FXの市場は、土曜日と日曜日は取引が止まります。そのため、月曜日の最初の価格が、金曜日の最後の価格から離れて始まることがあります。この価格の空白を、窓(ギャップ)といいます。
この記事では、窓と窓埋めの考え方と、埋まり具合の数え方を、初めての方にもわかるように順番に解説します。あわせて、週明けに開いた窓と、窓埋めの位置を自動で表示する「窓埋め・ギャップ自動検出インジケーター」を紹介します。MT4とMT5の両方に対応しています。こちらのインジケーターは完全に無料で提供しております。
この記事のポイント
- 窓は、週明けの最初の価格が、週末前の最後の価格から離れて始まったときにできる、価格の空白です。
- 窓埋めは、窓が開いた後に、価格が窓の開く前の終値まで戻ることです。
- 「窓埋め・ギャップ自動検出インジケーター」は、20時間以上取引がなかった後の最初のローソク足を調べて、窓を自動で見つけます。
- 窓の範囲を四角で塗り、窓が開く前の終値に金色の窓埋めラインを引き、窓の大きさ(pips)と埋まり具合(%)を表示します。
- MT4とMT5の両方に対応しています。メールアドレスを登録すると、配布ページから無料でダウンロードできます。
| 名称 | 窓埋め・ギャップ自動検出インジケーター(ファイル名:MT4版 MAM_GapFill.ex4/MT5版 MAM_GapFill.ex5) |
|---|---|
| 対応プラットフォーム | MT4(MetaTrader 4)・MT5(MetaTrader 5)のWindows版 |
| 料金 | 完全無料 |
| 表示するもの | 窓の範囲の四角(上の窓・下の窓・埋まった窓で色分け)、窓埋めライン、窓の大きさ(pips)と埋まり具合(%)の文字 |
| 通知 | ポップアップ・音・メール・プッシュ通知(大きな窓が開いた時と、窓埋めが完了した時。半分埋まった時も選べます) |
| 開発者 | Toshi(MoreAndMore Info) |
窓埋め・ギャップ自動検出インジケーターを無料でダウンロードする ▼

窓とは?
FXの市場は、平日は24時間動いていますが、土曜日と日曜日は取引が止まります。止まっている間にも、ニュースなどで相場の雰囲気が変わることがあります。そのため、月曜日の最初の価格が、金曜日の最後の価格から、大きく離れて始まることがあります。
この価格の空白を、窓といいます。英語では、ギャップと呼びます。

数字の例
たとえば、ドル円の金曜日の終値が158円00銭で、月曜日の始値が158円30銭だったとします。この間の30銭、つまり30pipsが、上に開いた窓です。
反対に、月曜日の始値が金曜日の終値より低ければ、下に開いた窓です。

窓埋めとは?
窓埋めとは、窓が開いた後に、価格が窓の開く前の終値まで戻ることです。さきほどの例なら、価格が158円00銭まで下がってくると、窓埋めになります。
一般的には、開いた窓は埋まりやすい、と言われることがあります。ただし、窓が埋まらないまま、窓の方向に動き続けることもあります。

埋まり具合
このインジケーターでは、窓のどこまで価格が戻ったかを、%で表します。
さきほどの30pipsの窓で、価格が158円15銭まで戻ったとします。158円30銭から15pips戻ったので、30pipsのうちの半分、50%埋まったことになります。

このインジケーターの窓の見つけ方
初期設定では、週明けや休場明けの窓だけを探します。20時間以上、取引がなかった後の最初のローソク足を調べます。
窓が開く前の最後のローソク足の終値と、窓の後の最初のローソク足の始値を比べるので、どの時間足で見ても、同じ窓になります。表示する窓の大きさは、初期設定では3pips以上です。

MT4とMT5の両方に対応
窓埋め・ギャップ自動検出インジケーターは、MT4版とMT5版の両方を配布しています。表示する内容とパラメーターは、MT4版とMT5版で同じです。

