MT5を使う醍醐味は、自分の好きなインジケーターを入れてトレードすることができることです。FX会社の取引ツールを利用してもインジケーターを利用することはできますが、使用できるインジケーターは決められています。
しかし、MT5のインジケーターは標準のものに加えて、インジケーターを配布するWebサイトからダウンロードして使用できたり、有料のものを購入して搭載できたりするため、その点が大きな魅力です。
今回は、MT5で使える最強のおすすめインジケーターを無料、有料にわけて全部で11選ご紹介します。どのようなインジケーターを入れようか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
また、MT4のおすすめ最強インジケーターは下記のページを参照してください。
MT5のインジケーターとは?
MT5のインジケーターとは、MetaTrader5で使用できるインジケーターのことです。MetaTrader5は、外国為替市場や証券取引を行うためのアプリケーションを意味します。FXは主にMT4とMT5が使用され、口座開設のときにMT4 or MT5のどちらかを選択することが可能です。MT5のインジケーターは、このMetaTrader5で使用できるインジケーターのことです。
また、インジケーターとはそのチャートが何を示しているのかを可視化するために、チャートの中や下部に表示するサポートツールを意味します。例えば、現在の相場が上昇トレンドなのかそれとも下降トレンドなのかを示したり、買われ過ぎなのかそれとも売られ過ぎなのかを表したりしてトレードしやすい環境を作ってくれます。多くの指標を組み合わせることで、分析がしやすくなるため、トレードを有利に進めやすいというメリットがあります。
MT5のインジケーターは、MetaTraderで使用することができるインジケーターであり、活用することで相場状況を可視化し、有利なトレードを行うことが可能になります。
MT5のインジケーターは5種類
MT5で使用できるインジケーターの種類は下記の5点です。
- トレンド系
- オシレーター系
- ボリューム系
- ビル・ウィリアムス系
- カスタム(その他)
それぞれの種類について簡単に解説します。
トレンド系
トレンド系は、相場の流れを確認して今後の方向性を予測するときに使用するインジケーターです。相場のトレンドに対して順張りでトレードする際に使われます。基本的にトレンド系のインジケーターはチャートの中に表示されることが多いです。そのため、視覚的に分析しやすいという特徴があります。逆に、トレンド系のインジケーターはチャート上に表示されるため、複数のトレンド系インジケーターを入れると見づらいです。そのため、絞って使用するのがポイントになります。
MT5標準で搭載されているトレンド系のインジケーターは下記の通りです。
【MT5標準搭載のトレンド系インジケーター】
- Adaptive Moving Average
- Average Directional Movement Index
- Average Directional Movement Index Wilder
- Bollinger Bands(ボリンジャーバンド)
- Double Exponential Moving Average
- Envelopes
- Fractal Adaptive Moving Average
- Ichimoku Kinko Hyo(一目均衡表)
- Moving Average(移動平均線)
- Parabolic SAR
- Standard Deviation
- Triple Exponential Moving Average
- Variable Index Dynamic Average
オシレーター系
オシレーター系とは、主に『買われ過ぎ』や『売られ過ぎ』を判断するために使われるインジケーターです。例えば、通貨ペアがドル円の場合、ドルや円が買われ過ぎなのか、それとも売られ過ぎなのかを把握することができます。
オシレーター系のインジケーターを使用することで、売買強弱の判断が可能です。これにより、次のトレンドの方向性を確認することができます。また、レンジ相場など現状の方向性がわからりづらい相場で使われる点が特徴です。
