<この記事を読んでためになる人>
・ライターに記事構成案を提出する必要がある発注者
・構成案の作成〜執筆まで担当しなければならないライター
・正しい記事構成案の作成方法を知りたい人
・記事の企画について勉強をしたい方
正しい記事構成案の作成方法
「構成案によって記事の良し悪しが決まる!」と言っても過言ではないでしょう。構成案が整っていないと一体何を言いたいのかわからなかったという事態に陥ります。逆に、構成案が正しいと読みやすく読者は欲しい情報を得られやすいため、“素晴らしい記事”となるわけです。では、早速構成案の作成方法をチェックしていきましょう!
キーワードを決める!
記事構成案を作成する際、1番はじめに取り組むべきことはキーワードを決めることです。この作業をはじめにやりましょう。キーワードを選定できていないとこの後の作業が何もできなくなります。なぜなら、今後の作業はキーワードを元に決めていくからです。
タイトルを決める!
次にタイトルを決めます。タイトルをつけるときのポイントは下記です。
・目に止まりやすい魅力的なタイトルにする
・21文字以上32文字以内でタイトルを決める
・キーワードを1回以上使用する
・「、」「。」はできるだけ使わないほうがいい
業界ではこのように決めるのが一般的ですね。しかし、これを守らなかったからといってSEOに影響を与えるということはありません。実際に、キーワードが使用されていなかったり、句読点がタイトルに使われていたりする記事でも上位表示されているものを何回も見たことがあります。やらないよりもやったほうがましという意識を持つ程度で構いません。
見出しを決める
タイトルが決まったら見出しを作成していきます。見出しはh2タグから使用するのが一般的です。見出しの中でさらに項目を小分けしたい場合、h3タグやh4タグを使います。少しわかりづらいので、下記に実際の構成案を作成するので参考にしてください。
序文(書き出し)
<h2>記事を書くメリット</h2>→見出し2
<h3>集客ができる</h3>→見出し3
<h3>情報を配信できる</h3>→見出し3
<h2>記事を書くデメリット</h2>→見出し2
<h3>辛い</h3>→見出し3
<h3>更新し続けなければならない</h3>→見出し3
<h3>見てもらえない記事もある</h3>→見出し3
まとめ
見出し1ではなく、なぜ見出し2からなの?と疑問を持たれた方もいるかと思います。見出し1はh1タグになりますが、h1タグはタイトルで使用されます。そのため、見出し2からはじめるというわけです。
記事全体の文字数と各小見出しの文字数を決める
小見出しが決まったら、この記事にはどのぐらいの文字数が必要なのか見えてくるでしょう。なので、全体の文字数を設定します。1記事あたりの記事数は1,500文字から3,000文字に設定するのが一般的です。しかし、仕上げたい記事によって当然文字数は変わってきますので、必ず1,500文字以上3,000文字以内で書かなければならないということはありません。
全体の文字数だけでなく、各小見出しで書いてほしい文字数をあらかじめ設定しておくといいでしょう。例えば、序文は200文字、まとめは150文字、h2〜h4タグは各300文字程度と決めておきます。そうすることで、ここの小見出しは文字が少なく、次の小見出しはとても文章が詰まっているというようなバランスの悪さを防止することができるというわけです。つまり、全体的に整った文章が出来上がるということですね。
画像を挿入する部分を決める
次に画像をどこに挿入するのか具体的に決めていきます。多くの記事では、アイキャッチ画像とh2タグの下に画像を挿入します。画像を挿入する部分には<画像挿入>と書いておくとわかりやすいでしょう。
リンクを貼る部分を決める
ほかのページのリンクを貼りたいというときがあります。例えば、商品を紹介する記事を書く場合、商品を販売しているところのリンクを貼れば、読者はそこから購入ページにジャンプできるのでとても便利です。構成の段階であらかじめURLを記載しておくと、ライターはすぐURLにアクセスし、その商品の詳細を知ることができます。インターネットで検索する手間をなくせるので、作業がとても効率的になるでしょう!また、投稿する際もすぐにリンクが貼れるので便利ではありませんか?
必ず紹介して欲しいことを書いておく
必ず紹介して欲しい内容があれば、構成案の小見出しの下に書いておきます。例えば、「高校野球に入部する際のデメリット」という小見出しがあるとしましょう。実際に高校野球に入部するデメリットってたくさんありますよね?
例えば、
1.坊主にしなければならない
2.高校生活のほとんどの時間を野球に費やす必要がある
3.先輩後輩の上下関係が厳しい
4.勉強がおろそかになる
などです。もし、紹介して欲しい内容を書いていないと、その部分が抜け落ちてしまう可能性があります。例えば、発注者側としては1番目の「坊主にしなければならない」という内容を書いてほしいのに、ライターは2〜4番目の内容を書いてきたとします。つまり、書いてほしい1番目の内容が抜け落ちてしまっているというわけです。この場合、発注者側で文字を追加しなければならないので不便ですよね?
構成案の例
今回ご紹介した内容を元に構成案の例を下記に作成しました。これでもっとわかりやすくなったのではないでしょうか?
<画像挿入>
序文(書き出し)200文字程度
<h2>記事を書くメリット</h2>(100文字程度)
<画像挿入>
<h3>集客ができる</h3>(300文字程度)
<h3>情報を配信できる</h3>(300文字程度)
<h2>記事を書くデメリット</h2>(100文字程度)
<画像挿入>
<h3>辛い</h3>(300文字程度)
ライティングは時間がかかることを明記
<h3>更新し続けなければならない</h3>(300文字程度)
<h3>見てもらえない記事もある</h3>(300文字程度)
まとめ150文字程度
構成案を作成する上で気をつけたい注意点
構成案を作成する上で注意すべき点もあります。これからお伝えする注意点を知ることで、ライターとスムーズな関係を築きやすくなりますので、チェックしてください!
文字数は数字の後に程度をつける
文字数を決めるときは、文字数の後に程度を付け加えてください。例えば、3,000文字の記事だった場合、3,000文字以上と明記するのではなく、3,000文字程度と書きます。小見出しで文字数を設ける場合も同様です。
文字数で料金をお支払いする場合、3,000文字以上と記載しても問題ありません。しかし、基本的には3,000文字以上6,000円というような発注をするのが一般的です。3,000文字以上書いたとしてもライターが受け取れる報酬は変わりませんので、発注者側が得をする前提の発注になってしまいます。そのため、文字数を記載する場合、程度を付け加えましょう。
細かくしすぎない!
レギュレーションを作るときも同様ですが、細かくしすぎるとライターが書くときに注意すべき点が多くなってしまい記事のクオリティが下がります。そのため、構成案を作成するときは細かくしすぎないことをおすすめします。
これであなたも構成案を作成できる!
もう構成案を作成できる!と思ってもらえた方も多いのではないでしょうか。構成案は記事のクオリティを左右します。慎重に作成してライターとクオリティの高い記事を目指しましょう。