2023年度に調査を実施したFXのインジケーターに関するアンケート結果を公表いたします。本調査の概要は下記の表の通りです。
アンケート調査実施内容 | |
調査方法 | MoreAndMore Infoに登録するLINE公式アカウントユーザー700名 |
調査内容 | FXのインジケーター使用状況 |
調査対象 | 20代~60代以上の男女 |
対象地域 | 全都道府県(日本のみ) |
調査対象証明 | MoreAndMore Info Line公式アカウント友達数及び属性 |
質問内容 | 【2023年度】FXのインジケーターに関する独自調査・アンケート原本 |
調査実施日程 | 2023年9月~ |
※本アンケート調査の内容を引用する場合は、出典元及びリンクを必ず記載してください。
Q1 FXの取引はじめて何年ですか?
『FX取引をはじめて何年ですか?』という質問に対して一番多い答えは、3年以上10年未満でした。次に多いのが10年以上の25.3%でした。
一方、もっとも少ないのが6ヶ月未満の10.6%です。FXは新規参入組が比較的多い業界といわれます。そのため、6ヶ月未満がもっとも少ないのは意外な結果でした。
アンケート回答者はトレード年数が比較的長く、3年以上トレードしている人は半数にも及ぶことがわかります。
Q2 普段のトレードで1番使用するインジケーターは何ですか?
『普段のトレードで1番使用するインジケーターは何ですか?』という質問に対して、移動平均線と答えた人が4分の1を上回る35.2%でした。次に、ボリンジャーバンドと答えた人が多く、MACDは第3位という結果でした。
移動平均線はもっとも使われるインジケーターであり、それと同時にもっとも多くのトレーダーが見ているインジケーターともいえます。また、MACDなどオシレーター系のインジケーターも比較的多くのトレーダーに使われている傾向があります。
Q3 移動平均線はEMAそれともSMA?
『移動平均線はEMAそれともSMA?』という問いに、EMAと回答した人が54.5%、SMAと回答した方は45.5%という結果でした。EMAとSMAそれぞれ半々で使用されている傾向です。そのため、大きな偏りはないといえるでしょう。
補足として、EMAは指数平滑移動平均線、SMAは単純移動平均線のことです。EMAはトレンド転換に素早く対応できるという点がメリットですが、一方でだましにあいやすいという特徴があります。SMAは、EMAに比べて滑らかに推移するため、トレンド転換の察知は遅いですが、だましにあいづらいです。両者には良い点と悪い点があり、トレーダーで好みが分かれます。
Q4 普段トレードで使用している移動平均線の期間は?
『普段トレードで使用している移動平均線の期間は?』という質問に対して、75日と回答した人がもっとも多く28.2%、次いで25日が18.7%、50日が17.5%という結果でした。海外では20日や200日が人気な傾向にありますが、日本の多くのトレーダーは25日と75日をメインを使用しています。
個人的な意見となりますが、日本のFX口座の取引プラットフォームが25日や75日を採用したものが多く、それが大きく影響を受けているように見えます。
Q5 普段トレードで使用している移動平均線の期間の組み合わせは?(例:20日と200日など)
『普段トレードで使用している移動平均線の期間の組み合わせは?』という質問に25日と75日と答えた人が最も多く36.4%、2位は11%の20日と200日でした。また、その他と答えた人も多いため、組み合わせはトレーダーの好みの大きく変化するようです。
日本のFX口座は25日と75日の組み合わせが多いため、自然とこの組み合わせで移動平均線を使用する人がいる印象です。一方、20日と200日の組み合わせは海外で人気があり、この組み合わせを採用するトレーダーも少なくありませんでした。
Q6 トレードで使うインジケーターの組み合わせは?
『トレードで使うインジケーターの組み合わせは?』という質問に対して、移動平均線とボリンジャーバンドと回答した人が30.6%でした。そのほかの組み合わせは均衡している状態となっています。また、その他と回答した人がもっとも多く、それぞれのトレーダーで使用するインジケーターは大きくわかれるようです。
FXのインジケーターの中でもっとも人気がある移動平均線は多くのトレーダーに使用されており、その次はボリンジャーバンドとなるため、自然に移動平均線とボリンジャーバンドの組み合わせが上位となったといえるでしょう。
Q7 普段のトレードで有料のインジケーターを使用していますか?
『普段のトレードで有料のインジケーターを使用していますか?』という質問に対して無料のインジケーターのみを使用していると回答した人が41.6%ともっとも多い結果となりました。また、有料と無料どちらのインジケーターも使用していると答えた人が次に多く、28.9%となっています。
無料のインジケーターのみを使用していると回答した人が多いのは想定内の結果です。しかし、無料と有料どちらも使用している人が28.9%にも上ることは、予想に反して多い印象となりました。