チャートを見ていると、同じくらいの価格で何度も止まって、跳ね返されている場面があります。こうした価格をサポートとレジスタンスといいます。ただ、水平線を手で引くと、どこに引くかが人によって変わってしまいます。
この記事では、サポートとレジスタンスの考え方を、初めての方にもわかるように順番に解説します。あわせて、決まったルールで水平線を自動で引く「サポートライン・レジスタンスライン自動表示インジケーター」を紹介します。MT4とMT5の両方に対応しています。こちらのインジケーターは完全に無料で提供しております。
この記事のポイント
- 今の価格より下で下落を止めている価格がサポート(支持線)、上で上昇を止めている価格がレジスタンス(抵抗線)です。
- 「サポートライン・レジスタンスライン自動表示インジケーター」は、過去500本のローソク足から目立つ高値と安値を集め、価格が近いものを1本の水平線にまとめます。
- まとめた高値と安値の数をタッチ回数として数え、回数が多いほど線が太くなります。
- 価格が線をまたぐと、線の役割と色が自動で入れ替わります。上位足のレベルも表示できます。
- MT4とMT5の両方に対応しています。メールアドレスを登録すると、配布ページから無料でダウンロードできます。
| 名称 | サポートライン・レジスタンスライン自動表示インジケーター(ファイル名:MT4版 MAM_SRLevels.ex4/MT5版 MAM_SRLevels.ex5) |
|---|---|
| 対応プラットフォーム | MT4(MetaTrader 4)・MT5(MetaTrader 5)のWindows版 |
| 料金 | 完全無料 |
| 表示するもの | レジスタンスの水平線(赤)とサポートの水平線(青)、まとめた価格帯の帯、右端の文字(レジ/サポ・タッチ回数・価格) |
| 通知 | ポップアップ・音・メール・プッシュ通知(線へのタッチ、終値での上抜け・下抜け) |
| 開発者 | Toshi(MoreAndMore Info) |
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サポートとレジスタンスとは?
チャートを見ていると、同じくらいの価格で何度も止まって、跳ね返されている場面があります。今の価格より下で、下落を止めている価格をサポート、今の価格より上で、上昇を止めている価格をレジスタンスといいます。サポートは支持線、レジスタンスは抵抗線とも呼ばれます。略して「サポレジ」と呼ぶこともあります。

なぜ同じ価格で止まりやすいのか
一度その価格で跳ね返されると、多くの人がその価格を覚えていて、次も同じところで注文を出しやすい、と考えられています。そのため、何度も止まった価格ほど、意識されやすい価格という見方をします。

サポートライン・レジスタンスライン自動表示インジケーターが水平線を引くルール
水平線を手で引くと、どこに引くかが人によって変わります。そこでこのインジケーターは、決まったルールで水平線を引きます。
まず、目立つ高値と安値を集める
まず、過去500本のローソク足から、目立つ高値と安値を集めます。初期設定では、左右それぞれ5本のローソク足よりも高い高値と、左右5本よりも安い安値を使います。

価格が近い高値と安値を、1本の線にまとめる
次に、価格が近い高値と安値を、1本の線にまとめます。どれくらい近ければまとめるかは、ATRで決めています。ATRは、アベレージ・トゥルー・レンジの略で、ローソク足1本が、平均してどれくらい動くかを表す値です。初期設定では、ATRの半分の幅に入る高値と安値をまとめます。

まとめ方の例とタッチ回数
たとえば、ATRが20銭なら、半分の10銭です。158円20銭、158円22銭、158円24銭、158円27銭の4つは、一番安い158円20銭から一番高い158円27銭まで7銭なので、10銭の中に入り、1本にまとめられます。線の価格は、4つの平均で、約158円23銭になります。
このとき、4つの高値と安値がこの価格帯でできているので、タッチ回数は4回と数えます。

表示する線の選び方
タッチ回数が2回以上の価格帯だけを、線として表示します。そして、今の価格より上と下から、それぞれ5本ずつを選んで表示します。初期設定では、今の価格に近い順に選びます。

MT4とMT5の両方に対応
サポートライン・レジスタンスライン自動表示インジケーターは、MT4版とMT5版の両方を配布しています。表示する内容とパラメーターは、MT4版とMT5版で同じです。

