RCIは、相場が上がり続けているのか、下がり続けているのかを、プラス100からマイナス100の数字で表す指標です。期間の違うRCIを3本並べると、目先の動きと大きな流れを同時に見ることができます。
この記事では、RCIの考え方と、天井圏・底値圏、3本の組み合わせ方を、初めての方にもわかるように順番に解説します。あわせて、3本のRCIで天井と底の反転を知らせる「RCI3本・天井底アラートインジケーター」を紹介します。MT4とMT5の両方に対応しています。こちらのインジケーターは完全に無料で提供しております。
この記事のポイント
- RCIは、日付の順位と価格の順位を比べた数字で、プラス100からマイナス100の間で動きます。
- 一般的には、プラス80より上を天井圏、マイナス80より下を底値圏と見ます。
- 「RCI3本・天井底アラートインジケーター」は、期間9・26・52の3本のRCIをチャートの下の窓に表示します。
- 短期の線が天井圏・底値圏から戻ったところに反転の矢印を出し、3本がそろったところに点、3本の向きがそろったところに背景色を表示します。
- MT4とMT5の両方に対応しています。メールアドレスを登録すると、配布ページから無料でダウンロードできます。
| 名称 | RCI3本・天井底アラートインジケーター(ファイル名:MT4版 MAM_RCI3.ex4/MT5版 MAM_RCI3.ex5) |
|---|---|
| 対応プラットフォーム | MT4(MetaTrader 4)・MT5(MetaTrader 5)のWindows版 |
| 料金 | 完全無料 |
| 表示するもの | 短期・中期・長期の3本のRCIと水準線(下の窓)、反転の矢印(下の窓とローソク足)、3本がそろった点、背景色、今の値と状態の表示 |
| 通知 | ポップアップ・音・メール・プッシュ通知(反転の矢印が出た時、3本が天井圏・底値圏にそろった時。短期が届いた時・背景色が切り替わった時も選べます) |
| 開発者 | Toshi(MoreAndMore Info) |
RCI3本・天井底アラートインジケーターを無料でダウンロードする ▼

RCIとは?
RCIは、ランク・コリレーション・インデックスの略で、日本語では順位相関指数といいます。順位相関とは、2つの順位がどれだけ似ているかを表す数字のことです。RCIでは、日付の順位と価格の順位を比べます。

ドル円の5本のローソク足の例
例えば、ドル円の5本のローソク足で考えます。日付の順位は、新しい順に1位から5位です。価格の順位は、終値の高い順に1位から5位です。
新しいローソク足ほど終値が高い、つまり5本続けて上がっているときは、2つの順位がぴったり同じになります。このとき、RCIはプラス100です。反対に、新しいローソク足ほど終値が安い、つまり5本続けて下がっているときは、順位が正反対になり、マイナス100です。

途中で1か所だけ入れ替わった例
新しい順に、終値が158円50銭、158円40銭、158円20銭、158円30銭、158円10銭だったとします。3本目と4本目だけ、順位が入れ替わっています。この場合のRCIは、プラス90になります。ほとんど上がり続けているけれど、少しだけ乱れがある、という数字です。

天井圏と底値圏
このように、RCIはプラス100からマイナス100の間で動き、上がり続けるほどプラス100に近づき、下がり続けるほどマイナス100に近づきます。
一般的には、プラス80より上を天井圏、マイナス80より下を底値圏と見ます。天井圏は、上がり続けて買われすぎに近い状態、底値圏は、下がり続けて売られすぎに近い状態、と考えられています。

なぜRCIを3本使うのか
期間
RCIは、何本のローソク足で計算するかによって、動き方が変わります。この本数のことを、期間といいます。期間が短いと、小さな値動きにすばやく反応し、期間が長いと、ゆっくり動いて大きな流れを表します。

このインジケーターの3本
このインジケーターでは、初期設定で、短期が9、中期が26、長期が52の3本を使います。短期で目先の動きを、中期と長期で、より大きな流れを見る、という使い方をします。

天井圏・底値圏からの戻り
RCIがプラス80より上にあるうちは、上昇がまだ続いている状態です。そこから、プラス80より下に戻ってきたときに、上昇の勢いが弱まった、という見方をします。底値圏も同じで、マイナス80より下から、上に戻ってきたときに注目します。

MT4とMT5の両方に対応
RCI3本・天井底アラートインジケーターは、MT4版とMT5版の両方を配布しています。表示する内容とパラメーターは、MT4版とMT5版で同じです。

チャートの見方
下の窓の3本の線
チャートの下に、別の窓が表示されます。この窓の中に、3本の線があります。赤い線が短期、黄色い線が中期、青い線が長期のRCIです。上下の灰色の点線は、プラス80とマイナス80、真ん中の点線は0の水準線です。

