MT5で「150円」「158円」のようなキリの良い価格を確認するとき、水平線ツールで1本ずつ線を引いていませんか?
MT5には、キリ番に自動でラインを引く機能が標準ではありません。通貨ペアや表示範囲を変えるたびに、ラインを足したり消したりする作業が発生します。
そこで、MT5のチャートにキリ番の水平線を自動で表示するインジケーター「キリ番ライン」のMT5版を用意しました。こちらのインジケーターは完全に無料で提供しております。
この記事のポイント
- キリ番ラインは、MT5のチャートでキリの良い価格(158.000、159.000など)に水平線を自動で表示する無料インジケーターです。
- ラインの間隔はpipsで指定します。初期設定は100pipsで、ドル円なら1円刻みです。
- メインのラインの間に点線の補助ライン(初期設定50pips)を追加できます。
- チャートを動かしても表示範囲に合わせて自動で引き直し、ボタンかNキーで表示/非表示を切り替えられます。
- メールアドレスを登録すると、配布ページから無料でダウンロードできます。
| 名称 | キリ番ライン(ファイル名:MAM_RoundNumber.ex5) |
|---|---|
| 対応プラットフォーム | MT5(MetaTrader 5)Windows版 |
| 料金 | 完全無料 |
| 対応銘柄・時間足 | すべての通貨ペア・すべての時間足(2分足・2時間足などMT5だけの時間足を含む) |
| 主な機能 | キリ番への水平線の自動表示、価格ラベル、pipsでの間隔指定、補助ライン、表示範囲への自動追従、ボタン・キーでの表示切り替え |
| 開発者 | Toshi(MoreAndMore Info) |
MT5版キリ番ラインでできること
キリ番ラインは、MT5のチャートに表示されている価格帯から、キリの良い価格を見つけて水平線を引くインジケーターです。
チャートに入れると、1円刻み(初期設定)の水平線が表示され、各ラインの右端に価格が出ます。左下には表示を切り替える「キリ番 ON」ボタンが表示されます。

線を引く価格を自分で調べる必要はなく、どの通貨ペアのチャートでも、そのとき表示している範囲のキリ番に自動でラインが引かれます。
キリ番(ラウンドナンバー)とは
キリ番とは、ドル円の150.000や158.000のように、端数のない区切りの良い価格のことです。英語ではラウンドナンバーと呼ばれます。
区切りの良い数字は目に留まりやすく、注文の目安として使われやすい価格です。そのため、キリ番の近くでは、値動きが止まったり、跳ね返されたり、逆に勢いよく抜けたりする場面が見られることがあります。
もちろん、キリ番で毎回反応するわけではありません。キリ番ラインは、「いまの価格がどのキリ番に近いか」を確認するための補助ツールとしてお使いください。
キリ番ラインの主な機能
① キリ番に水平線を自動表示
表示中の価格帯にあるキリ番を探して線を引きます。
② 右端に価格ラベル
「158.000」のように、ラインの価格を右端に表示します。
③ 表示範囲に自動で追従
スクロールや拡大縮小のたびにラインを引き直します。
④ 間隔はpipsで指定
100pipsなら1円ごと、50pipsなら50銭ごとです。
⑤ 点線の補助ライン
メインのラインの間に、細かい刻みの点線を追加できます。
⑥ ボタン・Nキーで切り替え
ラインをすぐに隠したり、もう一度出したりできます。
ラインの右端にキリ番の価格を表示
各ラインの右端には、そのラインの価格が「158.000」「159.000」のように表示されます。

現在の価格が、どのキリ番とどのキリ番の間で動いているのかを、価格軸を読まずに確認できます。補助ラインにも価格を出したい場合は、「右端に価格ラベルを表示(補助)」をtrueにします。
スクロールや拡大縮小に合わせて自動で引き直す
キリ番ラインは、チャートに表示されている価格の範囲を見て、その範囲にあるキリ番だけにラインを引きます。チャートをスクロールしたり、拡大や縮小をしたりすると、新しい表示範囲に合わせてラインが引き直されます。

ラインの本数には上限(初期設定100本)があり、表示範囲が広すぎて上限を超えるときは、間隔を自動で広げて見やすくします。
間隔はpipsで指定。補助ラインも追加できる
メインのラインの間隔は、パラメーターの「キリ番の間隔(pips)」で決めます。初期設定の100pipsでは、ドル円は1円ごとにラインが引かれます。50pipsにすれば、50銭ごとのラインになります。
細かい刻みも同時に見たいときは、「補助ラインを表示する」をtrueにします。初期設定では、1円ごとの実線(メイン)の間に、50pipsごとの点線(補助)が追加されます。色・線種・太さは、メインと補助で別々に設定できます。
MT5の2分足や2時間足など、MT4にはない時間足のチャートでも、同じように使えます。下の画像は、4時間足のチャートに表示した例です。