チャートの見方
窓の四角
窓の範囲は、四角で塗られて表示されます。四角の左の端は、窓が開いたローソク足です。四角の上下の端は、窓が開く前の終値と、窓が開いた始値です。
まだ埋まっていない窓は、上に開いた窓なら暗い青、下に開いた窓なら暗い赤で塗られます。
窓埋めライン
窓が開く前の終値には、金色の破線が引かれます。これが、窓埋めラインです。窓埋めラインは、窓が埋まるまで、今のローソク足のさらに右まで延びます。
窓埋めラインにマウスを合わせると、窓埋めラインの価格が表示されます。
窓の大きさと埋まり具合の文字
窓の始値のところには、白い文字で、「上の窓」または「下の窓」と、窓の大きさのpipsと、埋まり具合の%が表示されます。埋まり具合は、今動いているローソク足の高値と安値でも更新されます。
窓埋め完了
価格が窓埋めラインに届くと、窓埋め完了です。窓埋めが完了した窓は、四角と線が濃い灰色に変わり、埋まったローソク足のところで止まります。文字は、「窓埋め完了」と窓の大きさのpipsに変わります。
週明けの最初の1時間ほどで埋まった窓は、四角がとても細く表示されます。

下の画面では、「窓埋め完了」と書かれた窓が2つ表示されています。一度、窓埋め完了になった窓は、後から元に戻ることはありません。

通知の機能
通知は、大きな窓が開いたときと、窓埋めが完了したときに届きます。大きな窓とは、初期設定では20pips以上の窓です。
- 大きな窓の通知は、週明けの最初のローソク足ができたときに届きます。窓の大きさと、上か下か、窓埋めの目標の価格が書かれています。
- 窓埋め完了の通知は、1つの窓につき1回だけです。
- パラメーターでオンにすると、窓が半分埋まったときにも通知を受け取れます。
- インジケーターを入れた直後には、過去の窓の通知は鳴りません。
通知の方法は、ポップアップ・音・メール・スマホへのプッシュ通知です。初期設定では、ポップアップと音がオンです。
窓埋め・ギャップ自動検出インジケーターの導入方法
MT4の場合
- 下記のダウンロード方法に沿って「GapFill.zip」をダウンロードし、解凍します。
- MT4のメニューから「ファイル」→「データフォルダを開く」を選びます。
- 開いたフォルダの「MQL4」→「Indicators」に、「MAM_GapFill.ex4」を入れます。
- MT4を再起動するか、ナビゲーターの「インディケータ」を右クリックして「更新」を押します。
- ナビゲーターの「インディケータ」から「MAM_GapFill」をチャートにドラッグし、「OK」を押します。
MT5の場合
- 下記のダウンロード方法に沿って「GapFill_MT5.zip」をダウンロードし、解凍します。
- MT5のメニューから「ファイル」→「データフォルダを開く」を選びます。
- 開いたフォルダの「MQL5」→「Indicators」に、「MAM_GapFill.ex5」を入れます。
- MT5を再起動するか、ナビゲーターの中で右クリックして「更新」を押します。
- ナビゲーターから「MAM_GapFill」をチャートにドラッグし、「OK」を押します。
パラメーターの説明
パラメーターは、すべて日本語で表示されます。

| 項目 | 初期設定 | 内容 |
|---|---|---|
| ID | 1 | 同じインジケーターを1つのチャートに複数入れるときは、別の値にします。 |
| 窓を探すタイミング | 週明け・休場明けだけ | 「週明け・休場明けだけ(20時間以上取引がなかった後)」「日の変わり目も含める」「すべてのローソク足」の3つから選べます。すべてのローソク足は、株価指数や株のチャート向けの設定です。 |
| 表示する窓の最小サイズ(pips) | 3 | これより小さい窓は表示しません。 |
| 表示する窓の数(新しい順) | 20 | 新しい窓から、この数まで表示します。 |
| さかのぼる本数 | 5000 | 窓を探すローソク足の本数です。 |
| 埋まった窓も表示する | true | falseにすると、まだ埋まっていない窓だけを表示します。 |
| 埋まっていない窓を今のローソク足から右へ延ばす本数 | 10 | まだ埋まっていない窓の四角とラインを、今のローソク足からこの本数だけ右へ延ばします。 |

