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FXは勝てない仕組み!?FX会社は顧客の注文を呑むのか?

FX

エントリーする度に、自分の利確と逆の方向に相場が進み、損切りに価格が向かってくるような経験ばかりしていると、FXって勝てない仕組みになっていると思ってしまう方も少なくありません。FXトレード経験のあるほとんどの人がエントリーするところを誰かに見られているみたいだと感じます。なぜなら、自分がエントリーしたところから永遠に逆行してくるからです。

 

特に初心者トレーダーの中には、勉強してその知識通りにエントリーしても100%逆行してくるため、FXは勝てない仕組みになっていると勘違いされる方も多いです。しかし、それは本当なのでしょうか?

 

今回は、FXが勝てない仕組みと言われている理由について解説します。

 

なぜFXが勝てない仕組みと言われているのか?

FXが勝てない人の中には、ギャンブルのようにFX会社が胴元でトレーダーが負ける仕組みになっていると思われている方もいます。また、ほかの投資に比べてFXはレバレッジをかけられるため、ハイリスクハイリターンの投資が可能です。ハイリターン・ハイリターン=ギャンブルであり、FXはギャンブルなので勝てない仕組みになっていると考える人もいます。

 

ここでは、はじめにFXが勝てない仕組みといわれる理由について解説します。

 

NDD方式とDD方式について

FXが勝てないといわれる理由のひとつに、FX会社の取引方式が挙げられます。一般的に、FX会社の取引方式は、NDD方式とDD方式にわかれます。

 

NDD方式(No Dealing Desk)は、FX会社が個別の取引を行わず、顧客の注文をインターバンク市場に直接流す取引方式のことです。インターバンク市場は機関投資家や銀行、証券会社など金融のプロだけが参加できる市場を意味します。FX会社は顧客の注文の仲介を行っているため、本来は注文を受けたらインターバンク市場へその注文を流すことが主な仕事になるはずです。

 

一方、DD方式は顧客市場の中でFXトレーダーとFX会社が取引を行う方式のことです。DD方式のFX会社は、顧客の注文を直接インターバンク市場へ流すこともできますが、顧客市場の中に留めておくこともできます。

 

基本的にインターバンク市場へ顧客の注文を流すとき、FX会社は手数料を支払わなければなりません。しかし、FX会社がインターバンク市場へ顧客の注文を流さず、顧客市場に留めておけば、手数料を支払う必要がありません。また、インターバンク市場へ注文を流していない場合、顧客が100pips獲得したらその儲けをFX会社が負担しなければなりませんが、顧客が100pips負けたとき、その顧客の損失分がFX会社の利益になります。インターバンク市場へ注文を流していないということは、本当の取引は行われてないということです。そのため、顧客が負ければ負けるほど、FX会社は儲かるというわけです。このように、FX会社が注文をインターバンク市場へ流さないことを注文を呑むといいます。

 

注文を呑んでFX会社が逆ポジションを持つことはできるのか?

DD方式を採用しているFX会社は、スプレッドが狭いという特徴があります。日本のFX会社はスプレッドが狭い、手数料が安いのが売りですが、それはDD方式を採用しているためです。

 

このDD方式という知識を知ると、勝てないFXトレーダーの中にはこのように勘ぐる人もいます。それは、『DD方式のFX会社は注文を呑んで顧客が負ければ大きな利益になるということは、つまり巨額なお金を使い顧客と反対ポジションを持って損切りさせれば儲かるのではないか?』ということです。理屈上、顧客と反対ポジションを持って損切りさせることはできそうに思えます。しかし、日本のFX会社は金融取引業を行うために金融庁に申請・登録を受けています。また、日本で金融取引業を行うためには、金融商品取引法を守らなければなりません。金融商品取引法では、偽計や相場操縦などを第158条で禁止しています。そのため、FX会社は利益を得るために、顧客と反対ポジションを意図的に持つことはできないのです。つまり、DD方式のFX会社だから負けるようになっているということはいえません。結果的に、FX取引において仕組み上、勝てないようになっているというのは誤りとなります。

 

まとめ

今回は、本当にFXが勝てない仕組みになっているのか、FXが勝てない原因や対策についてご紹介しました。はじめのうちはFXで勝てない方も経験を積むことでいつかは勝てるようになります。勝てるようになるまでは、大きく負けることもあります。また、全然勝率が上がらないなど苦しいときが多いですが、諦めずに挑戦するようにしてください。もし、お金をできるだけ減らしたくないという方は、サインツールを活用して成長を試みるのもひとつに手になるでしょう。

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