<この記事を読んでためになる人>
・ライターが仕事を探すときに何を見て受注を決めればいいのかわからない人
・よくない仕事を取って稼ぎ効率を悪くしたくないライター
・仕事を受注してその後に公開したくないライター
・これからライターとして仕事を探していきたい人
掟その1「単価は具体的に書かれているか?」
具体的な単価の明記がない案件は受注すべきではありません。例えば、「月収30万円以上稼げます」というように単価が書かれていても、どのぐらいの記事数を書いて30万なのかわかりません。また、1記事あたりの文字数も不透明です。極端に言えば、月に1000記事(1記事あたりの文字数3000文字)で月30万円かもしれません。文字単価に換算すれば、0.1円になりますので適正価格ではありませんよね。
受注しても良い案件は、文字単価が明確になっているものです。例えば、文字単価●円ですと書かれており、満足できる単価であれば応募するといいでしょう。
掟その2「どこからどこまで作業すればいいか明確か?」
ライターが仕事を探すとき、ライターが作業すべき部分が明確になっているか確認しましょう。一般的に記事作成の工程を挙げると下記のようになります。
・キーワードの選定
・タイトルの決定
・構成の作成
・執筆
・チェック
・画像を挿入
・入稿
この部分で、ライターが作業すべきところはどこなのかわかる案件を選びます。そして、作業工数に見合っている単価かどうか考えて案件を受注するか決めます。例えば、すべての工程をライターが担当して文字単価1円は安すぎますよね。あらゆる工程を担当しなければならないなら、文字単価3円は欲しいものです。
実際にありました。作業工数を見落とし、文字単価だけを見て記事を受注。その結果、記事執筆だけでなく、構成の作成やコピペチェック、画像挿入などあらゆる作業をしなければならないことになり、最終的に「やってられねー」ってなったことがあります。これからライターになる人にはこのような後悔をしてほしくないので、必ず単価だけを見るのではなく、作業すべき部分も確認するようにしてください。もし、作業すべき部分がわからないなら、応募した人に聞いたほうがいいでしょう。
掟その3「仲介業者の記事発注かどうか?」
誰がライターを募集しているのかをチェックするようにします。ライターを獲得したい人は、大まかにわけて2パターンあります。そのパターンを下記に記載しますね。
・直のクライアント
・仲介業者
直のクライアントとは、その名の通り自身でサイトを運営していてそこで記事を書いてくれるライターを探している方です。直のクライアントが発注する仕事は単価などをチェックして受注しても構いません。
一方、仲介業者のパターンは辞めておいたほうがいいと個人的には思います。仲介業者とは、SEO業者などが該当します。辞めておいたほうがいい理由は簡単です。
・仲介料が発生するので執筆料が安くなりがち。
・クライアントは仲介料を含め多くの費用を支払っているので満足できず修正が多くなりがち。
・修正対応も仲介業者ではなくライターというケースが多い。
・仲介業者はライターが提出した記事をチェックするわけではない。
要するに、仲介業者がいるおかげでクライアントとライターが良好な関係を築きづらいというわけですね。だから、よっぽどな理由がない限り、受注しません。よっぽどな理由を知りたいという方も少なくありませんよね。下記のような理由がある場合、引き受けることもあります。
・昔から取引があるケース
・単価が高い
・修正対応なしの案件
ちなみに、以前個人ライターと仲介業者を比較した記事を書きましたので、仲介業者について詳しく知りたいという方は下記にリンクを貼っておきますので、参考にするといいでしょう。
・個人のライターと業者で何が違う?記事を外注した場合の違いを比較
掟その4「いつまでチェックしてくれるのか明確かどうか?」
チェック日が明確でないものは受注をためらったほうがいいでしょう。チェック日がしっかりと明記されていないとライターは書いた記事をいつチェックしてもらえるのかわかりません。もしかしたら、納品して2ヶ月後にチェックをして修正依頼を出されてしまう可能性だってあるのです。「いつの案件だよ!もう知らないよ」となってしまうので、チェック日は確認しておくことをおすすめします。
掟その5「継続案件or単発案件?」
継続案件か単発案件か確認しておくことをおすすめします。これに関しては、「継続案件だから仕事を受注してOK」、「単発案件は受注しないほうがいい」ということはありません。
なぜ掟のひとつに入れたかというと、案件がいつまで続くか明確になるからです。いつまで続くか知っておけば、突然仕事がなくなるということがありません。案件終了までに仕事を探しておけますし、なくなってしまうのではないかという不安を持ちながら仕事をしなくても済みますので、ライターとしてはメリットがあるでしょう。
掟その6「同じ案件で定期的にライターの募集をしていないか?」
同じ案件で定期的にライターを募集している=辞めるライターが多いということになります。ライターの仕事に関わらず、ほかの求人でも同じですよね。恐らく、このような案件は割に合わないものが多いです。そのため、案件を受けないほうが身のためでしょう。
ライターが辞めてしまう理由についてもっと詳しく知りたい人は、下記にリンクを貼っておきますので、こちらのページをチェックしてみてください。
【業界トップクラス!】フリーエンジニア向け案件なら⇒ギークスジョブ
掟その7「記事数は少ない?それとも多い?」
記事数も仕事を受けるか決めるときの判断材料になります。記事が多いと儲かる、記事数が少ないと儲からないというのが基本です。しかし、記事数の多いものは単価が安い傾向にあるのも事実でしょう。どちらを受注するのかはライター次第です。
掟その8「どのような記事が修正となるか決められている?」
修正になりやすい記事が明確になっているかどうかもチェック項目のひとつです。クライアントそれぞれで文章の好みがわかれます。例えば、読みやすさを重視する人がいたり、専門性が高く堅苦しい文章が好みという方もいたりするでしょう。修正になりやすい記事を伺っておくことで、クライアントのテイストに合った記事を作成できます。また、修正も少なくなるため、稼ぎ効率も上がるでしょう。
掟その9「源泉徴収の有無」
源泉徴収が痛いというライターもいるのではないでしょうか。個人事業主で活動するライターも多く、そのようなライターは毎年確定申告をしています。確定申告で税金を払う場合、売上から経費を抜いてその合計に基づいて税金が算出されます。源泉徴収ありで仕事を受けていると、売上から経費を引くことができませんので、個人事業主としては不利になります。確定申告をしているというライターは源泉徴収なしの仕事を選びましょう。
怪しいと思った案件は受注しないこと!
「この案件怪しくない?」そう思ったら、応募しないことをおすすめします。実際に、詐欺まがいの案件や安く働かせるために工夫をしている応募者も多いのが事実です。ライターになるのなら、搾取されないライターを目指しましょう。