フリーランスは不安に勝てないと稼げない！リスクを取れ

フリーランスにとって不安はつきものだと思っています。なぜなら、給料保証などがなく、正社員に比べて不安定な働き方だからです。しかし、フリーランスは不安に勝てないと稼げません。また、不安は失敗を呼ぶと思います。

今回は、「フリーランスが不安に勝てないと稼げない理由」と「陥りがちな不安とその解決策」を解説していきます。フリーランス経験に基づいて解説していますので、絶対お役に立てると信じています！

<この記事わかること>
・フリーランスが不安を抱くと稼げない理由
・フリーランスなありがちな不安と解決策
・資金の集め方

フリーランスは不安に勝てないと稼げない
フリーランスにありがちな不安と解決策
リスク取れ

フリーランスは不安に勝てないと稼げない

先に言っておきます。不安になると稼げなくなる理由は、リスクを取れなくなるからです。

ビジネスは基本的にリスクと利益が比例すると考えています。つまり、高い報酬を獲得したいのであれば、かなりリスクを取る必要があるのです。

しかし、不安を抱えているとリスクを取るという行動を避けたくなります。リスクを取るという行為は同時に不安を抱える行動を取ることになるからです。そのため、不安を抱えているフリーランスは無難な仕事しかやらなくなります。結果的に正社員もしくは契約社員として働いたほうがましな給料しか得られないということになるわけです。

一方、不安をコントロールできるフリーランスは、精神的にも余裕があるのでリスクを怖がりません。そのため、“下請けをしない”というリスクある行動を取れたりします。この行動により、直接顧客を獲得できるようになり、高い収入を得られるようになる方もいるわけです。

しかし、多くのフリーランスは不安を抱えていることでしょう。そして、その大半は不安に対する対策を行っていません。つまり、「どうしよう….どうしよう….」と思っているだけで不安を少なくするための行動を実行しない方が多いのです。

フリーランスにありがちな不安と解決策

不安を対処する行動を取ることで、抱える不安が少なくなり、リスクを取れて稼げるフリーランスになることができるようになります。そこで、フリーランスが抱きがちな不安とその解決策を詳しく解説していきますので、ぜひチェックしてみてください！

いつ今の仕事がなくなるのだろう….

正社員は会社にいれば定年退職まで仕事があります。もちろん、倒産しないということが条件です。一方、フリーランスは長期案件でも仕事がある期間は1年ぐらいになります。そして、基本的にはいきなり仕事がなくなることが多いです。例えば、半年前に「今年の○月で現在の仕事が終了します」と言ってくれるクライアントはいません。大抵は、「来月で終了します」と言われることがほとんどです。

ですので、経験のあるフリーランスは「今の仕事がいつなくなるのだろう」と不安に思うわけですね。もちろん、仕事がなくなれば報酬がゼロになりますので、生活の不安も出てきます。また、すぐに仕事を探さなければなりません。恐らく自分のことになれば、誰しもが不安になると思います。

【解決策】複数のクライアントを掛け持つ

安定志向のある人が特にやりがちなことは、1人もしくは1社のクライアントから長期案件の仕事を受けることです。しかし、これでは不安を解消することができません。一見、1つのクライアントから長期案件を取ることは安定した働き方に見えがちです。しかし、もしそのクライアントから仕事がなくなると、1箇所からしか仕事を取っていないので収入は突然ゼロになります。また、長期案件に対応していたので営業の仕方も忘れていますよね？

「今の仕事がなくなったらどうしよう」という不安を解消するためには、複数のクライアントを掛け持つことです。複数のクライアントがいれば、仕事が突然ゼロになることはまずありません。また、1人のクライアントが仕事の発注を止めたとしても、報酬に与える影響は数パーセントです。そのため、仕事がなくなるかもしれないという不安を少なくできます。

複数のクライアントを獲得するためには、さまざまなサービスを利用しましょう。例えば、クラウドソーシングやフリーランスエージェントなどがあります。一応、有名所をピックアップしておきます。

＜有名なクラウドソーシング＞
・クラウドワークス
・Bizseek
・サグーワークス
・チームワーカーズ

＜有名なフリーランスエージェント＞
・クラウドテック
・TechClipsフリーランス
・エミリーエンジニア
・BTCエージェント
・フォスターフリーランス
・フューチャリズム
・【プロの副業】

複数のクライアントを掛け持つためには、在宅でもできる案件を中心に取ります。特にエージェントは常駐の案件が多いですが、稼ぎ効率が悪くなるので、エージェントを利用する場合でも在宅案件がおすすめです。

お金が振り込まれない….