MT5に標準搭載されているオシレーター系インジケーターは下記の通りです。
【MT5標準搭載のオシレーター系インジケーター】
- Average True Range
- Bears Power
- Bulls Power
- Chaikin Oscillator
- Commodity Channel Index
- DeMarker
- Force Index
- MACD
- Momentum
- Moving Average of Oscillator
- Relative Strength Index(RSI)
- Relative Vigor Index
- Stochastic Oscillator
- Triple Exponential Average
- Williams’ Percent Range
ボリューム系
ボリューム系とは、FXの出来高を表示するためのインジケーターです。出来高は、売買が成立した取引量を意味します。つまり、取引量が多ければ多いほど、その通貨ペアはどちらに過熱していると判断することが可能です。つまり、ボリューム系のインジケーターは相場の盛り上がりを判断するために使われるケースが多くなります。
MT5に標準搭載されているボリューム系のインジケーターは下記の通りです。
【MT5標準搭載のボリューム系インジケーター】
- Accumulation/Distribution
- Money Flow Index
- On Balance Volume
- Volumes
ビル・ウィリアムス系
ビル・ウィリアムス系とは、その名の通りビル・ウィリアムズが開発したインジケーターです。正式な名前は、”ビル・ウィリアムズ”となりますが、MT5では”ズ”ではなく”ス”となっているため、MT5に記載方法に合わせてビル・ウィリアムス系と表記させていただきました。
ビル・ウィリアムズは、取引心理学とカオス理論を組み合わせて市場へのユニークなアプローチを作成した有名なトレーダーです。フラクタルもビル・ウィリアムズが開発したことで知られています。
MT5では標準でビル・ウィリアムス系のインジケーターが搭載されています。使用できるインジケーターは下記の通りです。
【MT5標準搭載のビル・ウィリアムス系インジケーター】
- Accelerator Oscillator
- Alligator
- Awesome Oscillator
- Fractals
- Gator Oscillator
- Market Facilitation Index
カスタム(その他)
カスタムは、MT5標準搭載以外のインジケーターが格納されている場所です。そのため、正確にはインジケーターの種類ではなく、オリジナルインジケーターの格納場所と言えます。しかし、Heiken_Ashiなどはカスタムに分類されるため、使う機会は多いです。また、オリジナルのインジケーターをMT5に取り込んでトレードをするという方は、しっかりとカスタムの位置を把握しておくのがおすすめです。
【無料】MT5でおすすめの最強無料インジケーター9選
MT5の最強無料インジケーターは下記の9つです。誰でも無料で利用することができるので、気に入ったものがある方はぜひチャートに取り入れてみてください。
移動平均線(トレンド系)
移動平均線とは、チャート上に表示されている通貨ペアの一定期間の価格平均値を表したトレンド系のインジケーターです。FXトレーダーの中には、インジケーターに頼ることを推奨しない人もいますが、そのようなトレードスタイルの方でも移動平均線は使用するという方は多くなります。そのため、特別な理由がない限り、必ずチャートに導入したい最強のインジケーターです。
移動平均線は一定期間の価格の平均を表したものですが、この期間は自由に決められます。一般的な期間設定は、10、20、75、90、100、200などです。そのほかにも5や13など期間を挙げればキリがありません。この中でも特に使用しているトレーダーが多い期間は、10EMA、20EMA、100EMA、200EMAです。
移動平均線は、ひとつの期間を表示するのではなく、2つ以上表示させます。例えば、10EMAと100EMA、10EMAと75EMA、200EMAなどです。特にこだわりがない人は、20EMAと200EMAの組み合わせがおすすめになります。
