FX口座は複数開設することもでき、使わなくなった口座をほったらかしにしている人も少なくないでしょう。
ほったらかしにしていると「放置したら口座は凍結されてしまうのか」とか「維持費でお金がかかるのではないか」と心配する方も多いでしょう。
これらの疑問を抱えている方のために、この記事ではFX口座をほったらかしにしたら何が起こるのかについて解説します。
特にこれからFXを始めてみようと思っている初心者の方にとっては知っていて損はない内容となっているので、ぜひ参考にしていただけますと幸いです。
口座維持にお金のかからないおすすめのFX口座5選
FX口座をほったらかしにすることで起こりうるリスクとは?
そもそもFX口座をほったらかしにすることでどのような危険があるのかですが、大きく分けると3つのリスクが考えられます。
口座が凍結される
日本のFX会社は数多く存在しているので、必ずしも口座が凍結されるとは限りませんが、数ヶ月以上ほったらかしにすることで口座が凍結されることも珍しくありません。
今後一切使用しないFX口座であれば凍結されても問題ないかもしれませんが、使う予定があるのであればほったらかしにすることは危険です。
実際にいざトレードをしようと思ったときに凍結されていると、エントリーすらできない状態となります。
それでは困るという方は、できる限り定期的に利用することがリスク回避のためにもおすすめです。
維持費がかかることもある
口座維持費については、結論から言うとほったらかしにしても日本のFX口座であれば発生するケースはそれほどありません。
そのため、日本のFX口座を利用している方はこの見出し部分は飛ばしてください。
しかし、海外FX口座を利用している方は口座維持費が発生するケースがあります。
一定期間の取引がない場合に口座維持費が発生するケースもありますので、できればほったらかしにすることは避けたほういいでしょう。
第三者に使われる可能性もある
個人情報が漏洩してしまう可能性ですが、ほったらかしにすることでそのリスクが高まることもあります。
例えば、第三者からのログインがあったとしても、長年放置することで「第三者からのログインがあった」と業者から通知が届いても気づかないケースがあるのです。
不正ログインを気づかず放置していると個人情報が流出してしまうことも考えられるため、ほったらかしにしているFX口座はログインIDやパスワードを変更したり、解約したりするなどして対策しておきましょう。
特にログイン情報を簡単なものに設定している方はこのようなリスクがあるため、しっかりとした対策がおすすめです。
国内口座と海外口座をほったらかしにした場合の違い
国内FX口座と海外FX口座では、ほったらかしにした場合に何か違いなどはあるのでしょうか。
ここでは2つの違いについて解説します。
国内FX口座をほったらかしにすると?
まず国内FX口座ですが、基本的にほったらかしにしていても口座凍結やログインができなくなることはありません。
ただし、中にはFX口座に証拠金残高がない場合、口座凍結されてしまうことがあるため注意が必要です。
また、基本的には事前に通知なく口座が凍結されるケースも少ないでしょう。
特に長年放置されているケースでFX会社側が凍結したいと判断した場合、何かしらの通知が届く可能性が高いです。
これらに対応していれば急に凍結されて使えなくなったとなることもありません。
海外FX口座をほったらかしにすると?
海外FX口座の場合は、日本のFX口座とは全く異なるルールとなっています。
具体的に大手業者でも、90日間の取引がないと「休眠口座」扱いになることがありますので注意が必要です。
休眠口座になると、口座維持に必要な料金を毎月自動的に引かれることとなります。
また、海外FX口座でよくあるボーナスですが、これも休眠口座になることで0になってしまうのです。
そしてさらに90日間放置することで口座凍結がされ、ログインすらできない事態となってしまいます。
取引がしたい場合は新たな口座開設が必要となり、再度手続きも必要となります。
このように、海外FX口座ではほったらかしにすることで様々なリスクが考えられますので、使わないのであれば解約したほうが安心です。
ほったらかしにしたFX口座が凍結したら今後取引ができなくなる?
ほったらかしにしたFX口座は、ある一定の条件に達すると口座凍結される危険性が高まります。
「口座凍結をしたら再度開設をしてまた取引をすればいい」と思われている方も多いかと思いますが、一度凍結すると少々面倒な点がいくつかあります。
具体的にここでは「なぜ?FX会社は口座を凍結する必要があるのか」と「凍結されたFX口座は再度開設すれば問題ないのか?」の2つを詳しく開設します。
FX会社による口座凍結の必要性とは?
そもそもなぜFX会社が口座凍結をする必要があるのかですが、理由としては「個人情報流出のリスクを防ぐこと」や「サーバーの負担を抑えること」の2つがあります。
これらの理由から、必要ないと判断されたFX口座は定期的に凍結しているのです。
凍結されたら再度口座開設をすれば問題ない?
「口座凍結されても再度開設すれば問題ないでしょ」と思われている方も多いでしょう。
しかし、再度開設する際には少々審査が厳しくなる可能性も高いのです。
実際に一度凍結されたFX会社へ再度開設するための手続きをしたものの、審査に通過できなかったというケースはよく耳にします。
同じFX会社への再登録は難しい場合もあるため、FX口座をほったらかしにすることはこれらのリスクがあることも把握しておかなければなりません。
まとめ
今回はFX口座をほったらかしにするとどのようなリスクがあるのかについて解説しました。
ほったらかしにすることで、最悪の場合は口座凍結などのリスクも考えられるので、今後もFX取引を行いたいと思われている方は完全に放置しないよう注意しましょう。
特に複数のFX口座を開設している人はほったらかしにしてしまいがちなので、注意しながら口座維持をしていくことをおすすめします。