チャートの見方
赤い線がレジスタンス、青い線がサポート
今の価格より上にある赤い線がレジスタンスです。今の価格より下にある青い線がサポートです。

線は、その価格帯で最初に高値や安値ができた所から、今のローソク足の8本先まで引かれます。

線の太さはタッチ回数で変わる
線の太さは、タッチ回数で変わります。タッチ2回の線が一番細く、回数が増えるほど太くなります。6回以上で、一番太い線になります。

線のまわりの帯
線のまわりにある暗い色の帯は、まとめた高値と安値の範囲です。さきほどの例なら、158円20銭から158円27銭までの帯になります。

右端の文字
線の右端には、文字が表示されます。「レジ 4回 158.232」のように、レジスタンスかサポートか、タッチ回数、線の価格の順に並んでいます。「レジ」はレジスタンス、「サポ」はサポートの略です。

線の役割と色の入れ替わり
価格が線をまたいで動くと、線の役割と色が自動で入れ替わります。たとえば、レジスタンスの赤い線を価格が上に抜けると、その線は今の価格より下になるので、青いサポートの線に変わります。
線は、新しいローソク足ができるたびに計算し直されます。
上位足のレベルを表示する機能
パラメーターの「レベルを探す時間足」で、今のチャートより長い時間足を選ぶと、その時間足の高値と安値から線を引きます。たとえば、1時間足のチャートを見ながら、4時間足のサポートとレジスタンスを表示できます。
上位足のデータがまだ読み込まれていない間は、チャートの左上に「データ待ち」と表示されます。
通知の機能
通知は2種類あります。
- 線へのタッチ:価格が線の価格に、ATRの10分の1まで近づくと、タッチとみなします。
- 終値でのブレイク:ローソク足の終値で、線を上に抜けた時と、下に抜けた時です。
ただし、通知するのは、タッチ回数が3回以上の線だけです。通知の方法は、ポップアップ・音・メール・スマホへのプッシュ通知です。初期設定では、通知の方法はすべてオフなので、使うときは、パラメーターでポップアップなどをオンにしてください。

サポートライン・レジスタンスライン自動表示インジケーターの導入方法
MT4の場合
- 下記のダウンロード方法に沿って「SRLevels.zip」をダウンロードし、解凍します。
- MT4のメニューから「ファイル」→「データフォルダを開く」を選びます。
- 開いたフォルダの「MQL4」→「Indicators」に、「MAM_SRLevels.ex4」を入れます。
- MT4を再起動するか、ナビゲーターの「インディケータ」を右クリックして「更新」を押します。
- ナビゲーターの「インディケータ」から「MAM_SRLevels」をチャートにドラッグし、「OK」を押します。
MT5の場合
- 下記のダウンロード方法に沿って「SRLevels_MT5.zip」をダウンロードし、解凍します。
- MT5のメニューから「ファイル」→「データフォルダを開く」を選びます。
- 開いたフォルダの「MQL5」→「Indicators」に、「MAM_SRLevels.ex5」を入れます。
- MT5を再起動するか、ナビゲーターの中で右クリックして「更新」を押します。
- ナビゲーターから「MAM_SRLevels」をチャートにドラッグし、「OK」を押します。
パラメーターの説明
パラメーターは、すべて日本語で表示されます。

