FXのトレードでは、テクニカル分析が必要不可欠であり、勝率を高めるために多くのトレーダーが勉強しています。
テクニカル分析にも幅広い種類がありますが、その一部となるのが『通貨強弱』です。
通貨強弱は、簡単に説明すると『どの通貨が強く、どの通貨が弱いのかを示す指標』のことを言い、トレードの勝率を高めるためには必ず身につけなければならない知識です。
しかし、大切とはわかっていても、『どうやって通貨強弱を見ればいいの？』と具体的な方法がわからない方も多いでしょう。
そこで今回は、FXの通貨強弱がわかる無料のインジケーターや、チャートだけで通貨強弱が判断できるようになる方法について紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
FXの通貨強弱とは？
FXの『通貨強弱』とは、各国の通貨が他の通貨に対してどれだけ強いか、または弱いかを示す指標のことです。
通貨の強弱を確認することで、現在はどの通貨が買われているのか、または売られているかを把握できるようになるので、通貨強弱の知識を身に着けるだけでもトレードで簡単に負けることは少なくなるでしょう。
また、通貨強弱は、特定の通貨ペアだけではなく、複数の通貨ペアを比較して算出されます。
最もメジャーで日本人が取引するドル/円であれば、ドルと円が単体でどのくらい買われているのか、または売られているのかを分析します。
分析した結果、ドルが強い傾向にあれば、ドル/円でポジションを持つとすればロングエントリーとなります。逆に円が強いと判断できれば、円を買うショートエントリーとなります。
このように、FXは基本的に上か下にしか動かないので、どちらの通貨が強いかを判断できれば、それだけで強い武器となるのです。
FXで通貨強弱が重要な2つの理由
FXで通貨強弱が重要と言われる理由は、大きく分けて下記の2つがあります。
トレンドが発生している通貨を探しやすい
通貨強弱を確認することで、トレンドが発生している通貨ペアを確認できます。
例えばドルが強いと判断できれば、ドル/円なら陽線が続く可能性が高くなり、上昇トレンドの発生もしくは継続と判断でき、ロングエントリーがしやすくなるということです。
また、ドルが強いと判断するだけではなく、円の強弱も判断し、最も弱いと確認できれば大きな上昇トレンドとなる可能性が高く、チャンス相場にいち早く乗ることが可能です。
FXでは、できる限りトレンド相場に乗ることが重要なので、こういった意味でも通貨強弱を瞬時に判断できるようになっておくことが大切となります。
エントリー根拠のひとつになる
通貨強弱がわかるようになれば、それをエントリー根拠の一つとすることができます。
FXは『エントリー根拠を複数見つけると良い』と言われますが、何を根拠とするのかは人それぞれ異なります。
例えば、移動平均線がゴールデンクロスしたから、ボリンジャーバンドの-3σにタッチしたからエントリーと判断する方も多いのではないでしょうか。
確かに上記のようなインジケーターを活用したエントリー根拠も判断の一つとなりますが、どれだけインジケーターの根拠があっても、通貨強弱的には逆であれば、うまく機能しないケースが多いです。
インジケーターはあくまでも補助ツールであるため、チャートパターンやローソク足の根拠と比べると弱い印象があります。
通貨強弱については、どのように判断しているかによっても異なりますが、この記事の最後に紹介している方法なら強いエントリー根拠として活用できますので、いつも根拠が弱いと感じているなら参考にしながら日頃のトレードに役立ててみてください。
FXで通貨強弱をチェックする方法
FXで通貨強弱の判断をできるようにするためには、具体的な方法を知る必要があります。
下記では大きく分けて２つの方法を紹介しているので参考にしてください。
複数のチャートを見比べる
１つ目の方法としてあげられるのが、複数のチャートを見比べることです。
例えばドル/円の通貨強弱をチェックしたい場合、ドル/円のチャートを見て円が弱いと判断できれば、他のクロス円（ポンド/円・ユーロ/円・オージー/円・ニュージー/円・スイス/円・カナダ/円）をチェックし、同じように円が弱ければロングの方が期待値が高いと判断できます。
複数のチャートを見比べることで、ロングかショートのどちらの優位性が高いか簡単に判断できるので、インジケーターをできる限り使用したくない方はこの方法で通貨強弱を判断してください。
しかし、複数のチャートを見比べて、『ただ単に陽線が連発しているからドルが強いの？』『一時的に上がっていただけでエントリーしたら逆に動き続けた』など、本当の通貨強弱を理解できていない方も多い印象です。
特にFX初心者は、このような通貨強弱の判断ミスをしてしまいがちですが、チャートの見方を理解できれば精度の高い通貨強弱の判断を行えるようになります。
詳細はこの記事の最後にあり、誰でも無料でチェックできるようになっているので、詳しく知りたい方はそちらをご確認ください。
インジケーターを使用する
２つ目の方法はインジケーターを使用することです。
インジケーターといっても幅広い種類がありますが、普段使用しているインジケーターでも通貨強弱を判断できます。
例えば移動平均線を使用している方は多いかと思いますが、短期線が長期線を上にクロスして抜けたらゴールデンクロスとなり、上向きになるのでドル/円ならドルが強い傾向にあると判断できます。
しかし、インジケーターは補助ツールであり、値動きが発生した後に動くものでもあるので、チャートで判断する方法と比べて判断が遅くなる傾向にあります。
