どれだけ予防線を張ってもフリーランスになったら1回以上必ず失敗します。失敗せずに死ぬまでフリーランスとしてうまくやっていける人は、オリンピックで金メダルを取る以上に難しいことです。
フリーランスになるからには、必ず失敗することを覚悟してください!今回は、僕がフリーランスになって遭遇した失敗と解決策をご紹介していきます。
<この記事わかること>
・フリーランスにありがちな失敗例
・フリーランスの失敗から学んだ解決策
フリーランスになるために準備を整えよう!とか思ってない?
「しっかりと準備してからフリーランスになろう!」と思ってめちゃくちゃ準備をしまくる人もいますが、恐らくどれだけ準備しても結果は同じです。予期せぬトラブルが起きるものですし、起こりうるすべてのトラブルに対して準備を備えることはできません。ですから、準備をしたからといって絶対失敗しないということはありません。
そして、正直フリーランスになるための準備はありません。フリーランスと名乗ればその時短であなたはフリーランスです。準備をするぐらいなら仕事を早く取って報酬を得たほうがましですよね。
失敗をビビってる?その時点でフリーランスは向いていない
フリーランスは「自分のペースで仕事ができる」、「上司がいない」など真っ先に魅力が先行しがちです。しかし、その魅力が得られるのは、大きなリスクを背負って働いているからだと僕は思います。
フリーランスは会社員ではありませんので、給料が保証されません。厚生年金にも加入できません。国民健康保険なので費用が高いです。仕事がなくなることもあります。怪我をして働けなくなり家族を養えなくなる可能性があります。
そうです。ざっと思いつくだけでもこれだけのリスクを背負って働いているのです。フリーランスは自由で魅力的な働き方ではありますが、その分背負っているリスクもたくさんあります。ですので、失敗を怖がっている人にフリーランスが勤まるとは思えませんし、僕はリスクを取らないとお金は儲からないと考えているので、失敗を怖がっている人はフリーランスに向いていない、まだフリーランスになる覚悟が足りていないと感じます。
ちなみに、下記のページではフリーランスにありがちな不安をご紹介しています。この記事ではフリーランスがリスクを取ることがどれだけ重要なのかも書いていますので、ぜひチェックしてください。
失敗したら解決するだけじゃん!フリーランスにありがちな失敗例と解決策
ここからは、僕が実際に体験した失敗をご紹介していきます。先程は格好良く「準備なんて必要ない!」と豪語していましたが、今思えば多少準備していたほうがスムーズにフリーランスとしての道を歩めたのではないかなと反省しています。でも、準備は最小限でいいと今も考えています。
仕事が一生続くと思って気づいたらどん底
元々、SEO業者などから記事の発注を請け負って仕事をしていました。毎月、定期的に発注があったので会社員のようにこの状態が一生続くと勘違いしたのです。しかし、ある日突然先方から「発注は以上です。」と言われました。「は?」という感じでしたね。
一生続くと思っていたので、もちろん貯金もありません。来月から支払いができないという状態になりました。どん底ですね。
どん底からどう解決したか?
フリーランス向けのエージェントを利用して仕事を取りまくりました。常駐ではなく在宅でできる仕事ばかりを取ったと思います。在宅のほうが効率的に稼げるからですね。よかったらおすすめのフリーランス案件紹介サイトをピックアップしていますので、興味のある方は下記の記事をチェックしてみてください。
・フリーランス案件紹介サイトは3つだけ登録しておけばいいです!
また、仕事が定期的に入ってくるように窓口を広げました。例えば、ココナラ に登録したり、ブログを立ち上げたりしましたね。ココナラの実際のページは下記です。
しかし、僕は思うように利益を上げることはできませんでした。フリーランス案件紹介サイトに頼ってどん底から脱しましたね。
確定申告で所得税を払えなかった
友人からフリーランスになるなら開業届を出したほうがいいということは聞いていたので、フリーランスになったときに開業届は出しました。そして、フリーランスの活動を続けているとある日税務署から「3月15日までに確定申告をしてね」というお手紙が来ました。そのお手紙は結構前もって来るので、「来年の話じゃねぇかよ。」と流していました。
そして、確定申告の受付ができる2月16日ごろにはじめて確定申告というものをやってみました。白色申告だったので収支報告書と確定申告書Bをパソコンで打ち込み書類を準備しました。そして、完了ボタンを押したとき、「所得税は〇〇〇〇円です。振込用紙で支払ってください。」と言われました。「所得税?こんな高い金額払えないよ」となったわけです。
借金して払った
借金しか方法がありませんでした。ある程度大人ですから「ママ、お金貸してよ〜」なんて言えるわけもありませんし(笑)
しかし、借金と聞くと聞こえは悪いですが、日本はセーフティネットがしっかりしているので、結構安心なのです。例えば、日本政策金融公庫ではフリーランス向けの融資も行っています。金利が安いので、傷は浅いのではないかと思います。また、個人事業主向けに貸付を行っているMRF などもあるので、切り抜ける道はいくつもありますよ。
スケジュールを空けて案件が来るのを待ってしまった
突然電話がかかってきて「7月の頭から案件が始まるのでもし良かったら参加してもらえませんか?」と言われたので、もちろんと返事をしました。そのとき、抱えている案件もなかったので、嬉しい話でした。そして、7月の頭になるまで1週間しかなかったため、新しい案件を取らずに7月の頭まで待つことに決めました。
そして、7月1日を迎えました。連絡がありませんでした。7月の頭と聞いていたので、1週目まで待つことにしました。しかし、7月の2週目を迎えても連絡がありませんでした。気になった僕は先方に連絡をすると、「その案件なくなりました」の一言でした。6月の下旬から7月の2週目まで全く仕事をしていなかったので、大赤字になってしまったのです。
案件依頼が来たら詳細を詳しく聞く
会社員の人は驚かれるかもしれませんが、フリーランスになるとこのようなドタキャンはめちゃくちゃあります。これはフリーランスの宿命ですね。しかも、仕事を発注してくれる人が会社員だったりすると、フリーランスの気持ちはまったくわかっていないので、案件がなくなったことへの連絡もしない人が多いです。
解決策はただ一つ!案件の詳細を詳しくお伺いすることです。7月の頭と言われたら、「具体的な日付はお決まりですか?」と聞くようにします。また、発注日が曖昧な場合、発注してもらえる可能性はどの程度あるのか伺います。一見、うざいですが、本当にこれくらい聞いておかないと損します。そして、発注日が曖昧な場合はスケジュールを空けずに次の仕事を探すことです。
失敗するかもしれない….まだそう思っている方へ
保険に入りませんか?日本にはフリーランス向けの保険が2つあります。下記のページで詳しく紹介していますので、どうしても不安だという方はチェックするようにしてください。