| 項目 | 初期設定 | 内容 |
|---|---|---|
| ID | 1 | 同じチャートに設定違いで2つ入れるときは、別の値にしてください。 |
| レベルを探す時間足 | current(今のチャート) | 今のチャートより長い時間足を選ぶと、その時間足の高値と安値から線を引きます。 |
| さかのぼるローソク足の本数 | 500 | 何本前までの高値と安値を集めるかです。 |
| 高値・安値の判定(左右に何本ずつ比べるか) | 5 | 左右この本数のローソク足より高い高値・安い安値を使います。 |
| まとめる幅の基準にするATRの期間 | 14 | まとめる幅を決めるATRの期間です。 |
| まとめる幅(ATRの何倍以内を1本にするか) | 0.5 | 大きくすると、より広い範囲を1本にまとめるので、線の本数は少なくなり、タッチ回数は増えます。 |
| 表示する最低タッチ回数 | 2 | 3にすると、タッチ3回以上の線だけが表示されます。 |
| 表示するレベルの選び方 | 現在値に近い順 | 「現在値に近い順」と「タッチ回数が多い順」から選べます。 |
| 表示する本数(上・下それぞれ) | 5 | 今の価格より上と下に、それぞれ何本表示するかです。 |
| レジスタンスの色・サポートの色 | Tomato/DodgerBlue | 今の価格より上の線と、下の線の色です。 |
| 一番強いレベルの線の太さ(1から5) | 5 | タッチ回数が一番多い線の太さです。 |
| 線の種類(太さ1の線だけに有効) | Solid | 点線などに変えられます。太さ1の線だけに効きます。 |
| まとめた価格帯を帯で表示・右端にタッチ回数と価格を表示 | どちらもtrue | それぞれ表示するかどうかを選べます。 |
| 文字の大きさ・線を右へ伸ばす本数 | 8/8 | 右端の文字の大きさと、今のローソク足から右へ何本先まで線を伸ばすかです。 |
| ポップアップ・音・メール・プッシュ通知(スマホ) | すべてfalse | 通知を使うときはtrueにしてください。音のファイルも変えられます。メールとプッシュ通知は、MT4・MT5側の設定が必要です。 |
| レベルにタッチした時に通知・終値でレベルをブレイクした時に通知 | どちらもtrue | タッチとブレイクで、それぞれ通知するかどうかを選べます。 |
| 通知するレベルの最低タッチ回数 | 3 | この回数以上の線だけを通知します。 |
| タッチとみなす距離(ATRの何倍まで近づいたら) | 0.1 | 価格が線の価格にこの距離まで近づくと、タッチとみなします。 |

使うときの注意点
- タッチ回数は、その価格帯で高値や安値ができた回数を数えたものです。回数が多い線でも、次に止まることを示すものではありません。
- 線を抜けた後に、また戻ってくることもあります。
- チャートの時間足や、さかのぼる本数によって、線の位置もタッチ回数も変わります。
- 線は新しいローソク足ができるたびに計算し直すので、古い高値や安値が範囲から外れると、線が消えたり、位置が変わったりします。
サポートライン・レジスタンスライン自動表示インジケーターに関するよくある質問
Q. 本当に無料ですか?
はい、完全に無料です。メールアドレスをご登録いただくと、無料インジケーター配布ページからダウンロードできます。
Q. MT5でも使えますか?
はい。MT4版とMT5版の両方を配布しています。どちらもWindows版のMT4・MT5で使えます。スマホ版・タブレット版では使えません。
Q. タッチ回数とは何ですか?
1本の線にまとめた価格帯の中で、高値や安値ができた回数です。たとえば、4つの高値と安値をまとめた線なら、タッチ回数は4回です。回数が多い線ほど太く表示されます。
Q. 線の色が変わったのはなぜですか?
価格が線をまたいで動くと、線の役割と色が自動で入れ替わるためです。レジスタンスの赤い線を価格が上に抜けると、その線は今の価格より下になるので、青いサポートの線に変わります。
Q. 通知が来ないのはなぜですか?
初期設定では、通知の方法(ポップアップ・音・メール・プッシュ通知)がすべてオフになっています。パラメーターでポップアップなどをオンにしてください。また、通知するのはタッチ回数が3回以上の線だけです。
サポートライン・レジスタンスライン自動表示インジケーターの無料ダウンロードはこちら
まとめ
今回は、サポートとレジスタンスの考え方と、水平線を自動で引く無料の「サポートライン・レジスタンスライン自動表示インジケーター」を紹介しました。
サポートとレジスタンスは、同じくらいの価格で何度も止まっている価格のことで、手で水平線を引くと人によって位置が変わります。サポートライン・レジスタンスライン自動表示インジケーターを使えば、決まったルールで水平線が引かれ、タッチ回数や、まとめた価格帯の範囲もチャートで確認できます。
サポートとレジスタンスをチャートで確かめながら学びたい方は、ぜひ活用してみてください。
※本インジケーターは売買の判断を補助するツールです。投資は自己責任で行ってください。利益を保証するものではありません。