MT5でチャートに移動平均線を追加する方法
MT5の上部メニューから『挿入』→『インジケーター』→『トレンド系』→『Moving Avarage』から追加できます。
移動平均線の使い方
移動平均線の使い方は下記の4点です。
- 移動平均線の向きでトレンドの方向を確認する
- 移動平均線タッチ後に価格が反発するため、そこを狙う
- 2つの期間の移動平均線がゴールデンクロスもしくはデッドクロスしたときにエントリーを考える
- グランビルの法則を使う
移動平均線の向きでトレンド方向を確認する
移動平均線の向きがどちらにあるのかを確認してどちらのエントリーに優位性があるのか確認することです。例えば、下記の画像を見てください。
移動平均線は上向きで推移しています。そのため、上昇トレンドであり、ロングエントリーに優位性があるということです。
移動平均線タッチ後に価格が反発するため、そこを狙う
移動平均線の位置まで価格が伸びたとき、もしくは落ちた時、一旦価格が反発することが多いです。そのため、押し目買いや戻り売りを狙うときに使われます。
2つの期間の移動平均線がゴールデンクロスもしくはデッドクロスしたときにエントリーを考える
移動平均線のゴールデンクロス・デッドクロスでエントリーするという使い方です。短期の移動平均線が中期・長期の移動平均線を上抜けるのがゴールデンクロス、逆に下へ抜けるのがデッドクロスです。ゴールデンクロスやデッドクロスのあとは価格が伸びやすいので、昔から最強のエントリーポイントといわれています。
グランビルの法則を使う
グランビルの法則によって取引を行うことです。グランビルの法則に基づく一般的な買いサイン・売りサインの条件は下記の通りです。
【買いサインの条件】
条件 | 説明 |
上昇トレンド | マーケットが明確な上昇トレンドにある |
高値更新 | 高値が前回の高値を上回る |
出来高増加 | 上昇トレンドの中で出来高が増加する |
パターンの形成 | 価格チャート上で陽線のパターン(例:逆三尊、ヘッドアンドショルダーズ)が形成される |
インジケーターの確認 | 追加のテクニカルインジケーター(例:RSI、MACD)が買いシグナルを示す |
【売りサインの条件】
条件 | 説明 |
下降トレンド | マーケットが明確な下降トレンドにある |
安値更新 | 安値が前回の安値を下回る |
出来高増加 | 下降トレンドの中で出来高が増加する |
パターンの形成 | 価格チャート上で陰線のパターン(例:逆三尊、ヘッドアンドショルダーズ)が形成される |
インジケーターの確認 | 追加のテクニカルインジケーター(例:RSI、MACD)が売りシグナルを示す |
一目均衡表(トレンド系)
一目均衡表とは、『相場は売り買いのバランスの均衡が崩れたときに動き、方向性が定まったあとの行方は一目瞭然』という考え方のもとに開発されたインジケーターです。一目均衡表には、転換線、基準線、遅行スパン、先行スパン(上昇)、先行スパン(下降)の5つラインと雲で構成されたインジケーターになります。
MT5でチャートに一目均衡表を追加する方法
一目均衡表は、MT5の上部メニューの『挿入』→『インジケーター』→『トレンド系』→『Ichimoku Kinko Hyo』から追加できます。
一目均衡表の使い方
一目均衡表の基本的な使い方は下記の通りです。
- 転換線が基準足を抜けるのを見てトレンドを判断する
- 遅行スパンがローソク足を上・下抜いたときにエントリー
- チャートが雲を上・下抜いたタイミングでエントリー
転換線が基準足を抜けるのを見てトレンドを判断する
転換線が基準線を上に抜けたり下に抜けたりしているのを確認してトレンドを確認することです。下記の画像では、〇の部分で転換線が基準線を上に抜けているので、上昇トレンドであると判断できます。
遅行スパンがローソク足を上・下抜いたときにエントリー
遅行スパンを使った分析であり、遅行スパンがローソク足を上、もしくは下に抜けたときにその方向にエントリーすること意味します。下記の画像の場合、赤丸で遅行スパンがローソク足を上に抜いているため、ロングエントリーができることになります。
チャートが雲を上・下抜いたタイミングでエントリー
ローソク足が雲を上もしくは下に抜けたタイミングでエントリーする使い方です。例えば、下記の画像ではローソク足が雲を赤丸部分で下に抜いているため、ショートエントリーができることになります。
