Adjusted RSIは、従来のRSIに対して正規化と平滑化を重ねることで、ノイズを大幅に抑え、モメンタムの方向性をより正確に捉えるために設計された改良型インジケーターです。一般的なRSIは相場環境によって振れ幅が不安定になりやすく、ランダムな値動きに反応してしまうことがあります。
Adjusted RSIでは、RSIをゼロライン基準のオシレーターに変換し、さらに二重の正規化とスムージングを行うことで、トレンドフォローやモメンタム分析に適した形へと最適化されています。その結果、ダマシが少なく、相場の流れを視覚的に判断しやすいRSIとして、TradingView上で幅広い銘柄と時間足に対応します。
Adjusted RSIの使い方
Adjusted RSIは、ゼロラインを基準にモメンタムの強弱と方向性を判断します。ラインがゼロより上で上昇している状態は、買い圧力が強まっていることを示し、トレンドが上方向に傾いている可能性を示唆します。反対に、ゼロより下で下落している場合は、売り圧力が強まっている状態と判断できます。
Adjusted RSIの大きな特徴は、傾きの変化が非常に分かりやすい点です。ラインが下向きから上向きへ変化する場面では、モメンタム転換の初動を捉えやすくなります。これは従来のRSIで頻発しがちな細かい上下動が抑えられているためであり、ランダムな値動きと本質的な流れを区別しやすくなっています。
また、価格とAdjusted RSIの動きにズレが生じた場合は、ダイバージェンスとして活用することも可能です。価格が高値を更新しているにもかかわらずAdjusted RSIが伸び悩んでいる場合は、上昇モメンタムの弱まりを示すサインとして機能します。逆に、価格が下落している中でAdjusted RSIが切り上がる場合は、反転の兆候として注目できます。
Adjusted RSIは、移動平均線やトレンドラインなどのトレンドフィルターとの相性が非常に良く、上位足の環境認識と組み合わせることで、より精度の高い判断が可能になります。逆張りよりも、相場の流れに沿ったトレードで真価を発揮するインジケーターです。
Adjusted RSIのパラメーター設定

Adjusted RSIには、動きの滑らかさと反応速度を調整するための複数のパラメーターが用意されています。RSI Lengthは、初期RSIを計算する際の期間を設定する項目で、短くすると反応が早くなり、長くすると安定した動きになります。
RSI Smoothing Lengthは、ゼロ中心化されたRSIに対してSMAによる平滑化を行う期間を指定します。
この数値を大きくすると、短期的なノイズがさらに抑えられます。
Smoothing Lengthは、二度行われる正規化処理に使用される参照期間であり、相場環境への適応度に影響します。値を大きくすると安定性が増し、小さくすると変化への追従性が高まります。
Smoothing Factorは、適応型指数平滑化の反応速度を決める重要な設定です。数値を低くすると滑らかで遅い反応になり、高くすると変化に敏感な挙動になります。トレードスタイルに応じて微調整することで、最適なバランスを見つけることができます。
Adjusted RSIは、極端な値動きを制限するレンジ圧縮と、二重の正規化および平滑化によって、相場環境が変化しても一貫したスケールでモメンタムを表示します。
そのため、スイングトレードやトレンド確認、モメンタム重視の戦略において、非常に安定した判断材料となります。従来のRSIでダマシに悩んでいた方にとって、相場の本質的な流れを捉えるための有力な選択肢と言えるでしょう。