また、ゴールデンクロスをしたからロングエントリーをすれば必ず勝てるかというとそうでもありません。
逆に落ちてくるケースも頻発するので、インジケーターはチャートでの判断に比べて精度は低いと言えます。
しかし、インジケーターでもある程度の通貨強弱は判断できるので、チャートでの見方がわからない場合は、インジケーターの活用も検討してみてください。
FXの通貨強弱がわかるおすすめのインジケーター3選
下記では、一般的な移動平均線などのインジケーターではなく、通貨強弱専用のインジケーターや、トレンドを初心者が簡単に判断できるおすすめのインジケーターを紹介していますので、参考にしてください。
LIGHT FXのLIGHTマーケットの通貨強弱
公式サイト：https://www.fxtrade.co.jp/ 
LIGHT FXでは、通貨強弱をチャートで簡単に確認できる専用チャートがあります。
大きく分けて2つあり、現在勢いのある通貨がどれかを一目で確認できる『チャート』と、どの通貨ペアが一番上昇または下降傾向にあるのかを確認できる『通貨ペアランキング』を利用できます。
また、時間軸も前日から当日、1週間、1カ月、1年、10年まで選択可能なので、あらゆるトレードスタイルに対応できる通貨強弱チャートです。
専用チャートとなっているので、例えば移動平均線でどちらの通貨が強いのかを自身で判断する必要はなく、初心者でもパッと見てどの通貨が強いか、弱いかが判断できるので、瞬時に通貨強弱を確認できる方法を知りたい方は、LIGHT FXで使えるインジケーターがおすすめです。
注意点としては、LIGHT FXの通貨強弱インジケーターを使用するには、口座開設が必要になる点です。
日本のFX会社は口座開設もスピーディに対応してくれますし、それほど面倒な手続きも少ないので、トレードにすぐ役立てたいという方はご活用ください。
FXTFのFXTF_Symbol_Kyojaku
公式サイト：https://www.fxtrade.co.jp/
FXTFは、MT4を使用できる数少ない日本のFX会社であり、通貨強弱専用のインジケーター『FXTF_Symbol_Kyojaku』をMT4に導入できます。
FXTFがオリジナルで開発しているインジケーターであり、口座開設をしている方なら誰でも使用できます。
FXTFの場合は、他のFX会社とは異なり、インジケーターとしてチャートに導入できるメリットがあります。
ほとんどのトレーダーはチャート分析が大半を占めるため、チャート以外も閲覧するというのには抵抗がある方も多いでしょう。
できる限りチャートで通貨強弱のチェックを完結させたい方にとってはおすすめのインジケーターであり、確認方法も一目でチェックできるので、FX初心者にとっても利用しやすくなっています。
また、FXTFは対応している通貨ペアも多いため、できる限り制限がなく、多くの通貨強弱を確認したい場合にも適しています。
そのため、日本のFX会社は数多くありますが、その中でも通貨強弱に特化したインジケーターを取り扱うFXTFは、利用しやすくおすすめと言えるでしょう。
トレフォロ
公式サイト：https://www.gogojungle.co.jp/tools/indicators/45736
トレフォロとは、絶好のエントリーポイントでサインを表示してくれる高精度のサインインジケーターです。
通貨強弱に特化したインジケーターではありませんが、トレンドディレクションやトレンドフォローメーターを活用することで、各通貨ペアのどちらに優位性があるのかを一目で確認できるようになっています。
時間軸も幅広く対応しているため、スキャルピング・デイ・スイング全てのトレードスタイルに対応しています。
さらにMT4をもっと使いやすくするための特典も満載なので、FX中級者はもちろん、初心者にも使いやすいインジケーターとなっています。
Toshiの極秘手法を入手すればインジケーターが不要！
ここまで通貨強弱の概要から必要性、おすすめのインジケーターまで紹介しました。
インジケーターを活用することで、『今現在』の通貨強弱を確認することができ、トレードの補助的な役割として活躍してくれるでしょう。
しかし、インジケーターは基本的に『今現在』の通貨強弱しか判断できず、『未来』のことを予測することはできません。
FXで勝率を高めたり、大きな利益を獲得したりするためには、現在ではなく未来の予想を高精度で行わなければならないのです。
『Toshiの極秘手法』では、チャートだけで未来の通貨強弱を誰でも簡単に把握できる方法を紹介しています。
また、通貨強弱だけではなく、どういったポイントでエントリーすると勝率が高くなりやすいか、鉄板のチャートパターンなども詳しく紹介しています。
そして、誰でも読んでいただけるよう、無料で配布をしています。
『Toshiの極秘手法』を読むことでトレードの本質を理解いただけると思うので、一般的な知識以外のことを知りたい方は、ぜひ手に取って閲覧してみてください。
まとめ
今回は、通貨強弱の概要からおすすめのインジケーター、チャートだけで未来を予想できる裏技について紹介しました。
通貨強弱はトレードにおいて重要であり、理解しているのとしていないのとでは大きな差が生まれます。
今後もトレードを続けていきたい、専業を目指している方にとって重要な要素なので、通貨強弱をおろそかにしていたという方は、エントリーをする前に一度確認するよう心がけてみてください。