MACD(オシレーター系)
MACD(移動平均収束拡散手法)とは、短期移動平均線と中期移動平均線を用いて売り買いを判断することができるインジケーターです。画像のMACDの場合、赤の点線がシグナル、青の棒グラフのようなものがMACD(ヒストグラム)を意味します。
MT5でチャートにMACDの追加する方法
MACDは、『挿入』→『インジケーター』→『オシレーター』→『MACD』から追加できます。
MACDの使い方
MACDの使い方は下記の通りです。
- 0ラインを基準に現在のトレンドを把握する
- MACDの傾きによってトレンドの強弱を読み取る
- シグナルとMACDが交差するポイントでエントリーする
0ラインを基準に現在のトレンドを把握する
0ラインを基準にトレンド方向を確認することを意味します。例えば、下記の画像のように0ラインは中央部分を意味し、それよりもMACDが上に伸びているなら上昇トレンド、下に伸びているなら下降トレンドと判断することが可能です。
MACDの傾きによってトレンドの強弱を読み取る
MACDの傾きからトレンドの強弱を判断します。MACDの傾きが強い場合、そのトレンドは強い傾向にあると判断することが可能です。例えば、下記の画像の例では、①の部分よりも②のほうが棒グラフのようなものが下に長いので②のほうが下降トレンドは強いと判断できます。
シグナルとMACDが交差するポイントでエントリーする
シグナルとMACDが交差するタイミングを意味します。下記の画像の例では、ゴールデンクロスしているため、買いシグナルです。
RSI(オシレーター系)
RSI(Relative Strength Index)は、相対力指数といわれますが、簡単にいうと『買われ過ぎか』or『売られ過ぎか』を表すインジケーターです。FXの中でも比較的人気があり、オシレーターの中でもRSIを重宝する方は少なくありません。
MT5でチャートにRSIを追加する方法
RSIは、『挿入』→『インジケーター』→『オシレーター』→『Relative Strength Index』から追加することができます。
RSIの使い方
RSIの使い方は下記の通りです。
- 相場の行き過ぎを確認して反転を予測する使い方
- 相場転換の可能性を示すRSIのダイバージェンスを確認する
- トレンド継続を表すRSIのリバーサルシグナルを確認する
相場の行き過ぎを確認して反転を予測する使い方
RSIは、買われ過ぎ、売られ過ぎを示すインジケーターです。FXは通貨を売買する投機になります。通貨は価格が安定している傾向にあるため、仮想通貨のように一定方向に価格が行き続けることが少ないです。そのため、買われ過ぎと売られるようになり、売られ過ぎると買われるようになります。RSIを使うことで買われ過ぎか売られ過ぎかを確認することができるため、買われ過ぎもしくは売られ過ぎのときにRSIを使えばトレンドの反転を狙うことが可能です。
RSIを使って買われ過ぎかを判断する方法は、RSIが70~80を超えてきたとき、逆に売られ過ぎかを判断する方法は、RSIが30~20を割り込んだときです。
相場転換の可能性を示すRSIのダイバージェンスを確認する
相場の価格が高値もしくは安値を更新したのにもかかわらず、RSIが高値もしくは安値を更新できなかったとき、ダイバージェンス・パターンとして注目されます。相場反転を意味する現象であり、トレンドの大転換シグナルです。このときに、先乗りすることで、トレンド転換時点から利益を獲ることができます。
トレンド継続を表すRSIのリバーサルシグナルを確認する
リバーサルシグナルは、上昇トレンド中に押し目をつけにきているとき、ローソク足は安値を更新していないものの、RSIは安値を更新する現象です。押し目買いのサインとして使われます。
ボリンジャーバンド(トレンド系)
ボリンジャーバンドは、価格が帯の中に収まるという統計学を応用したインジケーターです。MT5標準のボリンジャーバンドは、ミドルラインと+1σ、-1σの3つで構成されたシンプルなインジケーターになります。
一般的なボリンジャーバンドは、±1σのほかに、±2σ、±3σがあります。±1σの中に価格が収まる確率が68.2%、±2σは95.4%、±3σは99%といわれています。
