こんにちは、としです。本日は、2024年12月16日になります。毎日、こちらのブログを更新しておりますが、昨日は日曜日で相場が動いていないため、12月4日にエントリーしたポンドルのトレードを解説したあとに、12月16日以降のドル円の相場分析を紹介していきます。
今回のブログの内容はYouTube動画でも詳しく解説していますので、動画から内容をチェックしたいという方は、下記の動画を参照してください。
はじめに
今回は、『エリオット波動が使えない!?3波が機能しないときの途中裁量方法』というテーマで解説していきたいと思います。
エリオット波動を使ったトレードは、このブログでは定番となっています。例えば、エリオット波動1波が完成したら2波の押し目を待ってエントリーして3波を取りに行く、この際、3波は1波の値幅分が伸びるので、1波の値幅分を2波の安値に当てて利確位置を決めるというような感じでやっています。
エリオット波動のエントリータイミングや利確位置などの詳しい内容を知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
このようにエリオット波動を使ったトレードは利確位置を決めるときやエントリータイミングを測る際に重要な考え方になりますが、これが機能しないという経験をされた方もいるのではないでしょうか?
特に多いのが、利確位置で、エリオット波動3波が1波の値幅分伸びないというケースです。この1波の値幅分が伸びないと利確アラートが来ないので、チャートを一切見ていないと損切りになってしまいます。損切りアラートが来てチャートを見ると、『せっかく利益がのっていったのに…』という感じになってしまいます。これを解決するためには、途中裁量がどうしても必要になります。12月4日にエントリーしたGBPUSD(ポンドドル)は、利確まで到達しなかったものの途中裁量で利益を残すことができたので、実際にチャートを見ながら解説していきたいと思います。
今回のGBPUSDのエントリー根拠
次に、今回のGBPUSD(ポンドドル)のエントリー根拠から解説します。
逆三尊を形成している
下記の画像は、GBPUSD(ポンドドル)の4時間足チャートとなりますが、赤丸3点で逆三尊を形成している状態でした。
1波を形成していたこと
そして、下記の画像のように逆三尊の中にはエリオット波動の1波から3波が含まれるケースが多いです。
今回も安値を作った高値を大きく上抜けて1波を形成したあと、2波で押し目を作っていたため、3波が狙える状態でした。
これが2つ目の根拠となります。
日足のトレンドライン上で逆三尊を形成したこと
そして、3つ目の根拠は日足のトレンドラインです。
下記の画像はGBPUSD(ポンドドル)の日足チャートになりますが、このように日足のトレンドライン上で4時間足で逆三尊を形成している状態でした。
以上が今回のエントリー根拠となります。このトレードが難しかったのが通貨強弱です。GBPUSD(ポンドドル)は上に上がりそうでもほかの通貨ペアを見るとドルが買われそうになっていたりしていたため、この逆三尊が機能するかが不安材料となっていました。
しかし、4時間足でこのように綺麗な逆三尊を形成することは稀であり、このような場面は積極的にエントリーするのがおすすめです。
エントリーポイントと利確、損切り位置
次に、今回のエントリーポイントですが、下記の画像の赤枠の大陽線でエントリーしました。
基本的に自分は最安値でエントリーしないことが多いのですが、今回は綺麗に赤丸3点で逆三尊を形成していたこと、切り下げラインが引きづらかったので、この大きく上昇した足が確定してエントリーした形です。
MoreAndMore Infoの平均足スムーズドをお持ちの方は、2波の安値である平均足の陽線でエントリーすることもできます。
リスクリワードを良くしたい方は、このような活用の仕方もOKかと思います。
【MoreAndMore Infoの平均足スムーズドの詳細】
https://www.gogojungle.co.jp/re/DTwuq0yOkKQZyfX
損切りは、逆三尊の右側の安値の下になります。
利確は下記の画像のように1波の値幅分に設定しました。自分は実体で値幅を計算しているため、大体この長さになります。
そして、気づいた方も多いと思いますが、今回のトレードは利確が失敗していて、1波の値幅分が伸びきっていません。
そのため、実際は下記の画像の4時間足の確定で利確しました。
その理由は、まず3波途中であるのにも関わらず、横軸が長いことです。3波はすぐに伸びきるという習性を持ちますが、それに反していることになります。
そのため、これ以上の上昇は難しいと判断しました。
さらに、もう1つ重要な点は200EMAです。
下記の画像のチャートに表示されている黒の移動平均線は200EMAです。このように200EMAで抑えられていて、これを突破する力はないと判断することができます。
200EMAは押し返されることが多いため、非常に重要な移動平均線の期間のひとつです。ぜひチャートに表示させることをおすすめします。
今回は少し残念なトレードにはなりましたが、損失が出たわけでもなくむしろ利益は一定程度残ったので、個人的に失敗とは思っていません。
しかし、なぜ今回1波が伸びきらなかったかを振り返ってみると、まずは通貨強弱が合っていなかったこと、2つ目は下降トレンドの最中で上に抵抗線があり過ぎたことの2点かと個人的には思います。
途中裁量は、利益を残すために非常に重要な能力になります。エントリー後に一切チャートを見ないという方もいるかと思いますが、4時間足トレードの場合は4時間足の確定だけ見ると良いと思います。
また、このようにエリオット波動のトレードであれば、1波の傾きを利用して大体このへんで利確だからこの日になったらアラートが来なくても見ようというような感じでもいいと思います。例えば、今回のトレードの場合は、下記の画像のようにこの1波の傾きから大体利確が来るのが12月10日の朝方であることがわかると思います。
このようにTradingViewではカーソルを当てると日付が出てくるので、この機能をうまく活用すると便利です。
トレフォロをお持ちの方は、下記の画像のようにショートサインで今回保有していたポジションを決済することもできます。
逆サインで利確するという使い方もできるので、そのような活用方法もお試しください。
【トレフォロの詳細】
・https://www.gogojungle.co.jp/re/8qozQNK1hJ6HIj3
ドル円の相場分析
12月17日からのドル円相場は、153.877円を更新したので、上昇傾向になる可能性が高いです。しかし、この時期からゴールドアノマリーが開始されるため、大きく跳ね返される可能性もあります。そのため、短期足で細かく利確していくのがおすすめです。