Gaps + Imbalances + Wicks (MTF)とは、価格変動の中で重要になりやすい「ギャップ」「インバランス(Fair Value Gap)」「ヒゲ」を一つのチャート上にまとめて可視化できるTradingView用インジケーターです。
相場では、急激な値動きが発生したポイントや、売買が偏った価格帯がその後のサポートやレジスタンスとして意識されることが多く、こうしたゾーンを把握できるかどうかがトレードの精度を大きく左右します。このインジケーターは、複数の要素を個別に確認する手間を省き、価格が反応しやすいゾーンを視覚的に整理できる点が大きな特徴です。
さらにマルチタイムフレームに対応しているため、上位足で形成された重要なゾーンを下位足で確認しながらトレード判断を行うことができます。環境認識からエントリー判断まで一貫して使えるため、裁量トレードを行う多くのトレーダーにとって有効な補助ツールとなります。
Gaps + Imbalances + Wicksをチャートに追加する
インジケーター名の使い方
Gaps + Imbalances + Wicks (MTF)の基本的な使い方は、チャート上に表示されるゾーンを基準に相場の流れを読み解くことです。まずインバランス、いわゆるFair Value Gapは、急騰や急落によって売買が一方向に偏った結果、生じた価格の歪みを示します。
これらのゾーンは、後から価格が戻ってきた際に反応しやすく、押し目買いや戻り売りの候補として活用できます。次にギャップは、前の足と次の足の間に取引が行われなかった価格帯を示し、市場参加者の強い意志が反映されたポイントと考えられます。特に時間足が大きいほど、ギャップは重要な節目として機能しやすくなります。またヒゲは、ローソク足の高値や安値まで一瞬だけ到達したものの定着しなかった価格帯を示し、反転や否定のサインとして使われることが多い要素です。
このインジケーターでは、これら三つの要素がゾーンとして表示されるため、どの価格帯に注目すべきかが一目で分かります。実際のトレードでは、上位足で表示されたゾーンを意識しながら、下位足でプライスアクションを確認し、エントリーや利確、損切りの判断材料として活用するのが基本的な流れになります。
インジケーター名のパラメーター設定

Gaps + Imbalances + Wicks (MTF)は、細かいカスタマイズが可能な点も特徴です。ゾーンの種類ごとに表示・非表示を切り替えられるため、インバランスだけを重点的に見たい場合や、ギャップとヒゲを中心に分析したい場合など、トレードスタイルに合わせた調整が行えます。
またマルチタイムフレーム設定では、どの時間足のゾーンを表示するかを指定でき、必ずしも現在のチャート時間足に限定されません。これにより、例えば4時間足や日足で形成された重要なゾーンを、5分足や15分足のチャート上で確認することができます。ゾーンの表示方法についても、ボックスで視覚的に強調するか、ラインだけでシンプルに表示するかを選択可能です。さらに、ゾーンがどの程度価格に埋められたら表示を終了するかといった条件も設定でき、チャートが過度に複雑になるのを防ぐことができます。加えて、一定期間以上過去のゾーンを表示しないようにすることで、直近の相場分析に集中することも可能です。
これらのパラメーターを適切に調整することで、自分にとって必要な情報だけを抽出し、無駄のないチャート環境を構築できます。Gaps + Imbalances + Wicks (MTF)は、設定次第でシンプルにも高度にも使える柔軟性を持ったインジケーターであり、相場の重要な価格帯を効率よく把握したいトレーダーにとって有力な選択肢となります。