MT5でチャートにボリンジャーバンドを追加する方法
ボリンジャーバンドは、『挿入』→『インジケーター』→『トレンド系』→『Bollinger Bands』から追加することができます。
ボリンジャーバンドの使い方
ボリンジャーバンドの使い方は下記の通りです。
- スクイズ(縮小)を確認し、値動きが乏しいことが確認できる
- エクスパンションを確認して、これから相場が動き、ボラティリティが発生しやすいことが確認できる
- バンドウォークを確認して強いトレンドが発生していることを確認できる
スクイズ(縮小)を確認し、値動きが乏しいことが確認できる
スクイズはボリンジャーバンドが縮小している状態です。『値動きが乏しい』、『レンジ幅が狭い』ことを意味します。ボリンジャーバンドがスクイズしている状態では、トレードをしても大きな利益を獲得できないと判断するのが一般的です。
エクスパンションを確認して、これから相場が動き、ボラティリティが発生しやすいことを確認できる
ボリンジャーバンドの帯が拡張している状態をエクスパンションといいます。エクスパンションしている場合、価格のレンジ幅が広くなり、ボラティリティが出てきていることが理解できます。相場が活発でスクイズしている状態よりも大きな利益を狙いやすいです。
バンドウォークを確認して強いトレンドが発生していることを確認できる
バンドウォークとは+1σと+1σの間をローソク足がつけている状態です。バンドウォークしている状態は、トレンドの継続が高まり、価格がその方向に大きく動く可能性があります。
ストキャスティクス(オシレーター系)
ストキャスティクスは、RSIと同様に相場の『買われ過ぎ』、『売られ過ぎ』を判断することができるオシレーター系インジケーターです。相場の過熱感を表し、反転のタイミングを計ることができます。
MT5でチャートにストキャスティクスを追加する方法
ストキャスティクスは、『挿入』→『インジケーター』→『オシレーター』→『Stochastic Oscillator』から追加することができます。
ストキャスティクスの使い方
ストキャスティクスは下記のように使うのが一般的です。
- 買われ過ぎ、売られ過ぎを確認する
- ゴールデンクロス・デッドクロスを確認してエントリー
- ダイバージェンスを確認する
買われ過ぎ、売られ過ぎを確認する
ストキャスティクスは2本のラインが80%以上に達すると『買われ過ぎ』、20%以下になると『売られ過ぎ』を意味します。つまり、買われ過ぎゾーンに到達したら、今後売られる可能性があるかもしれないという考えを持つことができるというわけです。逆も同様になります。また、反転を狙って逆張りでエントリーすることも可能です。
ゴールデンクロス・デッドクロスを確認してエントリー
ゴールデンクロスやデッドクロスを確認してエントリーします。上記の画像の場合、赤丸がゴールデンクロス、青丸がデッドクロスを意味します。
ダイバージェンスを確認する
ダイバージェンスは、価格が下げているのにも関わらず、ストキャスティクスは切り上げている状態です。このように、実際の価格とストキャスティクスが逆行しているときは、トレンド転換の前兆を意味します。
エンベロープ(トレンド系)
エンベロープは、上限の2本のライン(移動平均線)で構成されるインジケーターです。移動平均線から離れた価格は、必ず移動平均線へ戻るという考え方を利用し、エンベロープの上下ラインのどちらかに接触するもしくは超えると、逆方向へ反転への反転が近いことを示します。そのため、特にレンジ相場でおすすめのインジケーターです。
エンベロープは期間を設定して使用します。『5』や『75』、『100』などがありますが、5分足や30分足トレードをする人には、『25』が最適です。
MT5でチャートにエンベロープを追加する方法
エンベロープは、『挿入』→『インジケーター』→『トレンド系』→『Envelopes』から追加することができます。
エンベロープの使い方
エンベロープの使い方は下記の通りです。
- 移動平均線から価格が大きく上抜けたときは売り
- 移動平均線から価格が大きく下に抜けたときは買い
移動平均線から価格が大きく上抜けたときは売り
価格がエンベロープの上の移動平均線を上抜けたときに、ショートエントリーをします。また、抜けずにタッチした場合でもショートエントリーすることが可能です。
