Ping-Pong Fadeは、ボリンジャーバンドを使った逆張り手法をベースに、出来高とローソク足の挙動を組み合わせて短期的な反転ポイントを検出するTradingView用インジケーターです。単純なボリンジャーバンドのタッチだけで逆張りを行うと、強いブレイクに巻き込まれやすいという欠点があります。
Ping-Pong Fadeはその弱点を補うため、価格が統計的な極端水準に到達したうえで、実際に市場参加者の出来高が入り、なおかつ反転の兆候がローソク足に現れた場合のみシグナルを出す設計になっています。そのため、無意味なバンドタッチを排除し、守られた価格帯でのスキャルピング向け逆張りに特化したインジケーターといえます。
Ping-Pong Fadeの使い方
Ping-Pong Fadeの基本的な使い方は、ボリンジャーバンドの上下限で発生する短期反転を狙うことです。
まず価格がボリンジャーバンドの上限、もしくは下限に到達していることが前提条件になります。
次に、その価格帯で出来高が通常よりも増加しているかを確認します。出来高が増えていない場合は、市場参加者が少なく、反転の信頼度が低いためシグナルは出ません。
さらに、ローソク足の実体が小さく、ヒゲを伴っているなど、強く抜けきれずに拒否された形状になっていることが重要です。
これら三つの条件、つまりボリンジャーバンドによる極端水準、出来高の増加、ローソク足による吸収や拒否のサインがすべて揃ったときに、Ping-Pong Fadeは逆張りシグナルを表示します。上側バンドで条件が揃った場合はショート方向のフェードシグナルとなり、下側バンドで条件が揃った場合はロング方向のフェードシグナルとなります。このインジケーターは、レンジ相場や持ち合い相場、日中の値幅が限定されやすい時間帯で特に効果を発揮します。
一方で、強いトレンドが発生している場面やブレイク狙いの局面では使用を控えることが推奨されます。
Ping-Pong Fadeのパラメーター設定

Ping-Pong Fadeでは、主にボリンジャーバンド、出来高、ローソク足構造に関する設定を調整することができます。ボリンジャーバンドは標準的な移動平均と標準偏差を用いた設定になっており、極端水準をどの程度厳しく判定するかを調整可能です。
出来高に関する設定では、現在の出来高が平均出来高に対してどれくらい増加した場合に有効とみなすかを変更できます。この数値を大きくすると、より強い参加があった場面だけに絞られ、シグナルは減りますが精度は高くなります。
また、ローソク足の実体割合に関する設定もあり、実体が小さい、つまり吸収や拒否が起きていると判断する基準を調整できます。短期スキャルピングでは、やや厳しめの設定にすることでダマシを減らすことが可能です。時間足については、5分足から15分足などの短期足との相性が良く、より上位足の環境認識と組み合わせることで精度が向上します。
Ping-Pong Fadeは単体で完結するインジケーターではなく、VWAPや水平線、上位足のトレンド判断と併用することで、本来の力を発揮します。極端な価格帯、出来高の集中、そして抜け失敗という三つの要素が重なったときにのみチャンスがあるという考え方を、視覚的に分かりやすく提供してくれるインジケーターです。