今の値と状態
窓の左上には、3本の今の値が、短期、中期、長期の順に、それぞれ線と同じ色の文字で表示されます。その下の行には、今の状態が表示されます。
- 3本とも上向き
- 3本とも下向き
- 3本とも天井圏
- 3本とも底値圏
- 向きがそろっていない
上向きとは、1本前のローソク足のときより、RCIの値が上がっていることです。

反転の矢印
短期の線が底値圏から上に戻ったところで、水色の上向き矢印が表示されます。短期の線が天井圏から下に戻ったところでは、オレンジ色の下向き矢印が表示されます。
矢印は、下の窓の線の近くと、上のチャートのローソク足の両方に出ます。チャートでは、上向き矢印はローソク足の下、下向き矢印はローソク足の上に表示されます。

初期設定では、短期だけでなく中期も、直近の5本以内に天井圏や底値圏に届いていたときだけ、矢印を出します。短期の線は動きが速いので、短期だけで判定すると矢印が多くなります。中期も届いていることを条件にして、数を絞っています。

3本がそろった点
3本のRCIが、そろって天井圏に入ったときは、プラス100の位置にオレンジ色の点が出ます。3本そろって底値圏に入ったときは、マイナス100の位置に水色の点が出ます。点が出るのは、そろった最初のローソク足だけです。

チャートの背景色
3本とも上向きのローソク足は、背景が暗い青で塗られます。3本とも下向きのローソク足は、背景が暗い赤で塗られます。向きがそろっていないところは、塗られません。
矢印と背景色、点は、確定したローソク足だけで判定するので、一度出たものが、あとから消えることはありません。

通知の機能
初期設定では、反転の矢印が出たときと、3本が天井圏・底値圏にそろったときに通知が届きます。通知には、通貨ペアと時間足、3本のRCIの値と価格が書かれています。通知の方法は、ポップアップ・音・メール・スマホへのプッシュ通知です。初期設定では、ポップアップと音がオンです。
パラメーターでオンにすると、短期の線が天井圏・底値圏に届いたときや、背景色が切り替わったときにも、通知を受け取れます。
RCI3本・天井底アラートインジケーターの導入方法
MT4の場合
- 下記のダウンロード方法に沿って「RCI3.zip」をダウンロードし、解凍します。
- MT4のメニューから「ファイル」→「データフォルダを開く」を選びます。
- 開いたフォルダの「MQL4」→「Indicators」に、「MAM_RCI3.ex4」を入れます。
- MT4を再起動するか、ナビゲーターの「インディケータ」を右クリックして「更新」を押します。
- ナビゲーターの「インディケータ」から「MAM_RCI3」をチャートにドラッグし、「OK」を押します。
MT5の場合
- 下記のダウンロード方法に沿って「RCI3_MT5.zip」をダウンロードし、解凍します。
- MT5のメニューから「ファイル」→「データフォルダを開く」を選びます。
- 開いたフォルダの「MQL5」→「Indicators」に、「MAM_RCI3.ex5」を入れます。
- MT5を再起動するか、ナビゲーターの中で右クリックして「更新」を押します。
- ナビゲーターから「MAM_RCI3」をチャートにドラッグし、「OK」を押します。
パラメーターの説明
パラメーターは、すべて日本語で表示されます。

| 項目 | 初期設定 | 内容 |
|---|---|---|
| ID | 1 | 同じインジケーターを1つのチャートに複数入れるときは、別の値にします。 |
| 短期・中期・長期の期間 | 9・26・52 | 3本のRCIそれぞれの期間です。 |
| 計算に使う価格 | 終値 | RCIの計算に使う価格です。 |
| 天井圏の水準(+)・底値圏の水準(-) | 80・-80 | 天井圏・底値圏とみなす水準です。 |
| 計算する本数の上限 | 3000 | RCIを計算するローソク足の本数です。 |
| 天井圏・底値圏から戻った時に矢印を出す | true | 反転の矢印を出すかどうかです。 |
| 矢印を出す条件 | 短期と中期が届いた後 | 「短期だけが天井圏・底値圏に届いた後」「短期と中期が届いた後」「3本すべてが届いた後」の3つから選べます。3本すべてにすると、矢印はさらに少なくなります。 |
| 届いたかを確かめる本数(直近) | 5 | 直近の何本以内に天井圏・底値圏に届いていたかを確かめる本数です。 |
| メインチャートにも矢印を表示 | true | falseにすると、矢印は下の窓だけに出ます。 |
| メインチャートの矢印・背景色を出す範囲(直近の本数) | 1000 | ローソク足に矢印と背景色を出す範囲です。 |