移動平均線から価格が大きく下に抜けたときは買い
逆に、価格がエンベロープの下の移動平均線を下抜けたら、ロングエントリーします。同様に、タッチでロングエントリーすることも可能です。
ADX(トレンド系)
ADX(AverageDirectionalMovementIndex)とは、平均方向性指数とも言われ、トレンドの総合的な強弱を示すためのインジケーターです。強いトレンド方向に従ってエントリーすることで、利益の獲得率を高め、リスクを減らすことができます。また、市場における買手と売手の強度を表示するために活用するトレーダーも少なくありません。特に、トレンド相場の方向性や強弱を測りたいという方におすすめの最強インジケーターです。
MT5でチャートにADXを追加する方法
MT5でADXを追加するときは、MT5の上部メニューから『挿入』→『インジケータ』→『カスタム』→『ADX』を選択します。
ADXの使い方
ADXは下記のように使用するのがおすすめです。
- +DIが-DIを上抜けしたらロングエントリー
- -DXが+DIを上抜けたらショートエントリー
- ADXでトレンドの強弱を測る
+DIが-DIを上抜けしたらロングエントリー
+DIが-DIを上抜けたとき、市場の買い手が増加したことを意味します。そのため、上の画像の赤丸部分は、上昇トレンドシグナルです。
-DXが+DIを上抜けたらショートエントリー
-DIが+DIを下から上に抜けたとき、それが下降トレンドシグナルとなります。そのため、ショートエントリーができるかどうかを判断すべきポイントです。
ADXでトレンドの強弱を測る
ADXはトレンドの強弱を示す指標です。MT5標準のADXは、最小値が2.61、最大値が49.22となっています。この数値が大きければ大きいほど、トレンドが強いことを表します。逆に、小さければ小さいほど、トレンドが弱いことを意味します。一般的に、40より高い場合はトレンドが強く、20より低い場合はトレンドが弱いと判断します。
平均足(カスタム)
MT5には標準で平均足が提供されています。平均足は米国でも非常に人気のインジケーターであり、ローソク足よりも色変わりが起こりづらい、つまり陽線から陰線に、陰線から陽線になりづらいという点が特徴です。
MT5標準の平均足は、一般的にヘイケンアシ(Heiken_Ashi)と言われます。平均足スムーズドとは異なり、平滑化される前の平均足です。そのため、だましが多く、平均足スムーズドに比べて色変わりが起こりやすくなります。
しかし、MT5標準の平均足は無料で利用することができるため、無料の範囲でインジケーターを用意したいという方におすすめです。
また、MT5の平均足スムーズドについて詳しく知りたいという方は、下記のページを参照してください。
MT5に平均足を追加する方法
平均足はMT5の上部メニューから『挿入』→『インジケーター』→『カスタム』→『Heiken_Ashi』から追加できます。
平均足の使い方
平均足の使い方は、下記の3点です。
- 色変わりでエントリーする
- 逆髭でエントリーする
- トレンドの流れを掴む
色変わりでエントリーする
基本的に平均足はエントリーや決済を判断する際に使われるインジケーターです。そのひとつとして色変わりでエントリーが挙げられます。例えば、上昇トレンド中に相場が押し目を付けており、陰線から陽線になったタイミングでエントリーするのが一例です。
逆髭でエントリーする
先ほど、平均足はエントリーや決済で使われることが多いと言いましたが、逆髭でエントリーすることも使い方のひとつです。平均足はローソク足とは髭が真逆で、陽線のときは上髭が長く、陰線のときは下髭が長くなります。しかし、トレンドの転換のとき、陽線なのに下髭が長くなったり、陰線になのに上髭が長くなったりするときがあります。
一般的にこれを逆髭といい、トレンド転換の合図です。また、色変わりでエントリーするよりも逆髭でエントリーしたほうがこれから発生するトレンドに対して早めにエントリーができるため、リスクリワードが良くなる傾向にあります。
トレンドの流れを掴む
平均足は、ローソク足よりも陽線や陰線が継続しやすいため、トレンドの把握が容易です。例えば、陽線が連続しているときは、現在の相場は上昇トレンドであると判断できます。逆に、陰線が連発しているときは下降トレンドであると容易にわかります。