正社員からしたら、給料の未払いはありえない話です。しかし、フリーランスにはよくあることですよね？

僕はフリーランス経験が4年ほどありますが、今まで10回以上は報酬の未払いを経験したことがあります。そのため、恐らく多くのフリーランスがすでに経験していることでしょう。

そして、その経験が不安に変わるわけです。「ちゃんとお金振り込まれているかな….」

正社員と同様にフリーランスも報酬請求日にお金が振り込まれると信じているので、カードで買い物をしたりしています。そのため、報酬が振り込まれないと支払いができなくなってしまうのです。振り込まれていないと支払いに困ってしまうので、報酬の未払いはフリーランスが不安になりがちなことのひとつになります。

【解決策】未払い対策を万全にする

解決策は、フリーランス協会が提供するベネフィットプランのフリーガルに加入することです。フリーガルに加入しておくと報酬のトラブルに遭ったときに弁護士費用を保険金で支払うことができます。弁護士を使える強みを得られるのでとても安心ではありませんか？

損害賠償請求されたらどうしよう

「言われたことはしっかりと守ったけど、欠陥品と言われたらどうしよう….」といったところでしょうか。フリーランスの中には直接会うことなく、メールや電話だけでやり取りをして仕事をする方も多いので、結構このような不安を抱えながら仕事をしています。そして、欠陥品と言われて損害賠償請求でもされたら大変ですよね。

【解決策】フリーランス向けの保険に加入する

「また保険かよ！」と言われそうですが、フリーランスが損害賠償請求される可能性はゼロではありません。もちろん、損害賠償請求されれば、膨大な金額を支払う必要があります。そのような大金を用意できるフリーランスは少ないですよね？逆に、お金があったとしても払いたくないですよね？

損害賠償請求をされたとき、フリーナンス という保険に加入しておけば請求額の大半をカバーしてくれます。そのため、安心して働けるというわけです。ちなみにフリーランスの保険についてもっと詳しく知りたいという方はこちらのページで解説していますので、ぜひアクセスしてみてください！

老後もずっと働き続けるの？….

フリーランスには退職という概念はありません。そのため、老後も働き続ける必要があるのかと不安になる方も多いでしょう。

もちろん、フリーランスでも国民年金に加入することができますので、年金を受け取れる年齢になれば、毎月55,000円程度もらえます。しかし、当然年金だけで生活していくことは難しいですよね？

また、フリーランスには退職金がありません。そのため、退職金から月々の支払いをカバーするということもできません。

【解決策】小規模企業共済制度を活用

小規模企業共済制度をはじめて聞いたという方もいるのではないでしょうか？小規模企業共済制度を利用すると、退職したときに一定額のお金を受け取ることができます。つまり、退職金の代わりになるというわけです。さらに、個人型確定拠出年金も活用すると豊かとまでは言えなくても結構“まし”な老後を送れるかも。

税金が払えない

フリーランスとして働いていて源泉徴収税なしの仕事を受けている人は、毎年3月15日までに前年の売上を国に申告する必要があります。一般的に確定申告と言いますよね。

フリーランス経験がある人なら、売上のすべてを使うのではなく、一部を税金として取っておきます。しかし、会社員からフリーランスに転身したばかりの人やフリーランス1年目という方の中には、会社員時代のように銀行に入ってくるお金をすべて使ってしまう人も少なくありません。貯金ゼロの状態で確定申告を迎えると税金が払えませんよね？

また、経験があるフリーランスでも税金が払えなくなることがあります。例えば、経費で引くことを前提にしているため、売上のほとんどを使ってしまい、確定申告をするときに意外に経費として引けるお金が少なく、「税金が高くて払えない….」となってしまうこともあります。