| 項目 | 初期設定 | 内容 |
|---|---|---|
| 上に開いた窓の色・下に開いた窓の色・埋まった窓の色 | 暗い青・暗い赤・濃い灰色 | 四角の色をそれぞれ変えられます。 |
| 窓埋めラインの色・太さ | Gold・1 | 窓が開く前の終値に引く破線の色と太さです。 |
| 窓の大きさ・埋まり具合の文字を表示・文字の色・文字の大きさ | true・White・8 | 文字を出さないこともできます。 |
| 大きな窓が開いたら通知・大きな窓とみなすサイズ(pips) | true・20 | この大きさ以上の窓が開いたときにお知らせします。 |
| 窓埋め完了で通知 | true | 1つの窓につき1回だけお知らせします。 |
| 窓が半分埋まったら通知 | false | trueにすると、埋まり具合が50%になったときにもお知らせします。 |
| ポップアップ・音・音ファイル名 | true・true・alert.wav | いらないときはfalseにします。 |
| メール・プッシュ通知 | false・false | 使うときはtrueにします。MT4・MT5側の設定が必要です。 |
使うときの注意点
- 窓が開いても、必ず窓埋めになるとは限りません。埋まらないまま、窓の方向に大きく動くこともあります。
- 週明けの価格は、FX会社によって少しずつ違います。そのため、窓の大きさや、窓があるかどうかが、FX会社によって変わることがあります。
- 週明けの最初は、取引が少なく、売値と買値の差(スプレッド)が広がりやすい時間です。
- 窓を探すタイミングを「日の変わり目も含める」にすると、小さな窓がたくさん表示されることがあります。
窓埋め・ギャップ自動検出インジケーターに関するよくある質問
Q. 本当に無料ですか?
はい、完全に無料です。メールアドレスをご登録いただくと、無料インジケーター配布ページからダウンロードできます。
Q. MT5でも使えますか?
はい。MT4版とMT5版の両方を配布しています。どちらもWindows版のMT4・MT5で使えます。スマホ版・タブレット版では使えません。
Q. 時間足を変えると、窓の位置は変わりますか?
変わりません。窓が開く前の最後のローソク足の終値と、窓の後の最初のローソク足の始値を比べるので、どの時間足で見ても同じ窓になります。
Q. 週明け以外の窓も表示できますか?
できます。パラメーターの「窓を探すタイミング」で、「日の変わり目も含める」か「すべてのローソク足」を選んでください。すべてのローソク足は、株価指数や株のチャート向けの設定です。
Q. 通知を止めたいときはどうすればいいですか?
初期設定では、大きな窓が開いたときと、窓埋めが完了したときに、ポップアップと音でお知らせします。いらないときは、パラメーターの「ポップアップで通知」と「音を鳴らす」をfalseにしてください。
窓埋め・ギャップ自動検出インジケーターの無料ダウンロードはこちら
まとめ
今回は、窓と窓埋めの考え方と、週明けに開いた窓と窓埋めの位置を自動で表示する無料の「窓埋め・ギャップ自動検出インジケーター」を紹介しました。
窓は、週明けの最初の価格が、週末前の最後の価格から離れて始まったときにできる価格の空白で、窓埋めは、価格が窓の開く前の終値まで戻ることです。窓埋め・ギャップ自動検出インジケーターを使えば、窓の範囲が四角で塗られ、窓埋めラインと、窓の大きさ・埋まり具合が表示されます。
週明けの窓と、窓埋めの進み具合をチャートで確かめながら学びたい方は、ぜひ活用してみてください。
※本インジケーターは売買の判断を補助するツールです。投資は自己責任で行ってください。利益を保証するものではありません。