平均足の具体的な手法に関しては、下記のページでも詳しく解説していますので、詳細を知りたいという方は、ぜひアクセスしてみてください。
画像付き!MT5の無料インジケーターの最強な3つの組み合わせ
MT5でこれから取引する人の中には、どのような組み合わせでインジケーターを追加すればいいのかわからない方もいるのではないでしょうか?今回、プロトレーダーを参考に、おすすめの組み合わせを画像付きでご紹介します。
平均足+ボリンジャーバンド+移動平均線
平均足トレードで有名なスキャトレふうたさんも採用するインジケーターの組み合わせのひとつです。平均足とボリンジャーバンドを使うことで、平均足がボリンジャーバンドの±3σ付近で逆髭を出しはじめたら押し目買いをするというようなトレードが可能になります。スキャトレふうたさんの平均足について知らないという方は、ぜひ下記のリンクから確認してみてください。
また、上部の平均足は、MoreAndMore InfoのMT5平均足スムーズドを使用しております。MoreAndMore InfoのMT5平均足スムーズドは、下記のページで紹介していますので、入手したいという方は、ぜひアクセスしてみてください。
移動平均線+RSI
移動平均線とRSIの組み合わせは初心者に最適です。具体的な使い方は、移動平均線でトレンドを確認し、レンジ相場になったときにRSIを使うことでエントリー回数を維持できます。
移動平均線とRSIを組み合わせることでトレードタイミングがわかりやすくなります。移動平均線とRSIの売買のタイミングが同じところでエントリーすることで、勝率を維持できる可能性が高いです。
ボリンジャーバンド+MACD
ボリンジャーバンドとMACDを組み合わせることで、多角的な相場分析が可能になります。しかし、MACDはサインが早く出るとだましにあいやすくなるので、その点は注意するようにしましょう。
【有料】MT5でおすすめの最強有料インジケーター3選
MT5の無料インジケーターでも十分にトレードのサポートを受けられます。しかし、有料のインジケーターを使用すると高機能なインジケーターを一括でダウンロードすることができたり、サインツールでエントリーポイントをわかりやすくしてくれたりするのでおすすめです。ここでは、MT5で最強といわれているおすすめの有料インジケーターを3つご紹介します。
MT5版【異国の通貨強弱システム】
販売サイト:https://fx-wintrade.com/product/mt5-indicator/mt5-paid-indi/ikokuno-cs-sys-mt5/ikokuaff/194/
異国の通貨強弱システムは、FX攻略.comなどの雑誌で紹介されている非常に信頼性の高いインジケーターです。MT5版も提供されており、MT5で口座開設した人も使いやすくなっています。高評価レビューは700件以上あり、多くのトレーダーに活用されているインジケーターです。
異国の通貨強弱システムの精度は、下記の画像のようにドル円の15分足は勝率78%、EUR/USDの5分足は勝率76%となっています。
また、対応通貨ペアは全部で28通貨ペアとなっています。
サインの勝率などもチャート上に表示させられるため、かなり安心感の高いインジケーターとなります。異国の通貨強弱システムの販売元はサポートも非常に充実しているため、インジケーター選びで失敗したくないという方に最適なインジケーターといえるでしょう。
天と地のインジケーターMT5版
販売サイト:https://www.gogojungle.co.jp/re/b3NTrmc4bGTuacA
天と地のインジケーターは、2,800本以上の販売実績を誇る『天と地のインジケーター』のMT5版となります。MT5版は、MT4の天と地のインジケーターを購入すれば、無料で配布されます。条件は下記の通りです。
- 2024年1月以降に「天と地のインジケーターMT4版」をご購入された方(新規でのご購入も含む)
- 2024年1月以降に「天と地のEA」をご購入された方(新規でのご購入も含む)
- 「天と地のEA」「天と地の山」「天と地のダッシュボード」の全てをお持ちの方(購入時期はいつでもOK)
下記のリンクから購入することで、MT5版のパスワードが付与されます。