| 項目 | 初期設定 | 内容 |
|---|---|---|
| 上位足のRCIの向きで矢印を絞る | false | trueにすると、上位足のRCIの向きと同じ向きの矢印だけが出ます。上位足の向きは、確定した上位足の値で判定します。 |
| 上位足・上位足のRCIの期間 | 4時間足・9 | 上位足は5分足から週足までの中から選べます。 |
| メインチャートの背景色の条件 | 3本とも上向き・下向き | 「表示しない」「3本とも上向き・下向き」「3本とも0より上・下」「3本とも天井圏・底値圏」から選べます。天井圏・底値圏を選んだときは、天井圏にそろうと暗い赤、底値圏にそろうと暗い青になります。 |
| 上方向の背景色・下方向の背景色 | 暗い青・暗い赤 | 背景を塗る色です。 |

| 項目 | 初期設定 | 内容 |
|---|---|---|
| 短期・中期・長期の色 | Red・Gold・DodgerBlue | 3本の線の色です。 |
| 線の太さ・水準線の色 | 1・DimGray | 線の太さと、プラス80・0・マイナス80の点線の色です。 |
| 3本がそろった所に点を表示 | true | 点を出さないこともできます。 |
| 買いの矢印の色・売りの矢印の色・矢印の大きさ | DeepSkyBlue・OrangeRed・2 | 反転の矢印の色と大きさです。 |
| 今の値と状態を表示・状態表示の文字サイズ | true・9 | 窓の左上の表示です。 |

| 項目 | 初期設定 | 内容 |
|---|---|---|
| 反転の矢印を通知 | true | 反転の矢印が出たときにお知らせします。 |
| 短期が天井圏・底値圏に届いた時に通知 | false | trueにすると、短期の線が届いたときにもお知らせします。 |
| 3本が天井圏・底値圏にそろった時に通知 | true | 3本がそろったときにお知らせします。 |
| 背景色が切り替わった時に通知 | false | trueにすると、背景色が切り替わったときにもお知らせします。 |
| ポップアップ・音 | true・true | いらないときはfalseにします。音ファイルは、初期設定で alert.wav です。 |
| メール・プッシュ通知 | false・false | 使うときはtrueにします。MT4・MT5側の設定が必要です。 |
使うときの注意点
- RCIが天井圏や底値圏にあっても、すぐに反転するとは限りません。強い流れが出ているときは、天井圏や底値圏に長くとどまることがあります。
- 反転の矢印が出た後も、元の方向に動き続けることがあります。
- 左上の今の値と状態は、今動いているローソク足のものなので、確定するまでの間に変わることがあります。
RCI3本・天井底アラートインジケーターに関するよくある質問
Q. 本当に無料ですか?
はい、完全に無料です。メールアドレスをご登録いただくと、無料インジケーター配布ページからダウンロードできます。
Q. MT5でも使えますか?
はい。MT4版とMT5版の両方を配布しています。どちらもWindows版のMT4・MT5で使えます。スマホ版・タブレット版では使えません。
Q. 一度出た矢印が、あとから消えることはありますか?
ありません。矢印と背景色、点は、確定したローソク足だけで判定するので、一度出たものが消えることはありません。ただし、左上の今の値と状態は、今動いているローソク足のものなので、確定するまでの間に変わることがあります。
Q. 矢印が多すぎる、または少なすぎるときはどうすればいいですか?
パラメーターの「矢印を出す条件」を変えます。初期設定は「短期と中期が届いた後」です。「3本すべてが届いた後」にすると矢印は少なくなり、「短期だけが天井圏・底値圏に届いた後」にすると多くなります。上位足フィルターをオンにして、上位足のRCIの向きと同じ向きの矢印だけを出すこともできます。
Q. 通知を止めたいときはどうすればいいですか?
初期設定では、反転の矢印が出たときと、3本が天井圏・底値圏にそろったときに、ポップアップと音でお知らせします。いらないときは、パラメーターの「ポップアップで通知」と「音を鳴らす」をfalseにしてください。
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まとめ
今回は、RCI(順位相関指数)の考え方と、天井圏・底値圏、3本の組み合わせ方、そして3本のRCIで天井と底の反転を知らせる無料の「RCI3本・天井底アラートインジケーター」を紹介しました。
RCIは、日付の順位と価格の順位を比べた数字で、プラス100からマイナス100の間で動きます。RCI3本・天井底アラートインジケーターを使えば、短期・中期・長期の3本のRCIが下の窓に表示され、短期の線が天井圏・底値圏から戻ったところに反転の矢印が出ます。3本がそろったところの点や、3本の向きがそろったところの背景色も表示されます。
RCIの動きと天井圏・底値圏をチャートで確かめながら学びたい方は、ぜひ活用してみてください。
※本インジケーターは売買の判断を補助するツールです。投資は自己責任で行ってください。利益を保証するものではありません。