ボタンかNキーで表示と非表示を切り替え
チャートの左下にある「キリ番 ON」ボタンをクリックすると、ラインが消えてボタンが「キリ番 OFF」に変わります。もう一度クリックすると、ラインが戻ります。

キーボードのNキーでも同じ切り替えができます。時間足を切り替えても、表示と非表示の状態は引き継がれます。
MT5へのキリ番ラインの導入方法
キリ番ラインは、次の手順でMT5に導入できます。
- 下記のダウンロード方法に沿ってzipファイルをダウンロードし、解凍します。
- MT5のメニューから「ファイル」→「データフォルダを開く」を選びます。
- 開いたフォルダの「MQL5」→「Indicators」に、「MAM_RoundNumber.ex5」を入れます。
- MT5のナビゲーターで「指標」を右クリックし、「更新」を押します(MT5を再起動しても読み込まれます)。
- ナビゲーターの「指標」から「MAM_RoundNumber」をチャートにドラッグし、「OK」を押します。
チャートにキリ番の水平線が表示され、左下に「キリ番 ON」ボタンが出れば導入完了です。
パラメーターの説明
パラメーターはすべて日本語で表示されます。主な項目は次のとおりです。
| 項目 | 初期設定 | 内容 |
|---|---|---|
| ID | 1 | 同じチャートにキリ番ラインを2つ以上入れるときは、それぞれ別の値にします。 |
| キリ番の間隔(pips) | 100 | メインのラインを引く間隔です。 |
| メインラインの色・線種・太さ | Silver・実線・1 | メインのラインの見た目です。 |
| 補助ラインを表示する | false | trueにすると、メインのラインの間に補助ラインを引きます。 |
| 補助ラインの間隔(pips) | 50 | 補助ラインを引く間隔です。 |
| 補助ラインの色・線種・太さ | DimGray・点線・1 | 補助ラインの見た目です。 |
| 右端に価格ラベルを表示(メイン/補助) | true/false | ラインの右端に価格を出すかどうかです。 |
| ラベルの文字サイズ | 8 | 価格ラベルの文字の大きさです。 |
| ラインをローソク足の背面に表示 | true | ラインがローソク足に重なって隠さないよう、後ろ側に表示します。 |
| 表示範囲の上下に足す余裕 | 50 | 表示範囲より少し外側までラインを用意しておく幅です(表示幅に対する%)。 |
| 最大本数 | 100 | この本数を超えるときは、間隔を自動で広げます。 |
| 表示/非表示ボタンを出す | true | falseにするとボタンを出さず、キーだけで切り替えます。 |
| ボタンの位置・横位置・縦位置 | 左下・10・10 | ボタンを置く隅と、隅からの距離(px)です。 |
| 表示/非表示を切り替えるキー | N | 英字1文字で好きなキーに変えられます。 |
キリ番ライン(MT5版)に関するよくある質問
Q. キリ番ラインは本当に無料ですか?
はい、完全に無料です。メールアドレスをご登録いただくと、無料インジケーター配布ページからダウンロードできます。
Q. MT4版もありますか?
あります。MT4をお使いの方は、MT4版のキリ番ラインの記事をご覧ください。MT4版とMT5版はファイルが別なので、お使いのプラットフォームに合わせて入れてください。
Q. ゴールドなど、通貨ペア以外でも使えますか?
使えます。小数点以下2桁の銘柄では、100pipsが1ドル刻みになります。ラインの間隔が細かすぎる場合は、「キリ番の間隔(pips)」を大きくしてください。
Q. 1円ごとのラインと50銭ごとのラインを同時に出せますか?
出せます。「キリ番の間隔(pips)」を100、「補助ラインを表示する」をtrue、「補助ラインの間隔(pips)」を50にすると、1円ごとの実線と50銭ごとの点線が同時に表示されます。
Q. ラインが表示されません。
チャート左下のボタンが「キリ番 OFF」になっていないか確認してください。OFFのときは、ボタンをクリックするかNキーを押すと表示されます。
Q. チャートの動作が重くなりませんか?
ラインを引くのは表示範囲の付近だけで、本数にも上限があるため、動作が重くなりにくい作りです。
キリ番ライン(MT5版)の無料ダウンロードはこちら
まとめ
MT5のチャートにキリ番の水平線を自動で表示する無料インジケーター「キリ番ライン」のMT5版を紹介しました。
キリ番ラインを入れておけば、表示している範囲のキリ番に価格ラベル付きのラインが引かれ、スクロールや拡大縮小をしても自動で引き直されます。間隔はpipsで決められ、補助ラインで細かい刻みも追加できます。
MT5でキリ番のラインを手で引く作業を減らしたい方は、ぜひキリ番ラインをお試しください。
※本インジケーターは売買の判断を補助するツールです。投資は自己責任で行ってください。利益を保証するものではありません。