天と地のインジケーターは下記の画像のように天と地の点や天と地のラインなど複数のインジケーターを組み合わせて売買の判断をします。
MT5版でもっとも有名なインジケーターを使用したいという方におすすめです。
「高勝率!こんなの欲しかった!トレード大全インジケーターV1 MT5版」
販売サイト:https://www.gogojungle.co.jp/re/mBSMKk5DFjQk8wK
ハレさんが開発したサインツール&インジケーターパックです。MT4版では非常に好評で販売実績871本を獲得したインジケーターです。
下記の画像のように、サインを出してくれるため、エントリーポイントがわかりやすいです。
MT5版も非常に人気が高くなっているので、必要な方はお早めにチェックしてみてください。
インジケーターを一括で準備できるおすすめのFX会社
MT5は、インジケーターをさまざまなところから自由に入れられる点が魅力です。しかし、下記のような人は、必要なインジケーターを自分で用意することが難しくなります。
- どのようなインジケーターを選べばいいのかわからない
- 精度の高いインジケーターを使いたいが有料のものは使いたくない
- 必要なインジケーターを自分で準備する時間がない
もし、このような悩みを抱えているなら、豊富なインジケーターが搭載されているFX口座の取引ツールを利用するのがおすすめです。FX口座が提供する取引ツールを利用すれば、実際に購入すると50,000円以上かかる高性能のインジケーターを無料で使うことができます。そのため、費用をかけずに一括で高性能のインジケーターを準備したいという方は、参考にしてみてはいかがでしょうか?
特に、豊富なインジケーターを提供しているFX口座は下記のゴールドウェイジャパンのFXTFです。
FXTF
公式サイト:https://www.tcs-asp.net/alink?AC=C122306&LC=FXTRD1&SQ=0&isq=282
FXTFは、ドル円のスプレッド0.2のFX口座です。FXTFは、MT5ではなく、MT4のみを扱いますが、もしMT5を使うことにこだわりがないという方は、この機会にFXTFで新たにMT4の口座を作成するのがおすすめです。
MT5は、MetaTraderの中でも最新のバージョンになりますが、今後サインツールなどを利用したいとなったときにMT5に対応しているものが少ないため、利用できるインジケーターの数が限られます。そのため、MT4に乗り換えてインジケーターをはじめから入れ直すほうがメリットがあるというわけです。
また、FXTFでは下記の画像のように有名なインジケーターを無料で配布しています。
画像に写っているインジケーターはほんの一部となるため、有名トレーダーと同じ環境でトレードをしたいという方にもFXTFがおすすめです。
念のために、FXTFで入手できるインジケーターの一部を下記でご紹介させていただきます。
【FXTFで入手可能なインジケーター一覧】
- エンゾウトレンドレーダー(FXTF_Yenzo_Trend_Radar)
- スパンモデル(span_model)
- スーパーボリンジャー(super_bollinger)
- ダイジュンカン(FXTF Daijunkan)
- ふくより_オートピボ_パーフェクトオーダー(fukuyori_apivo_po)
- ふくより_エスエス(Fukuyori_SS)
- ふくより_エムエー20_エムエー5(Fukuyori_ma20_ma5)
- ジーエムエムエー(FXTF_GMMA)
- フィボ_ピボット(FXTF_Fibo_Pivot)
- シーシーアイ_シグナル(FXTF_CCI_signal)
- ハイローアクティベーター(FXTF_HLactivator)
- ヘイキンアシ(FXTF_Heikin_Ashi)
- ヒロピー(FXTF_hiropi)
- ボリヘイ_ドラゴン(borihei_dragon)
- プライス アクション(FXTF_Price_Action)など
ぜひこの機会にFXTFを口座開設して、トレードの環境を整えてみてはいかがでしょうか?
まとめ
今回は、MT5で最強かつおすすめのインジケーターを無料8選、有料3選ご紹介しました。それぞれの使い方やチャートへの追加方法についても解説しましたので、これからインジケーターを使おうと思われている方は、ぜひ参考にしてください。