるぐらいのお金を稼ぐことができるので、大きなメリットになります。

2つ目のメリットは、24時間取引することができる点です。

再び株と比較することになりますが、株取引は東京時間のみになるため、一般的には9:00～15:30までになります。平日のみの取引になるため、土日祝日はお休みです。

一方、FXは土日以外は24時間変動します。稼働時間が長いため、お仕事が終わった後でエントリーすることも可能です。このように取引時間が長いので副業としてFXをはじめる方が多いのもわかる気がします。

3つ目のメリットは、上昇局面・下降局面どちらも狙うことができる点です。

株取引で下降局面を狙う場合、信用取引になりますので、信用取引口座を新たに開設する必要があります。一方、FXは1つの口座、同じ金額で上昇局面・下降局面どちらも狙うことが可能です。

4つ目のメリットは取引コストが安い点です。

FX取引をするとき、トレーダーが支払う手数料は、スプレッドになります。”スプレッド最狭”という言葉を見たことがある方もいるかもしれませんが、スプレッドが狭ければ狭いほど取引手数料は安いです。例えば、下記の表をご覧ください。

この例の場合、FX業者Bを利用したほうが手数料は安くなることになります。多くのFX業者は手数料が無料と記載されていますが、FX取引でかかる手数料はスプレッドになりますので、覚えておくと良いFX業者選びの参考になるかもしれません。

このようにFX取引にはスプレッドが発生しますが、ほかの投資に比べて圧倒的に安いのは確実です。そのため、大きなメリットのひとつになるでしょう。

今回は、FXの概要について詳しく解説しました。FXにはメリットが豊富にあるため、とても魅力的な投資の種類のひとつです。副業としても気軽にはじめることができるので、ぜひ今から口座開設をしてみてはいかがでしょうか？